LPのCVRが向上するCTAボタンとは|デザイン要素もあわせて紹介

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2024/03/09

LPのCVR向上を目指している方のなかには、具体的な方法を知りたい方が多いのではないでしょうか。
CVRの向上を目指すためには、さまざまな要素を理解しないといけません。

本記事では、CVRが向上するCTAボタンのポイントと、デザイン要素について解説します。
CVRに関して理解を深めて、自サイトの売上アップを目指しましょう。

LPのCTAボタンとは

LPのCTAボタンとは、LPに訪れたユーザーに対して「会員登録」や「資料請求」など特定のアクションを促すボタンです。
また、CVボタン(コンバージョンボタン)とも呼ばれます。

参照:ギャプライズ広告運用

CTAボタンが使用される例として以下のものがあります。

  • 商品の購入
  • 資料請求(資料ダウンロード)
  • ユーザー登録
  • メルマガ登録
  • セミナー予約・申し込み
  • 電話

上記の行動をCTAボタンを使って行動喚起させます。

LPの基本構成

LPの基本構成は大きく分けて以下の3つです。

  • ファーストビュー
  • ボディ
  • クロージング

LPはユーザーが検索エンジンやWeb広告などを経由して最初に訪れるWebページであり、お問い合わせ・資料請求・申し込みといったコンバージョンを目的に制作されます。

ファーストビュー

参照:ABテストサイト

LPのファーストビューは、ユーザが最初に目にする部分であり、続きを読むかどうかは数秒で判断されます。
なお、ファーストビューでの離脱率は、平均で60%以上といわれています。

そのため、ユーザーが知りたい情報を過不足なく盛り込むことが大切です。
また「信頼」や「安心」を伝えて、ユーザーの心をつかむ必要があります。

ファーストビューの写真やキャッチコピーは、ユーザー心理に寄り添ったものを選びましょう。

ボディ

参照:ABテストサイト

LPのボディは、商品やサービスに関する詳細情報を伝える役割があります。
また、ファーストビューで伝えた内容の裏付けや信頼を得るための内容を盛り込みます

たとえば、ユーザーの信頼を得るために、商品やサービスを利用した人の声を掲載すると効果的です。
さらに、実績や事例を盛り込むことでユーザーは安心します。

クロージング

参照:ABテストサイト

LPのクロージングでは、ユーザーの不安や疑問を解消し「商品の購入」「資料請求」などのアクションを促します

サイトの中で提供した情報や利点をまとめ、商品やサービスなどの価値を再度強調し、ユーザーにクロージングをかけていきます。
また、ユーザーに商品やサービスの「特典」「保証」も伝えましょう。

たとえば以下のようなクロージングがあります。

  • 今だけ30%割引
  • 期間限定セール中

多くのユーザは、今行動しないと損すると考えると、購買行動しやすくなります。

LPのCVRが向上するCTAボタン4つのポイント

 

本章では、LPのCVRが向上するCTAボタンについて紹介します。
CVRが向上するCTAボタンは以下の4つです。

  • CTAボタンは1種類にする
  • CTAボタンの配置はこだわる
  • 視覚的な効果を狙う
  • CTAボタンのABテストを行う

それぞれ詳しく解説します。

1:CTAボタンは1種類にする

LPのCTAボタンは、ファーストビューに1種類だけ配置するようにしましょう。

CTAボタンをいくつも設置すると、ユーザーは選ぶことが苦痛になり、離脱率が上がります。
また、ユーザーのクリックの間違いも起こりやすいです。

商品やサービスの売り方によっては、複数のCTAボタンの設置も考えられます。
その場合は、他のCTAボタンのデザインを工夫して、控えめに設置しましょう。

2:CTAボタンの配置にこだわる

LPのCTAボタンは、配置にこだわることでCVRの向上が期待できます。
ユーザーには、CTAボタンを探す手間が省けるように、自然な位置に配置しましょう。

一般的にCTAボタンの配置は以下の3箇所が考えられます。

  • ファーストビュー
  • コンテンツ内
  • コンテンツ末尾

ユーザーの目に留まりやすい箇所はもちろん、スクロールを止めて読む箇所にCTAボタンを配置するのも効果的です。
また、ヒートマップツールを使うと、ユーザーの行動や反応を確認することができます。

3:視覚的な効果を狙う

CVRが向上するCTAボタンを作成するには、視覚的な効果を狙うのもおすすめです。

たとえば、CTAボタンの色は赤色や暖色系が良いとされています。
なお、人気なのは赤色、オレンジ色、緑色などがあります。

しかし、サイトやブランドのイメージカラーとの調和も必要です。
そのため、メインカラーとの組み合わせも考えて、CTAボタンを目立たせるようにしましょう。

4:CTAボタンのABテストを行う

LPのCVR向上のためには、ABテストも行いましょう。

ポイントは、手当たり次第ABテストするのではなく、前段階で明確な目標設定をすることが大切です。
ABテストでは、複数の要素を同時進行せずに、1つの要素だけを変更して検証しましょう。

ABテストの実施方法は以下の4ステップです。

  • 仮説を立てる
  • ABテストを実行する
  • テスト結果の検証をし、効果が高かったパターンを採用する
  • 検証結果をもとに、施策を横展開する

上記のポイントを意識して、ABテストを行いCVRを向上させましょう。

LPのCTAボタンデザインの要素4つ

本章では、LPのCTAボタンデザインについて紹介します。
CTAボタンのデザイン要素は以下の4つです。

  • サイズ
  • 配色
  • 動き
  • マイクロコピー

デザインを考える際の基礎的な部分なので、1つずつ確認していきましょう。
それぞれ詳しく解説します。

1:サイズ

CTAボタンのサイズはバランスを考えて、スマホ・PCの両画面で適切に表示されるか確認しましょう。

特にスマホの画面が小さいため、CTAボタンのサイズ調整には注意が必要です。
スマホのCTAボタンのサイズは以下の大きさが一般的です。

  • メインボタン:44px〜47px
  • サブボタン:34px〜38px

Appleの「Human Interface Guidelines」では、すべてのコントロールで、タップ可能な最小領域を44pt x 44ptに維持するよう推奨しています。

参照:Human Interface Guidelines|Apple

2:配色

LPのCTAボタンは、使う色によって大きく印象が変化します。
ユーザーに与えたい印象や会社のイメージにあった色を選ぶことが大切です。

色には心理的な影響があり、赤色やオレンジ色には、「明るさ」「元気」「強さ」といったイメージがあります。
たとえば、飲食サイトでは食欲を刺激する赤色や黄色にCTAボタンがよく使われています。

LPのCTAボタンは、背景色と同化しないように色のバランスを考えて設置しましょう。

3:動き

LPのCTAボタンのデザイン要素で、CTAボタンに動きをつけるのもおすすめの1つです。
たとえば、CTAボタンを上下に動かしたり、色に変化をつけることで自然と目立つボタンにできます。

CTAボタンに動きをつける注意点としては、邪魔にならないことが大切です。
ボタンの動きが激しいと、ページを読む際に邪魔になり、ユーザーが離脱する可能性が高くなります。

派手な動きにならないように注意しながら、CTAボタンに動きをつけてみましょう。

4:マイクロコピー

マイクロコピーは、CTAボタン付近に配置される短いテキストで、クリックを後押しする目的で使用されます。

たとえば、生命保険会社の保険料見積もりページのCTAボタンには「無料で10秒で見積もり」というマイクロコピーを設置しています。
マイクロコピーがあることで、見積もりコストが不要で、短時間で終わることが伝わります。

詳細に説明しすぎてもユーザーの利便性を損なうため、マイクロコピーはシンプルな文言がおすすめです。

CTAボタンのデザインを見つけられる参考サイト

CTAボタンのデザインを見つけられる参考サイトは以下の3つです。

  • Parts.
  • Web Design Garden
  • バナー広場

上記のデザインサイトを参考にして、CTAボタンのCVR向上を目指しましょう。

Parts.

Parts.は、ヘッダーやメインビジュアル、CTAなどのパーツごとの部分的なデザインを集めたサイトです。
カテゴリーは以下のものが挙げられます。

  • ヘッダー
  • メインビジュアル
  • CTA
  • フッター

CTAボタンのデザインを参考にしたい方は、トップページのサイドバーにある「CTA」をクリックするとデザインが見れます。
また、CTAボタンが1〜4つ以上のカテゴリーを用意しているのが特長です。

Web Design Garden

Web Design Gardenは、毎日更新しているWebデザイン参考ギャラリーサイトです。
カテゴリーは以下の5つです。

  • サイト種別から探す
  • 業種・業界から探す
  • 機能・要素から探す
  • 印象・レイアウトから探す
  • 色から探す

LPのデザインを参考にしたい方は、トップページのヘッダーのカテゴリーにある「サイト種別から探す」をクリックするとさまざまなサイトが見れます。
また、CTAボタンを参考にしたい方は、ヘッダーのカテゴリーにある「機能・要素から探す」をクリックし、次に「美しいCTA」をクリックするとさまざまなサイトが閲覧可能です。

バナー広場

バナー広場は、1万5,000点以上のバナーを掲載しているギャラリーサイトです。(2024年2月時点)
以下の6つのカテゴリーが用意されています。

  • サイズ
  • カラー
  • 業種
  • デザイン
  • タイプ
  • 要素

CTAボタンのバナーを参考にしたい方は、トップページのヘッダーの検索窓に「CTAボタン」と入力するとさまざまなバナーが出てきます。

まとめ:CTAボタンを改善してLPのCVRを向上させよう

ここまでLPのCVR向上に関して詳しく解説しました。
CTAボタンのCVRを向上させるためには、具体的な方法を把握したうえで適切なツールを使うことが大切です。CTAボタンを改善して、LPのCVRを向上させましょう。

Webサイトの運用で改善したい課題がある、集客効果を最大化したい企業様は、ギャプライズにご相談くださいませ!分析・施策立案からABテスト、最適化、実装までを一気通貫で支援いたします。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

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今本 たかひろ/MarTechLab編集長(仮)

料理人→旅人→店舗ビジネスオーナー→BPO企業にてBtoBマーケティング支援チームのPLを4年半経験し、2023年2月よりギャプライズへジョイン。フグを捌くのもBtoBマーケティングを整えるのも根本は同じだという思考回路のため、根っこは料理人のままです。家では猫2匹の下僕。虎党でビール党。

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