EFOツールおすすめ11選|比較ポイントや導入法、特徴など徹底解説

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EFOツールを導入して、入力フォームの最適化を行いコンバージョン率を向上させたいとお考えの方は多いのではないでしょうか。
そのためには、EFOツールの機能を理解し、自社に最適なツールを選定し導入することが重要です。

本記事では、EFOツールの機能やメリット、比較ポイントなど、機能別の4タイプに分類してわかりやすく解説します。
ぜひ記事を参考にして、自社課題に合ったEFOツールで最適化を目指しましょう。

EFOツールとは

EFO(Entry Form Optimization)とは、Webサイトやランディングページにある「お問い合わせ」や「資料請求」などの入力フォームを最適化するツールです。
入力フォームを最適化することで、煩雑な過程を簡素化し、ユーザーの入力完成率を高め、離脱を防げます。

たとえば、入力フォームの外観、フィールドの種別や配置、ラベルのわかりやすさ、必要項目のマーキングなど、ユーザーが入力を完了しやすくするための入力支援機能を備えています。
また、分析機能により、ユーザーが入力フォームから離脱する原因を特定でき、入力フォームの改善が可能です。

EFOツールの必要性

EFOツールは、Webサイトにおけるコンバージョン率の低下を低減できるため、必要な施策の1つです。
コンバージョン率が低下する原因の中には、登録や申し込みの入力途中におけるユーザーの離脱が挙げられます。

  • 入力フォームが見づらく使いにくい
  • エラーメッセージが表示されても何を記入すべきか不明瞭
  • 入力が煩わしく面倒

EFOツールを利用すればこのような課題が解決できます。
コンバージョン率の向上を実現するためにも、比較的簡単に導入できるEFOツールの利用がおすすめです。

ただし、入力フォーム最適化は、ABテストツールをはじめ、MAツールやEFOツールなどでも対応できます

EFOツールの機能

EFOツールは、ユーザーが入力作業を容易に進め、入力を完了できるように以下のように多彩な機能を備えています。

入力支援ガイド 入力例やヒントを提供し、ユーザーを支援します
自動住所入力 郵便番号を入力するだけで、住所が自動的に入力されます
即時通知 入力ミスがある場合にすぐお知らせする
自動変換機能 ひらがな・カタカナ・半角・全角を自動で変換します
送信制御 入力不足や誤りがある場合に送信ボタンを押せないようにします
アカウント連携機能 Google、Yahoo!JAPAN、Facebookなどのアカウントを利用して、新規登録なしにサービスの利用を可能にします
進行状況バー 入力が完了するまでの進捗を表示し、ユーザーにガイダンスを提供します
離脱警告機能 フォーム入力途中でページを離れようとすると警告メッセージを表示します
分析ツール 離脱が多い箇所を特定し改善のための分析データを提供します

EFOツールは、上記のようなさまざまな機能が搭載されているため、入力フォームの完成率向上はもちろん、コンバージョン率改善にもつながるでしょう。

EFOツール導入のメリット

EFOツールを導入するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
主なメリットは以下の3つです。

  • 入力支援機能による離脱率の低減
  • 検証分析の精度向上
  • フォームのシンプル化

それぞれ解説します。

入力支援機能による離脱率の低減

EFOツールの導入メリットで最たる点は、離脱率の低減です。
一般的に、入力フォームの離脱率は約70%にものぼるといわれています。

入力フォームは問い合わせや商品購入など、企業の売上や利益率にも直結する重要な項目です。
そのため、約70%も顧客の取りこぼしがあるのは、重大な課題といえるでしょう。

EFOツールを導入すれば、さまざまな入力支援で離脱率を低減させ、確実なコンバージョンを実現可能です

検証分析の精度向上

2つめのメリットは、検証や分析の精度を向上できる点です。

サイトの離脱率を減らすには、離脱の要因を把握し対策を講じることが重要です。
EFOツールの分析機能を利用すれば、さまざまな角度から離脱の原因を解析できます。

たとえば、EFOツールは訪問者の滞在時間やページ間の移動、平均入力時間、離脱率などを分析できる点や、PCやスマートフォンなどの使用デバイスに基づいた分析レポートを抽出しなどが可能です。
ほかにも、入力中のエラー頻出箇所や原因を明確にできるため、PCDAサイクルを回す際にもデータを活用できるでしょう。

専門知識やノウハウがない企業でも、入力フォームに関する問題を効果的に解決できます

フォームのシンプル化

最後のメリットは、フォーム自体を自社に合わせてシンプル化できる点です。
入力フォームは、Webサイトによって必要情報が異なることが多いため、自社で開発設置を行う場合、一定の稼働と労力が必要です。

特に、入力支援機能や分析機能を追加する場合、高度な専門知識を必要とし、社内での実装は多くの時間と労力を消費します。
一方で、EFOツールによる入力支援機能や分析機能は、タグやプラグインを使うだけで簡単に設置・管理が可能です。

EFOツールの利用により、入力フォームの最適化でシンプルな運用が可能になります。

EFOツール4つの特徴とタイプ

EFOツールは主に以下の4つの特徴をもとに分類可能です。

  • 導入の容易性
  • 補助機能の充実度
  • チャットの対応
  • スマートフォンの対応

それぞれ紹介します。

導入が容易にできるタイプ

EFOツールには、タグの挿入やプラグイン形式による導入が容易なタイプがあります。

社内で入力フォームを一から設計・改修する場合に比べて、かかる労力や時間を大きく削減することが可能です
また、タグの貼り付け後の動作環境確認や導入における問合せ対応などのサポートを提供しているEFOサービスもあります。

クラウド上で展開しているサービス(ASP)なら、初期投資や継続的な費用も低く抑えられることも魅力の1つでしょう。

補助機能が充実しているタイプ

補助機能が充実しているタイプは、多様な入力支援機能を備えているタイプです。
入力支援機能が充実しているEFOツールは、特許取得している機能やオプションの企業情報、データベースと連携する機能など、他のツールにはない機能の提供が特徴です。

また、ソーシャルメディアのアカウントと連携する機能を提供しているツールもあります。
ただし、機能が多ければ良い訳ではありません。

使い方が分からずに形骸化してしまっては意味がないため、自社にあった機能があるツールの選択がポイントです

チャット対応タイプ

チャットボットと対話しながら情報を入力するチャットスタイルのフォームを作成できるタイプです。
チャットボットはAI搭載タイプと事前にシナリオを登録するタイプの2種類があります

AI搭載タイプは、自ら学習しノウハウを蓄積するため、多様な質問にも柔軟な対応ができます。
ただし、運用開始までに検証やテストなどの時間と労力がかかることが注意点です。

また、事前にシナリオを登録するタイプは、導入は比較的簡単にできますが、定型外の問合せには対応できない点がデメリットです。

スマートフォン対応タイプ

最近ではスマートフォン向けに最適化されたWebサイトが増加しています。
ソコンとスマートフォンでは、入力フォームの表示や操作性、ユーザビリティに差があるため、スマートフォンに対応したEFOツールを選択することも重要です

スマートフォン対応のEFOツールは、スマートフォン特有の入力ミス防止や離脱を低減させる機能を備えています。
例えば、キーボード自動変換機能や、1カラムのフォーム表示やタップしやすい大きさの画面表示機能などです。

EFOツールの比較ポイント

EFOツールの比較ポイントについては以下の4つが挙げられます。

  • 分析が詳細にできるか
  • ABテストの対応範囲
  • カートシステムとの連携
  • 費用対効果

それぞれ解説していきます。

分析が詳細にできるか

EFOツールによる分析機能が詳細であるほど、Webサイトやサービスに訪れたユーザがなぜ離脱するのか、原因を具体的に把握できます。
そのため、導入するツールがどれほど詳細なデータを抽出できるかを考慮しておきましょう

たとえば、特定の入力フィールドでユーザが時間をかけすぎている、あるいは離脱率が高くなるなど、ユーザの行動パターンを細かく追跡することで、問題点を的確に特定可能です。

原因が特定できれば、解決策や改善策を具体的に導き出せるため、業務の効率化にもつながるでしょう。
さらに、デバイスやユーザーの属性に応じた分析が可能であれば、デバイスごとに具体的な課題も分析できます。

ABテストの対応範囲

2つめの比較ポイントは、ABテストの対応範囲の違いです。
単純に2パターン以上のフォームをテストできるだけなのか、年齢や性別、地域など詳細なセグメント別に分けてテストを実行できるのかなど、ABテストを実行できる範囲はさまざまです。

ABテストの対応範囲が広ければ、離脱率の原因分析や改善策の精度が向上します
測定結果は、入力フォームの改善に大きな影響を与えるため、選定するツールのABテストの対応範囲を確認するようにしましょう。

カートシステムとの連携

カートシステムとの連携機能は、オンラインショッピングサイトやEコマースプラットフォームの購入プロセスをスムーズにします。
自社が展開しているサービス内容によっては、カートシステム連携が必須になるケースも考えられるでしょう

入力フォーム支援機能や離脱防止機能により、利用しているカートシステムの住所入力や支払い情報入力などの入力フォームの最適化ができます。

費用対効果

EFOツールの導入には初期投資が必要です。さらに、維持管理に必要な費用も発生します。
費用対効果を考える際には、初期投資と維持費用を、ツールによってもたらされる利益と比較して評価する必要があります。

たとえば、EFOツールの導入により、コンバージョン率や売上が投資した費用に対して、どれだけの効果をもたらしているかを分析することが重要です。
EFOツールは、それぞれの特徴、機能、価格が異なります。

費用対効果の高さを評価する際には、競合他社のツールと比較して、自社のニーズにもっとも適した機能を提供しているか、費用対効果が優れているかの検討が重要です

導入が簡単なおすすめEFOツール

本章では、導入が簡単な3つのEFOツールを紹介します。

  • Gyro-n EFO
  • エフトラEFO
  • GORILLA EFO

それぞれ解説します。

Gyro-n EFO

Gyro-n EFOは、国内の6000フォームを改善した実績のあるEFOツールの1つです。
導入は非常に簡単で、既存のフォームを変更することなく、設定タグを追加するだけで使用開始できます。

20個の入力支援機能、充実したログ分析機能、SFS機能も特徴といえるでしょう。
SFS機能は、Yahoo!JAPAN IDに紐付けられた名前、カナ、メールアドレスなどプロフィール情報を自動入力する機能です。

また、マーケティング自動化(MA)ツールと併用可能で、SATORI、Pardot、Marketo、HubSpotなど、多数のツールへの導入実績があります。
SPAフォームにも対応しており、動的なページ遷移を伴う入力フォームでも、EFOを効果的に活用できる点も魅力の1つです。

料金:初期費用0円 月額15,000円~

エフトラEFO

エフトラEFOは、フォーム導入数10,218件の実績があり、最短わずか15分で導入完了できる点が魅力です。
タグは、実運用とテスト用の二種類を提供しているため、目的によって使い分けができます。

プレビュー機能では、直観的な操作で、リアルタイムに設定の効果が確認可能です。
また、設定項目のマーキング機能により、設定作業も簡単にできます。

さらに、入力フォームを期間、入力内容、使用ブラウザごとに分析ができるので、エラー発生や入力中断した箇所を特定することが可能です。

料金:初期費用33,000円~ 月額55,000円~

GORILLA EFO

GORILLA EFOは、発行されたタグを1つ貼り付けるだけで簡単に導入ができ、平均10営業日で利用開始が可能です。

主な機能は、郵便番号の入力のみで住所が自動補完できる機能や、メールアドレスの入力時のドメイン候補の提示、氏名入力におけるフリガナの自動入力機能など。
離脱防止機能は、入力完了までの残り項目数の表示機能などがあります。

また、ABテストレポートとABテスト項目別レポートの2種類の分析レポートが抽出できるので、より最適な機能の選定が可能です。
デバイスやブラウザごとの訪問数、直帰率、離脱率、完了率、完了までの時間を分析することもできます。

料金:初期費用30,000円 月額9,800円(5フォームまで)

入力補助が充実しているおすすめEFOツール

本章では入力補助が充実している4つのEFOツールを紹介します。

  • Form Assist
  • EFO CUBE
  • formy
  • SiTest

それぞれ説明します。

Form Assist

Form Assistは、日本で初めて市場に登場したEFOツールで5,000を超えるフォーム導入事例があります。

入力支援機能の特徴の1つは、特許を取得したオートコンプリート機能です。
標準機能で対応しきれない特別なニーズにはカスタマイズによる解決策を40種類以上の入力支援の機能から、サポートチームが提案してくれます。

さらに、専門のWeb解析士資格者による分析支援も可能です。
カスタマイズ可能な設定やABテスト機能を通じて、コンバージョン率の向上を図るための機能も提供しています。

導入は最短で5営業日から可能で、タグ設定を除くすべてのプロセスを、専任スタッフが対応してくれるので安心です。

料金:問い合わせが必要

EFO CUBE

EFO CUBEは、初期項目自動フォーカス、入力値自動変換、リアルタイムアラートなど、合計で26種類の入力支援機能が特徴です。
過去の成果と顧客からのフィードバックに基づいて搭載すべき機能を提案してくれます。

オプションの企業情報自動入力機能は、豊富な企業データを基に、企業データのマッチングや表記の不一致を解消する機能です。
また、ユーザーが離脱するポイントの特定、各入力項目でのエラー頻度や書式や桁数などのエラー種類の分析ができ、自動でレポートを生成します。

さらに、Yahoo!JAPAN IDやFacebookといった外部アカウントとの統合機能を使えば、自動的にユーザー情報をフォームへ反映が可能です。

料金:初期費用0円 月額50,000円(5フォーム)

formy

formyは、必要項目の未入力数を示すポップアップ機能、郵便番号の入力だけで自動的に住所を入力する住所サポート機能、電話番号入力時のハイフン自動除去機能などの入力支援機能を備えています。
また、必要項目が未完成の場合には警告ボタンが、全ての入力が済んだ場合には確認ボタンが表示されます。

利用者がよく入力する言葉をデフォルトで表示する機能を使えば、特定の業種における典型的な入力要求にも対応可能です。

料金:初期費用 要問合せが必要 月額6,600円

SiTest

SiTestは、企業データベースの情報を、お問い合わせフォームや資料請求フォームに自動的に入力するBFO(ビジネス向けフォーム最適化)機能が特徴です。

たとえば、会社名の一部を入力すると、BFOの約570万件の企業データベースを用いて、対応する企業のリストを表示します。
選択された企業の住所や電話番号などの情報がデータベースで参照され、対応するフィールドに自動入力されます。

ただし、BFO機能の利用には、追加料金がかかるので、事前に金額を確認するとよいでしょう。

また、入力フォーム内に事前にサンプルテキストや一般的なデフォルト値を表示する初期値表示機能、入力できない特定の文字を指定する禁止文字設定機能、郵便番号を基に住所の一部を自動で補完する住所入力補助機能、リアルタイムエラー通知機能などの入力支援機能を備えています。

料金:問い合わせが必要

チャット対応しているおすすめEFOツール

本章では、チャットに対応している3つのEFOツールを紹介します。

  • BOTCHAN EFO Premium
  • sinclo
  • GENIEE CHAT

それぞれ解説します。

BOTCHAN EFO Premium

BOTCHAN EFO Premiumは、チャットベースのユーザーインターフェースを採用しており、ユーザーとの一対一形式のやり取りが可能です。
従来の長い入力フォームやページ間の移動に伴うユーザーストレスを減少させます。

チャットシナリオの変更やクリエイティブの更新は、管理画面を通じて行うことが可能です。
また、設問の残り数の表示、郵便番号やカナの自動入力補助、及び一般的なフォームでは見られない入力内容の復元機能などを備えています。

BOTCHANを通じて収集したコンバージョンデータは、APIを介してさまざまなサービスと連携が可能で、APIの連携範囲は業界内でトップクラスです。
さらに、各項目の回答率や内容を記録し、レポートで確認できます。

600社以上の導入実績を誇るカスタマーサクセスチームは、データを基に、シナリオなどの改善を支援します。

料金:問い合わせが必要

sinclo

sincloは、ハイブリッド型のチャット対応が特徴です。
完全自動化されたチャットボットから、より複雑な問い合わせに対する有人対応まで、お客様のニーズに応じて柔軟な対応が可能です。

Web接客用のチャットツールは、離脱防止機能を搭載しており、メールアドレスの署名をチャットボットにコピーアンドペーストするだけで、煩わしいフォームの記入を自動で完了させる特別な署名認識機能を備えています。

また、訪問者がページを離れようとした際に、離脱を防ぐ目的のチャットボットを画面にポップアップさせ、訪問者に再接触を試みる機能や、有人チャットサポートへの誘導で、訪問者のサイト離脱を防ぎます。
訪問者が閲覧中のページの共有や、双方向での操作、サイトに掲載されていない資料やカタログ、個別提案書や見積もりなどのドキュメント共有による双方向操作も可能です。

料金:月額10,000円~(コスト重視プラン)、月額30,000円~(成果重視プラン)

GENIEE CHAT

GENIEE CHATは、ユーザーが対話式に質問に答えるだけで名前やメールアドレスといった情報を簡単に提供できるチャット対応のEFOツールです。
チャットを通じて、購入の前後にページを移動することなく追加購入や関連商品の提案が可能な点も特長です。

さらに、一度離脱しても、次回訪問時には前回の情報を保持した状態で再開できるため、ユーザビリティの低下を防ぎ、入力フォームの完成率が向上します。

専任のカスタマーサポートが、各企業に合わせた最適な対話シナリオの構築、コンバージョン率を高めるための提案やアドバイスを提供し、運用上の手間を減らすことができるのも大きな利点といえるでしょう。

料金:月額費用50,000円~ 初期費用 問い合わせが必要

スマートフォン対応しているおすすめEFOツール

本章では、スマートフォンに対応しているEFOツールを紹介します。

EFOcats

EFOcatsは、スマートフォン用の入力フォームのユーザーインターフェースを一画面一質問スタイルに変更できるEFOツールです。
入力エラーを減らすために、スマートフォンの使用を念頭に置いた11種類の入力支援機能を提供しています。

設置はシンプルで、特定のタグを追加するだけで既存のフォームを修正することなく使用を開始できます。
また、フォームのアクセス数、離脱率、完了率、必要時間などのパフォーマンス指標を、期間、項目、デバイスごとに分析できる詳細なレポート機能があります。

料金:初期費用30万円 月額40,000円~(1ドメイン)

EFOツールの導入4ステップ

EFOツールの導入の流れは以下の4つのステップとなります。

  • 問い合わせや見積の依頼
  • タグの発行と貼り付け
  • 動作確認と利用開始
  • 改善やサポート

1つひとつ説明していきます。

問い合わせや見積もりの依頼

多数の企業が、独自の特徴と機能を持ったEFOツールを提供しています。
まずは、自社に最適なツールを選定し、提供企業に連絡を取ることが導入プロセスの初めの一歩となります

各ベンダーに問い合わせを行い、ツールの特性や機能が自社の要件に合致するかを検討し見積もりを依頼しましょう。
自社のWebサイトや利用中のカート機能との互換性、入力フォーム支援機能の種類や分析機能などについての確認が重要です。

タグの発行と貼り付け

ASP形式のEFOツールは、提供元から供給される専用タグを入力フォームが設置されているWebページに配置することで利用可能です。
複雑なコーディング作業をせずとも、手軽に入力フォームを設置できます。

ただし、WebページがFLASHやJavaScript、PHPなど特定の技術を使用していたり、外部のシステムに依存している場合には、タグを適切に配置できないことがあります。
EFOツールを導入する前に、Webページでタグの設置が可能かについて、事前の確認を行うとよいでしょう

動作確認と利用開始

EFOツールを使用する際は、タグをWebページに挿入した後、入力フォームが適切に表示されるか検証が必要です。
通常は提供元が動作確認を行います。

入力フォームの詳細設定や入力エラーのチェック条件など、細かな要素について提供元との事前に確認しておきましょう
動作検証は専用のテスト環境で実施されるので、実際に稼働するWebサイトには影響しません。

問題が見つからない場合、ツールを現在稼働中の自社のWebサイトに組み込み、運用を始めます。

改善やサポート

一定の運用期間後、レポートを基に、離脱箇所や頻繁に入力ミスが発生する項目などを分析します。

分析を通じて、フォームのレイアウト、警告メッセージの表示方式、入力支援の手法などを見直し、改善ができます。
こうした改善を定期的に行うことで、より最適化された入力フォームを作成可能です

さらに、運用支援サービスを提供しているEFOツールを利用すれば、専門家のサポートを受けられるため、運用上の課題をよりスムーズに解決できるでしょう。

EFOツールの効果を高める活用ポイント

EFOツールの効果を高める活用ポイントとして、今回は以下の3つをご紹介します。

  • 分析結果に基づいて改善する
  • 入力フォームの改善を進める
  • ABテストによる検証を行う

それぞれ説明いたします。

分析結果に基づいて改善する

EFOツールを活用し始めたら、初期段階でデータ収集に注力し、分析を進めることが重要です。
分析をすることで、問題箇所を見つけ出し、改善策をとることができます。

定期的に分析と改善を繰り返すことにより、継続的な離脱率の低減につながります
また、ABテストツールなども活用すれば、より改善するべき箇所が明確になるでしょう。

入力フォームの改善を進める

分析により、改善が必要な入力フォームの箇所を特定できたら、具体的に改善をしていきましょう

たとえば、住所欄での離脱が目立つ場合、郵便番号を入力した際に住所が自動で補完される機能を導入する、特定のボタンがユーザーの離脱原因となっている場合、ボタンを削除するなどといった対策を行います。

ABテストによる検証を行う

入力フォームの改善後は、しばらく経過を観察し、問題が実際に解消されているかどうかの検証をすることが重要です。

ABテストを実施し、成果を比較分析する方法が効果的です
継続的にテストを実施し、修正を行うことが、コンバージョン率向上につながります。

まとめ:EFOツールでコンバージョン率を改善しよう

Webサイトでのコンバージョン率を向上させるためには、入力の負担が少なく、ユーザーが離脱しない入力フォームの作成が大切です。
入力フォームの分析と改善の継続により、ユーザビリティの向上ができます。

またスマートフォンユーザーの増加に伴い、スマートフォン対応のユーザーインターフェースを最適化することは、収益向上への重要なポイントです。
EFOツールの特徴を理解し、自社にとって最適なEFOツールを選定し導入することが大切です。

WebサイトやECサイトにおけるEFOツールの導入や運用の改善を図りたい企業様は、ギャプライズにご相談くださいませ!
分析・施策立案からABテスト、最適化、実装までを一気通貫で支援いたします。

詳細はこちらからお気軽にお問合せください。

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今本 たかひろ/MarTechLab編集長(仮)

料理人→旅人→店舗ビジネスオーナー→BPO企業にてBtoBマーケティング支援チームのPLを4年半経験し、2023年2月よりギャプライズへジョイン。フグを捌くのもBtoBマーケティングを整えるのも根本は同じだという思考回路のため、根っこは料理人のままです。家では猫2匹の下僕。虎党でビール党。

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