【5分で実践できる】時間対効果の高いSEO対策

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2017/07/24

最低限の時間で最高のSEO対策を実践しましょう

Google等検索エンジンに自分のコンテンツを上位表示してもらうためのSEO対策。

いざ実践!とおもったとき「何から始めよう。。」「時間かかりそう。。」と迷われる方も多いかと思います。
そこで、優先度の高い基本だけを集めたSEO対策の骨格、骨組みを紹介します!

Webマーケターさんはもちろん、SEO対策も行いたいWebクリエイターさん、
ぜひ、一緒に骨組みを作っていきましょう。

そして、骨組みのあとは肉付けもお忘れなく!
肉付けに良いサイトさんも適宜紹介していきますので、そちらもチェックです。

それでは早速始めていきましょう!

SEO対策はやることが明確!!

SEO対策の骨格作りを難しくしている要因は以下の2つだと考えます。

  1. 検索エンジンの要求が「ユーザーにとって良いコンテンツ」と曖昧である
  2. 細かい施策が多く、優先順位が立てにくい

ブラックハットSEO※はある意味で施策が明確でしたが、今から行うべきSEO対策は上記の理由から一見曖昧に見えてしまいます。

しかし、実は、SEO対策のプロセスは極めて明確です。

※ブラックハットSEOとは、検索アルゴリズムの不完全性を利用した不正なSEO対策のことで、外部リンクの購入などがあります。

狙うキーワードを決める →( 内部対策 + 外部対策 )

様々なメディアで言われていることも集約すると
このように抽象化できると思うので、フレームワークとして骨組みを作っていきます。

今回は、私がこのブログを書くときに気を付けたことを事例に、
SEO対策の実践プロセスを一貫して見ていきましょう!!

キーワード設定

まずは、自身のコンテンツでどのキーワードを狙うかを決めます。

ここで得られるインサイトはコンテンツ作成などのときにも
大いに役立てられますので重要度高めです!!

1.ツールを使った定量分析

(GoogleAdWordsのキーワードプランナー使用)

キーワード選定のためのキーワードプランナーのキャプチャ


キーワード               
SEO 対策

月間検索ボリューム           27,100

競合性                 中程度

 

検索ボリュームもそこそこで、リスティング広告の競合性も中程度でした。
また、ここ1年くらいトラフィックは2万以上をキープしています。

狙う検索ワードとしては、悪くはない印象を受けます。
ただ、リスティング広告にどのくらいのトラフィックが持っていかれているか気になりますね。

2.上位サイトの定性分析

続いて、いまのところプログラムよりも私たち人間の方が優れているであろう定性分析をします!

ここでは、狙うキーワードの上位表示サイトをいくつかななめ読みして、
共通する内容や特徴、長所や短所などを抽出します。

上位サイトの特徴         「SEO対策とは」ー 語句説明
                 「SEO対策の歴史」ー 歴史解説
                 「具体的施策の解説」ー 具体的施策

長所                SEO対策の施策数の多さ
                  詳細な解説

短所                優先順位が分かりにくい
                  ストーリー性がなく、内容が入ってこない

現在の上位サイトは包括的かつ具体的な良サイトで、辞書的に優れていると言えそうです。
一方で具体的施策が多すぎるので、今すぐSEO対策を実践したい人には優先順位等で迷いを与えてしまう可能性がありそうです。

3.仮説を立てる

次に、定量・定性分析をもとに仮説を立てます。

まず、現状ほとんどのサイトが情報量の多い辞書的なコンテンツであることに注目し、
今すぐSEO対策を実践したい人、戦略策定に困っている人のニーズは十分に満たされていないのではないか、という仮説を立てました。

そこで、SEO対策の基本だけを骨組みにしたコンテンツを作ろう!と考え、「SEO対策 基本」をキーワード候補にしました。

この後、「SEO対策 基本」でも定量・定性分析をした結果、仮説が強化されたので
結局「SEO対策 基本」をキーワードに選定しました。

ツールを使った定量分析

キーワード                SEO対策 基本

月間検索ボリューム            5,000以下

オーガニックトラフィック         100%

トラフィック上位サイト          https://ferret-plus.com/
                     http://seolaboratory.jp/ 計2サイト

現状検索ボリュームは多くないですが、競合サイトは2社のみで、その2サイトで100%のトラフィックを分けている完全寡占状態なので、参入のハードルは低いです。

また、オーガニックのトラフィックが100%なので有料検索にトラフィックを吸収されず、SEO対策の効果を100%享受できるといえます。

上位サイトの定性分析

分析対象は「SEO対策」をキーワードにしたときと同じ2サイトでした。

念のため
上位サイトの共通内容          「SEO対策とは」
                    「SEO対策の歴史」
                    「具体的施策の解説」

長所                  SEO対策の施策数の多さ
                    詳細な解説

短所                  優先順位が分かりにくい
                    ストーリー性がなく、内容が入ってこない

ここで、仮説通りに実践に移しやすい記事にニーズがあるとすれば、現状そのニーズを満たすコンテンツは存在しない可能性があります。

よって、「SEO対策 基本」というキーワードを狙う価値はあると判断してキーワードに設定しました。

ポイントは、
定量・定性分析両面からのアプローチで現状を把握し、
競合サイトの強み・弱みを明らかにして、
不満を持っているユーザーの仮説を立てることです!

ここで得たインサイトはコンテンツ作成など、
以降のプロセスでもおおいに活躍してくれますので大事です!

キーワード選定について細かく知りたい方はこちらの記事もおすすめです。

内部対策

内部対策は、結局クローラー対策であると言えます。

作ったコンテンツを見てくれるのは人間のユーザーですが、
検索結果に表示してくれるのはプログラムです。

つまり、( 人にも + プログラムにも )x 分かりやすいコンテンツ 
を作りましょう。

簡単に言うと、プログラムに分かりやすいようにhtmlのタグ内に適切な情報を入れ、
人に分かりやすいように知りたいコンテンツを充実させるのです。

html内のタグ関連

プログラムと友だちになるための施策です。

タイトルタグにはキーワードを含めて下さい

今回の事例ではこんな感じです。

[su_box title=”タイトルタグ”]<title>みんなのSEO対策【基本を実践してみる】</title> [/su_box]
※ちなみに検索結果に表示されるのは35文字までです。

メタディスクリプションもきっちり設定しましょう

正直に言いますと、メタディスクリプションは直接SEOには関係ない

と言われていますが、クリック率はSEO対策上とても大事!
なので、メタディスクリプションも間接的にはとても大切!ということが言えます。

メタディスクリプションとはこんな感じです。

[su_box title=”メタディスクリプション”]<meta name=”description” content=”本ページでは時間をかけないでSEO対策の実践までしていただけます。SEO対策の特に大事なところを凝縮し、優先順位をつけてプロセスを一本化したので「今すること」が分かります。”>[/su_box]

ここで記述した内容は、下の画像のように検索結果に現れます。また、ご覧のとおりにユーザーが検索したワードは太字で強調されるので、関連性の高いワードを入れておくとクリックを誘発できたりします。※投稿前なので画像自体は差し替えています。

メタディスクリプションの表示

見出しタグにもキーワードを含めて下さい

[su_box title=”タイトルタグ”]<h1>SEO対基本を一緒に実践していきましょう</h1>[/su_box]

まずは、この3つだけやって下さい。

他にも、

どこかのサイトからコンテンツを引用した場合には引用タグ、
コンテンツがいくつかのページにまたがる場合にはページネーションを設置、
などのテクニックもあるのですが、基本部分を実践した後で取り掛かってみましょう!

その際は、こちらのサイトさんも参考になりますよ!

コンテンツ対策

次に、ユーザーさんと良い関係を築くための施策です。

施策といっても基本的にはユーザーの求めるコンテンツを作りこむしかないのですが、
その際に役立つ設計を紹介します!

目標・目的の設定

自社や競合の企業ないし事業のステージに合わせて

  • コンバージョン率を上げたい」のか、
  • 「ページへのトラフィックを通して認知を図りたい」のか、
  • 「競合とWebコンテンツの差別化を図りたい」のか、
  • 「コンテンツを通してユーザーを育てていきたい」のか

などの設定をします。

ペルソナの設定

そもそもコンテンツとは、ユーザーの質問(検索キーワード)に対する答えのことです。

選定したキーワードからターゲットのユーザー像、いわゆるペルソナを作り上げます。

基本的にはビッグワードを狙っているのでしたら広めにペルソナを設定し、
逆にロングテールキーワードなら、確固たるペルソナを想像できれば訴求がしやすいです。

コンテンツ作成

さて、実際に中身の作成に取り掛かりましょう。

ヒントとなるのは設定した目標ペルソナとの会話競合サイトの弱みなどです。

ここで競合サイトの分析ができればかなり有効です!

外部対策

外部対策は、リンク対策とほぼ同義と考えて下さい。
リンク対策 → 外部リンク(被リンク)
→ 内部リンク

外部リンク、あるいは被リンクと聞くと急に汗が出る、という方もいるのではないでしょうか。
何を隠そう、外部リンクの獲得こそブラックハットSEO対策のメインだったのですから。。

た・だ・し!
ここでいうリンク対策とブラックハットSEOは似て非なるものですので、
どうぞご安心下さい。それでは行きますよ!

外部リンク(被リンク)対策

結論から言うと、かつてのブラックハットSEOの王道、被リンク対策は
現在でもSEO対策上効果の高い施策と言われています。

100万ものサイトのSEO対策の効果検証を行った One Million Resultsによると
「被リンク数」は検索ランキングと最も相関のある施策です。

少々ミスリードしましたが、現在アルゴリズムが評価している「被リンク数」とは
単純な被リンク数でなく、「被リンクのドメイン数」のことです。

つまり、いろんなWebサイトから被リンクをもらっていることに意味があるのです。

また、被リンク先のサイトが評価が高ければ高いほど、
受け取る被リンクの価値も高くなります。

現在効果がある被リンク対策とかつてのブラックハットSEOの被リンク施策の違いについて補足をしておきます。

Googleは「ペンギンアップデート」に代表されるように
不正な被リンク購入をしたようなサイトに対して、

「その被リンクはSEO対策上有利ではありませんよ。」という比較的消極的な姿勢と、

「こんな悪い被リンクを集めるなんて!ペナルティだ!」と、
積極的に風紀向上を試みる場合もあります。

ここから、少なくともいえるのは、

「うちの買った被リンクは大丈夫だ、ラッキー!」
なんて思うのは危ない、ということです。

今ペナルティを受けていないサイトさんも、
知らずのうちにイエローカードをもらっていて

今後レッドカードに変わる可能性は十分にありますので、
先に被リンク構造を見直しておく方がいいかもしれません。

善いコンテンツだけを検索結果に表示させたい検索エンジンですが、
実際に人間がコンテンツを目で見て評価するようなことはまだできません。

そこで、アルゴリズムがベンチマークに使っているのが被リンクなのです。

なぜ評価に使われているのか考えてみます。そこで自分自身にこう質問します。

「あなたが自身のコンテンツに他サイトへのリンクを貼るのはどうしてですか?」

それは、自身のコンテンツにはないコンテンツを持っている、あるいは、紹介したいくらい良いコンテンツだからですよね!

ということで、ブラックハットSEOがはびこらないようにアルゴリズムを
アップデートしながらも、被リンク数には今も価値を認めているのです。

それでは実践に参りましょう!

自社ドメインの現在の被リンクを分析
検索上位サイトの被リンクを分析

どちらも分析作業自体は同じで、自社ドメインから分析を始めるか(前者)他社ドメインから始めるか(後者)の違いです。

現状の被リンクを分析する

 

hanasakigani.jpでhttp//:similar-web.jpの被リンクチェック

hanasakigani.jpでhttp//:similar-web.jpの被リンクチェック

これはhanasakigani.jpという被リンクチェックツールで、調べたいドメインを入力するだけでお気軽に使えますので、大体のボリュームや被リンク元のURLを調べるのに便利です。
被リンクの総数164、ドメイン数は68件でした。

また、パフォーマンスの高い被リンク元、つまりリファラルはWebマーケティング系の解説サイトが多いことが分かりました。

それらのサイトを確認し、今後どのようなコンテンツを作れば被リンクを貰えそうか、
コンテンツ作成・増設の指針を作ることができます。

上位表示のコンテンツの被リンクを分析

現在上位表示されているサイトさん方をチェックするため、hanasakigani.jpという被リンクチェックツールで「SEO対策」で検索しました。

hanasakigani.jpで「SEO対策」上位表示ドメインの被リンクチェック

ここで思い出していただきたいのが、大事なのは「被リンクドメイン数だということです。

最も目を見張るのは被リンク総数1,704の「SEOハック」さんですが、被リンクドメイン数は61、ドメイン年齢は7年の老舗サイトです。

しかし、ドメイン数はリンク総数の3%です。

それに対して「SEOラボ」さんは3年で被リンク総数66被リンクドメイン数38でしたので、
ドメイン数はリンク総数の58%です。

平均年齢7.4年の老舗に囲まれて上位表示され、かつ被リンクの質が高いことから
相対的に「SEOラボ」さんのSEO対策は、非常に巧みであると言えるでしょう。
※あくまでhanasakigani.jpさんの検索結果から主観で導き出しています。

内部リンク対策

さて最後です、頑張りましょう!

内部リンクと外部リンクの違いは、被リンク先が自社ドメインであるか外部ドメインであるかです。

一方で、目的のコンテンツにとってはどちらも「被」リンクであるという点では共通します。
この共通点が理由で、実は内部リンク対策も外部リンク対策と考え方はほぼ同じなんです。

関連性の高いコンテンツを繋げる

外部リンクのときと同じように関連性の高いコンテンツをリンクで繋げていきましょう。

ここでも単純な被リンク数が評価されるわけではなく、何の脈絡もなくリンクを貼ってもプラスの効果は期待できません。

内部リンクを構造化するコツは、ユーザーの質問に対してコンテンツで答えるという本質に立ち返り、「トータルで応える」マインドを持って繋がりを見つけることです。

あとは、SEO対策をしたい目的のコンテンツにリンクを集中させることです。

関連性の高いコンテンツを作る

選定したキーワードに対してコンテンツを作成していると、
「このワードに関して説明し始めるともう一つコンテンツ作れるな」
と思われたことがあると思うんです。

そのようなネタ、もとい宝の山は書き出しておいて
この記事の内容を一通り実践した後で
コンテンツとして追加していきましょう。

究極的には、かのWikipediaさんのように関連するキーワードごとに
コンテンツを作って繋げていくイメージです。

あるキーワードで検索上位表示を狙うために、トータルでSEO対策を実践していくのは
コンテンツを追加していくリソースがあるのであれば、言うまでもなく非常に有効です。

( iii 内部リンク対策の強み)

せっかくなので、内部リンク対策の根幹にある独自の強みを紹介します。

  1. 自社のコンテンツ同士の繋がりなので、自社の裁量で確実にリンクを入手できること。
  2. 被リンクに次ぐSEO対策上の効果があること。

これらが最大の強みです。

コンテンツをいくつも作っていくのも大変ですが、SEO対策、ひいてはWebマーケティング戦略全体にとっても資産になるのでおすすめします。

最後に

ここまで読んでくださった方は、うすうす感じられているのではないかと思いますが、
SEO対策コンテンツを作るセンスではなく、「やるかやらないか」であると。

皆さんには、安易にSEO業者に頼らないでご自身でSEO対策を実践していってほしいと思っております。

理由としては、ご自身でSEO対策をすることで浮いたお金で、
広告を打ってコンテンツを認知させた方が建設的ですし、
SEO対策のノウハウを自社内に蓄積できると考えるからです。

また、ぜひ実践していただきたいのが、コンテンツを作りっぱなしにしないで
アクセス解析をしてPDCAを回し、Web資産を運用するという観点を持つことです。

ありがとうございました。

最終更新日:2020/9/16

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Hori Masahiro

経営学を専攻する学部4年生だが、今年からフィンランドに留学予定で19卒見込み。ギャプライザー歴は3カ月で、ライター歴は2週間。Facebookでの記事の講評大歓迎です。

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