CXを変革するマーケティングツール25選|あなたのビジネスを加速する選び方と戦略
マーケティングツールはその効果や性能などさまざまな種類のものがあります。
「マーケティングツールを導入したいが、どれがよいかわからない」とお悩みの方も多いでしょう。
本記事では、数多くのマーケティングツールの中からマーケティングツールの選び方や、おすすめのマーケティングツールを紹介しています。
自社サイトへのマーケティングツールの導入に役立ててください。
目次
マーケティングツールとは
マーケティングツールとは、企業のマーケティング活動を支援してくれるツールのことです。
これまで労力と時間をかけて人が行っていたマーケティング作業を、マーケティングツールを活用することで、仕組み化と自動化が可能です。
市場調査や広告の効果測定、販売促進、顧客情報の一括管理など、その種類は多岐にわたります。
マーケティングツールの9つの種類
マーケティングツールには、新規顧客の獲得に役立つもの、顧客の育成や収益の向上に直結するものまで、さまざまな種類があります。
各ツールにはそれぞれ利点があり、個々のニーズに合わせて最適なものを選択することが重要です。
本章ではマーケティングツールの9つの種類を紹介します。
MA(マーケティングオートメーション)
MAとは「Marketing Automation(マーケティング・オートメーション)」のことです。
マーケティング活動の効率化や自動化を実現する機能を備えています。
MAの主な機能は以下のとおりです。
- 見込み顧客リストの一元管理
- 見込み顧客とのメールでの継続的なコミュニケーション
- サービスを検討中の顧客の抽出
MAツールの導入で、見込み顧客情報の獲得から商談化までの流れを効率化し、商談獲得数を大幅に増やせます。
見込み顧客のリストを取得しても、その管理や属性の細分化は人の手では困難です。
一元管理した見込み客リストに対し効率的なマーケティングを展開し、1人ひとりの顧客に合わせた適切なアプローチで営業活動を加速させるのがMAの特徴です。
ABM(アカウントベースドマーケティング)
ABMとは「Account Based Marketing(アカウント・ベースド・マーケティング)」の略で、優良な顧客となる可能性のある企業を選別して、ターゲット企業に合わせたマーケティングを行うことを指します。
MAは対象を個人としているBtoCマーケティングが主ですが、ABMは対象が企業などの組織のBtoBマーケティング手法です。
ABMツールを利用することで、ツールに蓄積された企業データベースから対象となる企業を分析することが可能です。
ターゲットの絞り込みに専門的な知識は必要なく、優良顧客となりえる企業の選定に非常に役立ちます。
SFA(セールスフォースオートメーション)
SFAとは「Sales Force Automation(セールス・フォース・オートメーション)」のことで、案件や顧客の管理などを自動化・効率化するツールです。
「営業支援ツール」と呼ばれることが多く、営業活動に欠かせない作業全般を支援します。
SFAの主な機能は以下のとおりです。
- 営業活動の可視化
- 営業活動の標準化
- 営業活動の効率化
取引先、提案内容、アプローチの時期、商談フェーズ、予想受注金額など営業にまつわるあらゆる情報を一元管理し、営業活動を見える化できます。
営業管理の管理が楽になるだけではなく、情報の抜けや漏れを防ぐことができるのもSFAツールの利点です。
CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)
CRMは「Customer Relationship Management(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)」の略で「顧客関係管理システム」と呼ばれます。
各顧客と適切な管理で良好な関係を築くことを目的とし、マーケティング活動に有効な機能を搭載しています。
顧客満足度を高めたい企業におすすめのツールです。
CRMの主な機能は以下の4つです。
- 顧客情報の一元管理
- 既存顧客への最適なフォロー
- 優良顧客の生み出し
- 顧客満足度の上昇
CRMツールはクラウドサービスが多く、料金も数百円程度で導入可能なサービスもあります。
顧客からの問い合わせ履歴や、顧客の購買履歴などをすぐに確認でき、適切な対応が迅速にとれるのもCRMを導入するメリットです。
顧客情報を社内で共有できるため、カスタマー対応が円滑にすすみます。
CRMを導入することで顧客満足度が上がり、リピーター率の向上などの効果が期待できるでしょう。
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)
「CMS」とは「Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム」の略で、Webサイトを構築している画像やテキスト、デザインやレイアウト情報を一元管理するシステムのことです。
Webサイトの運用を考えている、Webサイトをうまく運用できていないという企業におすすめのツールです。
デジタルマーケティングにおいて、Webサイトの運用は中核的な役割を果たします。
CMSを利用することで専門的な知識がなくてもWebページの更新や追加が可能です。
SEOツール
SEOとは検索エンジン最適化のことです。
SEOツールを使用してSEO対策を的確に行うことで、検索順位の上位に自社サイトを表示させアクセスアップを狙います。
検索で上位表示されることで、広告費をかけずに多くのユーザーにリーチできるのが利点です。
SEOツールは主に以下の4種類に分けられます。
- 内部対策ツール
- 外部対策ツール
- コンテンツSEOツール
- 検索結果ツール
SEO対策として必要な施策は多岐にわたるため、それぞれのSEOツールを活用して行いましょう。
Web広告ツール
Web広告ツールは、Web広告運用を自動化して運用の精度を高めるためのツールです。
広告への作業時間の短縮や、広告効果を高めることに役立ちます。
Web広告ツールには以下の4種類に分けられます。
- 広告運用ツール
- 広告効果測定ツール
- 広告レポート作成ツール
- サイト改善ツール
Web広告の出稿を考えている、すでに出稿しているが成果が薄い企業は導入すると良いでしょう。
アクセス解析ツール
アクセス解析ツールは、コンバージョン率やアクセス数などの詳細なデータを分析、把握するためのツールです。
アクセス解析ツールを使用することで、PDCAサイクルを効果的に回せます。
アクセス解析ツールで計測・収集できるデータは以下のものです。
- サイト訪問者の属性(性別や年齢)
- 流入経路
- ユーザーの使用デバイス
- ページのアクセス数
- ページの離脱率
- コンバージョン率
Webサイトを訪れるユーザーの分析や、施策に対する効果を分析することはWebマーケティングを行う上で非常に重要です。
アクセス解析ツールは、Webマーケティングには欠かせないツールといえます。
メール配信ツール
メール配信ツールとは、メールマーケティングに利用するツールです。
メールマーケティングとは、メールを利用して顧客にアプローチする手法のことで、手軽に低コストで実施できるマーケティング手法です。
大量のメールを一斉配信できるシステムやスケジュール配信、顧客をあらかじめ分類したセグメントごとの配信などが行えます。
また、メールの開封率やクリック率などの効果測定も可能なので、配信メールの改善に役立てることができるでしょう。
マーケティングツールの選び方6つのポイント
マーケティングツールにはさまざまな種類があります。個々のニーズにあったものを選択するのが重要です。
自社のビジネスに合ったツールを選ぶためのポイントを6つ紹介します。
使いやすいものを選ぶ
社内のさまざまな人が感覚的に、簡単に操作できるツールを選ぶことが大切です。
便利な機能が搭載されていても、使い方が複雑で使用できないのであれば意味がありません。
難しい操作、専門知識が必要のないツールを選ぶことで、作業が楽になり効率も上がるでしょう。
また、社内の誰でも簡単に使用できるツールを選べば、教育コストの削減にもつながります。
BtoB向けかBtoC向けかで選ぶ
自社ターゲットが企業なのか個人なのかによって、選択するツールは異なります。
BtoB向けツールとBtoC向けのツールでは利用できる機能や規模が違うため、想定している対象と違うツールを導入しても有効的な活用はできません。
そのため、導入予定のツールが対象としている顧客が自社と合っているのかを確認して導入する必要があります。
プロセスに応じたツールで選ぶ
マーケティングプロセスに応じたツールの選定は、特にBtoBビジネスにおいて重要です。
一般的なBtoBマーケティング活動には、以下の3つのプロセスが存在します。
- リードジェネレーション・・・見込み客情報の獲得
- リードナーチャリング・・・見込み客の育成
- リードクオリフィケーション・・・見込み顧客の抽出
自社の課題は上記プロセスのどこに属しているのかを把握し、そのプロセスを最適化するツールを選択することが重要です。
各ツールで解決できる課題で選ぶ
マーケティングツールは、多種多様な機能を搭載しています。
それぞれの特性を活かし、解決したい課題に適したツールを選択することが重要です。
ツールごとに解決できる課題は以下のものがあります。
ABM | 優良顧客になる可能性のある企業の選定、アプローチ |
CMS | 自社Webサイトの作成、管理、コンテンツマーケティングの展開 |
SEOツール | Web上での長期的な見込み顧客の獲得を広告費をかけずに行う |
Web広告ツール | Web広告運用の自動化、Web上での中期的な見込み顧客の獲得 |
アクセス解析ツール | PDCAサイクルノ効率化、見込み顧客の獲得意強化 |
MA | 見込み顧客の獲得、育成のマーケティングの自動化 |
SFS | 見込み顧客の育成、営業活動の可視化、商談成立の向上 |
CRM | 営業活動の効率化、顧客サービスの向上 |
複数連携可能なツールを選ぶ
マーケティングツールは、他システムと連携することでより高い効果を発揮できます。
たとえば、CMSでWebサイトを作成し、SEOツールで検索順位をアップさせ、MAで見込み客を育成し購買へつなげるなどという方法があります。
マーケティングツールを単体でとらえず、複数連携して相乗効果を狙いましょう。
ランニングコストで選ぶ
マーケティングツールは、導入してすぐに成果が出ることは稀で、中長期的な運用が理想です。
マーケティングツールには月額制など使用している期間料金のかかるものが多いです。
そのためマーケティングツールを選ぶ際は、運用を続けていくことが可能なランニングコストかという点を考慮して選ぶことも重要になります。
おすすめのマーケティングツール
本章では、種類別のおすすめマーケティングツールを紹介します。
1. コンテンツ管理システム (CMS)
Webサイトの構築に便利なCMSのおすすめツールを3つ紹介します。
WordPress
WordPressは、初心者でも簡単にブログから大規模サイトまで作れる、オープンソースのソフトウェアです。
- 初心者でもカスタマイズ可能
- レスポンシブデザイン対応
- 高度なセキュリティ
- 55,000個以上のプラグイン
- SEO対策に強い
導入や編集に専門知識が必要なく、数多くのレンタルサーバーがWordPressの簡単インストール機能を備えているので簡単に使い始められます。
HubSpot CMS Hub
HubSpot CMS Hubは、ドラッグ&ドロップで簡単にWebサイト制作ができるCMSです。
Webサイトのコンテンツをカスタマイズして、ユーザー1人ひとりに合わせてシームレスに最適化できます。
- ドラッグアンドドロップでのWeb制作が可能
- AIによるコンテンツアシスタント機能
- 動的コンテンツの作成
- 訪問者の一元管理が可能
SEOアドバイスやABテストアナリティクスレポートなど、マーケティングにも役立つCMSです。
Umbraco CMS
Umbraco CMSは、メルセデスベンツ、ドミノピザなど100,000のWebサイトが使用している海外で人気のCMSです。
- オープンソースのCMS
- 動作が軽快でデザインの自由度が高い
- HTMLコードを完全にコントロールできる
- jQueryなどのJavaScriptライブラリを利用しやすい
- IT知識が必要になる
動作の軽快さ、自由度の高さ、拡張性の高さが人気のポイントになっています。
より本格的なWebサイトを簡単に作りたい企業向けのCMSです。
2. 顧客関係管理 (CRM)
顧客との関係を管理できるCRMでお勧めのツールを紹介します。
Salesforce
Salesforceとは見込み顧客との接点を作り出して強化し、成約までの流れを効率化させるツールです。
- AIを活用した販売力の強化
- お客様サポートも同一アプリで対応可能
- カスタマーサポートの自動化
- CRMとAIとデータで顧客ごとに個別化した対応が可能
Salesforceは、営業活動の支援、顧客満足度の向上、One to Oneマーケティングなど顧客との接点領域においてさまざまな製品に分かれています。
高度なセキュリティ機能や導入後のサポートが手厚い点もおすすめできるポイントです。
HubSpot CRM
HubSpot CRMはEメールトラッキングと通知、プロスペクトラのトラッキング、ミーティングのスケジュール設定、ウェブチャットなどの機能を無料で使用できるCRMツールです。
- リアルタイムに営業活動を追跡して分析
- レポート作成ダッシュボード
- 最大100万件のコンタクトを登録可能
- ユーザー数、ストレージ容量は無制限、利用期限は無期限
- コンタクトレコードに2,000万件以上の企業データが連携
Zoho CRM
Zoho CRMは世界25万社が利用するCRMアナリストの評価スコアNO.1のCRMツールです。
SFAツール、MAツールとして使用できる機能も備えています。
- 1,680円から使用可能でコストパフォーマンスが良い
- 最新機能を頻繁にリリース
- デザインをドラッグ&ドロップでカスタマイズ可能
- SSL暗号化、アクセス制御でデータを保護
- 他ツールとのシームレスな連携が可能
3. マーケティングオートメーション(MA)
見込み顧客の獲得から商談までの流れを効率化するMAのお勧めツールを紹介します。
HubSpot Marketing Hub
HubSpot Marketing Hubはつながりを重視したマーケティング活動を展開します。
必要な機能やツールがひとつのプラットフォームにすべて集約されていて、部門間の連携やデータの共有がスムーズにおこなえます。
- マーケティングの全てのツールとデータを1つにつなぐ
- 高機能なフォーム作成ツール
- アドバンストマーケティングレポートで的確な意思決定が可能になる
- Salesforceとの連携
- コンタクト、キャンペーンの自動管理
Adobe Marketo Engage
Adobe Marketo Engageは、他のAdobe製品と組み合わせて使用することも可能です。
- 複数のチャネルをまたいで会話できる
- データとAIの活用で厳選されたコンテンツの提供が可能
- 営業部門とマーケティング部門の連携
- テンプレート、ビジュアルエディターでメール作成
- チャネルやキャンペーンをまたいだ分析が可能
Dotdigital
Dotdigitalでは、データの一元管理、あらゆるチャネルで効果的なマーケティングを実現するクロスチャネルマーケティング、AIを活用して顧客ごとに最適化されたメールなどの機能を利用できます。
- クロスチャネルマーケティング
- AIによるインサイトデータの提供
- 顧客ごとに最適化されたメール配信
- 個別最適化されたマーケティング施策の作成
4. Eメールマーケティング
Eメールを利用して顧客にアプローチをするEメールマーケティングにおすすめのツールを紹介します。
Constant Contact
Constant ContactではWordPress、Shopify、Quickbooks、Salesforceなどのプラットフォームと統合し、メールキャンペーンの実装と追跡が簡単におこなえます。
- 100以上のカスタム可能なメールテンプレート
- キーワード入力でAIが文章を作成
- ドラッグ&ドロップでメールデザイン
- メール配信の自動化で配信のタイミングを管理
Moosend
Moosendでは、ユーザーが開封したくなるようなデザイン性の高いテンプレートが多数用意されています。
- 30日間の無料トライアル
- コンテンツや件名のABテスト
- AI件名オプティマイザー
- ユーザーアクションの追跡
- 自動化テンプレート搭載
Benchmark Email
Benchmark Emailはユーザーの印象に残るお洒落なデザインのhtmlメールを配信できます。
- 500種類以上のメルマガデザインテンプレート
- ドラッグ&ドロップでのデザイン変更
- レスポンシブデザイン対応のメールデザイン
- ステップメールでスケジュールどおりにメールを自動配信
5. ソーシャルメディア管理
Facebook、Instagram、X(旧Twitter)など、SNS管理ツールのおすすめを紹介します。
Hootsuite
Hootsuiteは、SNSのアカウントを一元管理できるツールです。
ダッシュボードに複数のSNSを同時に並べてモニタリングや投稿を行うことができます。
- 全てのSNSの管理を一か所で行う
- 自動化や一元化で年間130時間以上の節約
- メンション、キーワード、ハッシュタグの監視
- SNS投稿の最適な時間帯把握
SNSの投稿や管理に費やす時間を大幅に短縮できるでしょう。
Meltwater
Meltwaterは、SNSのデータを最大限に活用し、強力なAIを駆使し次のアクションにつながるインサイトを提供します。
- 無制限でキーワードをモニタリング
- リアルタイムや予約配信でのプレリリース
- ダッシュボードで施策や成果の共有
膨大なデータから、必要なものを選び取ってマーケティングに生かすことができます。
klear
klearは、世界基準のインフルエンサーマーケティングを可能にするツールです。
SNSを分析し、インフルエンサーを活用したマーケティング戦略を立てられます。
- 世界中のSNSアカウント情報を蓄積
- 条件にあったインフルエンサーを検索
- インフルエンサーへのコンタクト
- 提携インフルエンサーのパフォーマンスの分析と報告
6. 検索エンジン最適化 (SEO)
検索エンジンで上位表示させるためのSEOツールのおすすめを紹介します。
Google Search Console
Google Search Consoleは、Googleが無料で提供しているWebサイトの掲載順位を監視、管理、改善するためのツールです。
- 検索アナリティクスでコンテンツを最適化
- Googleのインデックスにコンテンツを登録
- 問題が検出されたらメールで通知
- Google検索ページでの表示確認
インプレッション、クリック、Webサイトの現在の立ち位置について知ることができ、Google検索エンジン上でのパフォーマンスの改善に役立てることができます。
Similarweb
Similarwebは、競合のWebサイトのアクセス情報を分析できます。
- URL入力だけで競合サイトのアクセス分析ができる
- 独自のネットワークで集計を行う
- 自社サイトの分析もできるので気づきがある
- キーワードジェネレーターで質の高いトラフィックを獲得できる
競合サイトのURLを入力するだけで、アクセス数や上位検索キーワードなどのデータを取得できるため、マーケティングに活かせるでしょう。
Semrush
Semrushは、自社サイトと競合サイトの調査だけではなく、SNSアカウントや広告の運用もできる管理ツールです。
- 月額129.95$とコストパフォーマンスが良い
- ドメイン分析、キーワード調査などSEOのすべてが可能
- 競合の広告戦略を可視化してパフォーマンスを改善
1,000万アカウント以上、世界150か国で展開され、Amazon社、アップル社、SUMSUNG社など最大手企業でも導入されています。
7. データ分析とレポート
データ分析とレポートにおすすめのツールを紹介します。
Google Analytics
Google Analyticsは、Googleが無料で提供するアクセス解析ツールです。
- 無料で本格的なアクセス解析が可能
- 多くのシステムやツールと連携が可能
- AIを搭載したアナリティクス インテリジェンスが活用できる
オーディエンス、集客、行動、コンバージョンなど幅広いデータの計測と解析を行い、サイト改善につなげることができるWebサイト運用に欠かせないツールといえます。
Tableau
Tableauは表現の綺麗さや操作性の良さに特化したデータ分析ツールです。
- 操作が簡単で直感的に使用できる
- 100万人以上のコミュニティから学習可能
- Salesforce CRMとネイティブに統合することが可能
クラウドやオンプレミスでの導入、SalesforsCRMとの統合も可能です。
Adobe Analytics
Adobe Analyticsは、Web分析からマーケティング分析、顧客インテリジェンスなど多様なデジタル分析に対応したツールです。
- Adobe Experience Platformで収集した膨大なデータからインサイトを得ることができる
- あらゆるチャネルからデータ収集して統合
- AI(人工知能)とマシンラーニング(機械学習)を活用
AIとマシンラーニング(機械学習)を活用して、複雑な分析を簡単に行えます。
8. 広告技術 (AdTech)
Web広告運用を自動化して効果を最大限にする広告技術でおすすめのツールを紹介します。
Google Ads
Google AdsはGoogleが運営するオンライン向けの広告出稿サービスで、クリック課金をメインとしています。
- クリック課金制の広告配信
- 2つの広告形式の利用
- オークション形式の広告掲載
Googleの検索結果に広告が表示される「検索ネットワーク」と、Googleが提携するWebサイトやサービスに広告が表示される「ディスプレイネットワーク」の2つの広告形式が利用できます。
Facebook Ads Manager
Facebook Ads ManagerはFacebook、Instagram、Messenger、Audience Networkへ広告を配信できるFacebookが無料で提供している広告配信ツールです。
- Facebookなどに広告を配信・管理ができる
- 目的別に複数の広告が作成できる
- スマホアプリで外出先からも広告の操作ができる
クリエイティブのアップロード、広告コピーの作成などクリエイティブ管理もできます。
複数広告の管理や広告レポートの確認も可能です。
ESKIMI
ESKIMIは2023年に日本初上陸のリッチメディア特化型広告配信プラットフォームです。
個性あふれるユニークな広告クリエイティブが特徴的なツールです。
- ゲーム性のあるユニークな広告が作れる
- 配信の広告費用のみでバナーの製作費は無料
- さまざまなターゲティングが行える
興味関心、購買層、コンテキスト、ジオフェンスなど豊富なターゲティングができるので効果的な広告配信ができます。
9. イベント管理
イベントを管理するのに便利なツールを紹介します。
Webex Events (formerly Socio)
Webex Eventsは、セミナー形式のイベントや株主総会に特化したツールです。
ビデオ会議で3000人まで参加可能です。
また、参加者同士の顔や名前が非公開のため、プライバシーも守られます。
Cvent
Cventは、ライブ配信、VOD配信、オンライン商談、オンライン展示などを開催できる管理ツールです。
リアル、オンライン、ハイブリッドの全イベントに対応でき、一括管理が可能です。
創業1999年、導入企業23,000社以上の信頼あるツールでもあります。
SHANON
SHANONは、リアル・オンライン開催のセミナーから大型の展示会まで一括管理できるイベント管理ツールです。
イベント管理のほかにも、マーケティングオートメーション、生成AIクラウド、メタバースイベントサービス、広告配信プラットフォーム、CMSなどさまざまな機能を提供しています。
10. 最適化およびテストツール
ABテストなどのテストを行い最適化を図るためのツールを紹介します。
Optimizely
Optimizelyは、ABテスト、ユーザーの行動データを収集したターゲティング、モバイルアプリ内でのABテストと多くの機能を搭載しています。
- あらゆるタイプのWeb実験ができる
- プログラム管理の共有
- 短い時間でテストを回せる
専門知識は必要なく、一度タグを設定するだけでそれ以降のテストや最適化はブラウザ上から簡単に行えます。
VWO (Visual Website Optimizer)
VWOはABテスト、簡易テスト作成、ヒートマップ、マウストラッキング、スプリットURLテスト、多変量テストなどを使用できます。
- 同一URLでABテストが実施できる
- 解析機能が多種多様
- セグメント設定で効率的な広告配信
タグを挿入するだけで簡単にテストを行え、VWOのエディター画面からテストページの作成も可能です。
ABTasty
ABTastyは、ABテスト、スプリットテスト、複数ページテストが可能で、すべてのデジタルチャネルで成長を促進するエンドツーエンドの体験を構築します。
- カスタマイズ可能なテンプレート設定
- 様々な形式で仮説検証ができるABテスト機能
- ノーコードでエンジニアを必要としないビジュアルエディター
11. パーソナライゼーションおよびカスタマイズツール
ユーザー個々に向けたマーケティング手法であるパーソナライゼーションツールとカスタマイズツールを紹介します。
Adobe Target
Adobe TargetはAIを活用してパーソナライズの自動化ができるツールです。
- AIを用いたレコメンド配信が可能
- ABテストの比較が可能
- Adobe Analyticsによる高度なターゲティングが可能
あらゆるチャネルをまたいでパーソナライズされた最高の体験をユーザーに提供できます。
Dynamic Yield
Dynamic YieldはWeb、メール、アプリ、コールセンターなどあらゆるユーザーとのタッチポイントでパーソナライズされた顧客体験を可能にします。
- 任意のチャネルで任意のテストが行える
- AIの活用で売り上げの拡大機会を発見できる
- カスタマーサービスが充実している
Evergage
Evergageでは、企業が顧客と見込み顧客それぞれの包括的なビューを取得できます。
そのデータをアクティブ化して、インタラクションの重要な時期に個別化されたエクスペリエンスを提供可能です。
- 顧客データの一元管理が可能
- パーソナライズした広告の配信
- 同社の他製品との連携が可能
12. Account-Based Marketing(ABM)
BtoBマーケティングに強いABMでおすすめのツールを紹介します。
SanSan
SanSanは、名刺管理市場シェア82%、100万件以上の企業情報をあらかじめ搭載しているのが強みです。
- 精度抜群な名刺のデータ化
- 自動名寄せ機能でスキャンするだけでデータベースを構築
- クラウド型なので使用場所を選ばない
会社の人脈を一元管理・共有し、新規顧客の開拓を営業リスト作成で効率化します。
uSonar
uSonarは、国内最大820万件の企業データで、営業活動をサポートします。
- 企業データベースLBC搭載でより正確
- バラバラなデータもデータクレンジング
- わかりやすい名寄せ
顧客データの整備、SFA/MAと連携しデータの統合活用が可能です。
FORCAS
FORCASは受注しやすい顧客を可視化し、効率を最大限にアップさせてくれるツールです。
- 企業分析で、受注傾向やポテンシャルを可視化
- 150万社以上の企業データにアクセス可能
- 知識のない業界概要や競争環境も素早く把握
営業の感覚に沿った企業リストの作成、3ステップで簡単に顧客の傾向を分析、企業リサーチ機能などが特徴です。
13. Heatmap
Webサイトの問題を可視化できるHeatmapツールのおすすめを紹介します。
Contentsquare
Contentsquareは顧客のモチベーションや行動、感情など顧客体験を可視化できるアクセス解析ツールです。
- AIにより独自のデータからインサイトを迅速に抽出
- カスタマージャーニーの明確な可視化機能
- ゾーンベースのヒートマップ機能
従来のヒートマップと違う点は、コンテンツ単位でRIOを可視化しコンバージョンへの貢献を金額で確認できるという点です。
Glassbox
Glassboxは、特許取得済みのタグレステクノロジーで、インタラクションを100%自動的にキャプチャし、手作業を一切行わずにユーザーのWeb上での行動を分析可能です。
- インタラクションマップでヒートマップよりも詳細な情報を得る
- ゾーン分析で画面をグループごとに解析
- ユーザーのページスクロールを追跡
Microsoft Clarity
Microsoft ClarityはMicrosoft社が提供しているアクセス数無制限で無料利用できるのが魅力のヒートマップツールです。
- すべてのページに自動的に生成されるインスタントヒートマップ
- サイトの使用方法を視覚的に確認できるセッション録画
- Google Analyticsとの統合が可能
確認しやすいダッシュボードや、ユーザーの動きが動画で確認できるダッシュボード機能などでWebサイト改善に役立ちます。
マーケティングツールの重要性と必要性
マーケティングツールは、現在のマーケティングに必要な存在です。
本章では、なぜ重要視され必要なのかを解説します。
業務を効率化できる
マーケティングツールを導入することで、これまで人が行っていた情報管理や分析、ユーザー1人ひとりに合ったアプローチを効率化できます。
高度なデータ活用が可能なツールもあり、より成果につながる施策を実施可能です。
PDCAサイクルも素早く回せるようになり、コスト削減と効果の最大化が見込めるでしょう。
データをリアルタイムに一元管理できる
マーケティングツールの導入で、各部署で管理していた顧客データの一元管理が可能になります。
社内のデータを集約し、リアルタイムに更新することで情報の有効活用が期待できるでしょう。
顧客との信頼関係の構築や取りこぼしを防げる
マーケティングツールを使用することで、見込み顧客1人ひとりに最適なアプローチができます。
そのため、見込み顧客の取りこぼしを防げるといった効果も期待できるでしょう。
また、ニーズに応じたアプローチで、顧客の離脱を防ぐことも可能です。
まとめ:多数のマーケティングツールから自社に合ったものを選ぼう
マーケティングツールにはその目的や効果などさまざまな種類のものがあります。
自社のマーケティングに最適なツールを選択することが大切です。
しかし、種類が多いため、どのようなマーケティングツールを導入すればいいのか、迷う企業様は、ぜひギャプライズへご相談ください。
ギャプライズでは、各企業様に合わせたツール選定や、導入、運用まで一貫してサポートいたします。
また、WebサイトやLPの表示速度やCVR向上なども合わせて支援いたします。
詳細はこちらからお気軽にお問合せください。

今本 たかひろ/MarTechLab編集長
料理人→旅人→店舗ビジネスオーナー→BPO企業にてBtoBマーケティング支援チームのPLを4年半経験し、2023年2月よりギャプライズへジョイン。フグを捌くのもBtoBマーケティングを整えるのも根本は同じだという思考回路のため、根っこは料理人のままです。家では猫2匹の下僕。虎党でビール党。