UX責任者必見!ウェブサイトの高速化とパフォーマンスチェックの秘訣
こんにちは、ギャプライズの今本です。
9月も下旬に差し掛かっていますが、まだまだ暑い日が続いていますね。
スーパーに並ぶおでんを横目に、まだいいかなーと素通りしつつも秋限定ビールにはしっかりコンバージョンしている日々でございます。
本日は、ウェブパフォーマンスについて、その影響と調査方法についてまとめてみました。ご参考にしていただければ幸いです。
ウェブサイトのパフォーマンスは、ユーザーエクスペリエンスや検索エンジンのランキングに大いに影響を与えるため、極めて重要です。以下では、その重要性と改善のための調査方法を詳しく説明します。
ウェブサイトのパフォーマンスは、オンラインビジネスにおいて極めて重要な要素です。なぜなら、ユーザーは遅い読み込み時間や動作の遅さにイライラし、サイトを離れてしまう可能性があるためです。そのため、ウェブサイトのパフォーマンスを向上させることは、ユーザーエクスペリエンスの向上や売上の増加に直結します。
目次
ウェブサイトパフォーマンスがもたらす影響とは?
ウェブサイトのパフォーマンスが低下すると、どのような影響があるのか気になりますね。特にサイトの表示速度は重要な要素であり、以下の調査結果が示すように、影響が大きいことが分かっています。
サイト表示が0.5秒遅くなると、検索数が20%減少する
by Google
サイト表示が0.1秒遅くなると、売り上げが1%減少し、1秒高速化すると10%の売上が向上する
by Amazon
表示速度が1秒遅くなるとページビューが11%低下、コンバージョン率が7%低下、顧客満⾜度が16%低下する
by Aberdeen Group
さらに、ウェブユーザビリティの権威であるヤコブ・ニールセン博士は、「Website Response Times」と題した2010年の記事(英語)で、反応速度について以下のように述べています。
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- 0.1秒までのなら応答が瞬時に返ってきたという印象を与える
- 1秒までならユーザーの思考は途切れなく流れる。
- 10秒までならユーザーの注意力は続く。
- 10秒遅延してしまうと、ユーザーが即、サイトから離れてしまうことも多くなる
コロナ禍によって「待ち時間」に対する意識が変わったという調査結果もありますが、サイトパフォーマンスが向上しなければ、コンバージョン率のアップ、ユーザビリティの実現は難しいことに相違はないでしょう。
そして、ウェブサイトパフォーマンスを上げることは、サイトの品質向上の1つだということが言えるのではないでしょうか。
代表的な7つの調査方法
ウェブサイトのパフォーマンスを改善するためには、まずは調査が必要です。調査方法はさまざまありますが、以下に効果的な方法をいくつか紹介します。
パフォーマンステストツールの使用:
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- Google PageSpeed Insights: ウェブサイトの読み込み速度を評価し、改善のための提案を行います。
- GTmetrix: ウェブページの読み込み速度や最適化のアドバイスを提供します。
- WebPageTest: サイトのパフォーマンスを徹底的に分析し、ウォーターフォールチャートを提供します。
ブラウザの開発者ツールの使用:
ほとんどのウェブブラウザには、開発者向けのツールが組み込まれており、ネットワークやパフォーマンス、セキュリティなどの情報を提供しています。これらのツールを活用することで、ページの読み込みに時間がかかる要素やエラーを簡単に特定することができます。
サーバーログの分析:
サーバーログを分析することによって、サーバーのレスポンスタイムやエラーを特定することが可能です。
Content Delivery Network (CDN) の使用:
CDNを活用することで、ユーザーに近いサーバーからコンテンツを迅速に配信することができ、サイトの読み込み時間を大幅に短縮することが可能です。また、CDNのダッシュボードを使用して、配信のパフォーマンスをリアルタイムで監視することもできます。
サードパーティのスクリプトやプラグインの監視:
外部のスクリプトやプラグインは、ページの読み込み時間に影響を与えることがあります。そのため、これらの要素のパフォーマンスを定期的に確認することは非常に重要です。
モバイルパフォーマンスのテスト:
モバイル端末でのパフォーマンスも非常に重要です。モバイル専用のテストツールや、ブラウザの開発者ツールのモバイルエミュレータを使用することで、モバイル表示の速度やレスポンシブデザインの問題を簡単に確認できます。
リアルユーザーモニタリング (RUM):
実際のユーザーの行動を観察し、サイトのパフォーマンスをリアルタイムで解析します。
これらの手法を組み合わせることにより、サイトのパフォーマンスの課題を正確に特定し、適切な最適化策を実施することが可能です。
ユーザーフィードバックを活用する
さらに、ウェブサイトのパフォーマンスを向上させるためには、ユーザーのフィードバックを活用することも重要です。ユーザーが感じる不満や改善点を把握し、それに応じた改善策を実施することで、ユーザーエクスペリエンスの向上につながります。フィードバックを収集するためには、アンケート調査やユーザーテストなどが有効です。
ウェブサイトのパフォーマンスを向上させるためには、ユーザーの声を聞くことが重要です。アンケート調査を実施することで、ユーザーがウェブサイトのどの部分に不満を感じているのか、どのような改善が望まれているのかを把握することができます。また、ユーザーテストを行うことで、実際のユーザーがウェブサイトを使用する際の問題点を特定することができます。
アンケート調査では、ユーザーに簡単な質問を投げかけることで、満足度や改善点を把握することができます。具体的な質問例としては、「ウェブサイトの読み込み速度に満足していますか?」や「ウェブサイトのナビゲーションは使いやすいですか?」などがあります。また、ユーザーテストでは、ユーザーに実際にウェブサイトを使用してもらい、操作のしやすさや表示の速さなどを評価してもらいます。
これらのフィードバックをもとに、ウェブサイトの改善策を検討しましょう。ユーザーからの不満が多い箇所に対しては、読み込み時間を短縮するための最適化を行ったり、ナビゲーションを見直したりすることが有効です。また、ユーザーが求める情報や機能を追加することも考慮しましょう。ユーザーの声を反映させることで、より使いやすく満足度の高いウェブサイトを提供することができます。
ユーザーのフィードバックを積極的に収集し、その声に耳を傾けることは、ウェブサイトのパフォーマンスを向上させるために必要不可欠な手段です。定期的なフィードバックの収集と分析により、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための最適な方法を見つけることができます。ユーザーの声を重視し、常に改善を意識することで、ウェブサイトの魅力を高め、ユーザーに満足感を提供することができます。
もっと効率よく改善する方法はないのか
改善すべき要素が分かったとしても、他に優先すべきタスクがあったり、デザイン性・サーバーとホスティングの最適化・コードの最適化・レスポンシブ対応など考えるべき要素も多岐に渡るため、結果として後回しになっているというケースも多いかと存じます。
ギャプライズではウェブパフォーマンス改善に特化した最先端テクノロジーの取り扱いを複数ご用意しております。(調整中のものも含め)
改善したいウェブサイトのURLをご共有いただければ、ソリューションを導入した場合のシミュレーションレポートをお出しすることも可能です。
ご興味があれば、お気軽にお問い合わせください。
ウェブサイトのパフォーマンスを向上させることは、オンラインビジネスの成功に欠かせない要素です。ユーザーの満足度を高めるためには、定期的な調査と改善が重要です。常に最適なパフォーマンスを追求し、ユーザーエクスペリエンスを向上させるため、最適なソリューションをご提案いたします。
今本 たかひろ/MarTechLab編集長
料理人→旅人→店舗ビジネスオーナー→BPO企業にてBtoBマーケティング支援チームのPLを4年半経験し、2023年2月よりギャプライズへジョイン。フグを捌くのもBtoBマーケティングを整えるのも根本は同じだという思考回路のため、根っこは料理人のままです。家では猫2匹の下僕。虎党でビール党。