s.Oliver 「CVRと収益が大幅に向上しました」Speed Kitがもたらしたビジネスインパクトとは【Speed Kit導入事例】
こんにちは、MarTechLab編集部です。
当記事では、Speed Kitのs.Oliverグループ事例を日本語に翻訳しお届けします。ページ速度やウェブパフォーマンスにあまり注力しておらず課題を抱えていたs.Oliverグループは、課題を解決するためSpeed Kitを導入しました。Speed Kit導入後、サイトスピードメトリックが大きく改善し、CVRや収益の向上に繋がりました。具体的にどのメトリックが改善されたのか、当事例で紹介しています。
参照元の事例レポートは以下リンクからご覧になります。
https://www.speedkit.com/cases/study-onepager-soliver.pdf
なお、当記事はSpeed Kit社の許可を得て翻訳しお届けしています。当記事が貴社サイトパフォーマンス向上のヒントになりましたら何よりでございます。
目次
挑戦
s.Oliverグループは、ドイツをはじめとする国際的なファッション市場を形成する上でリーダーの役割を果たす、年間約10億ユーロの売上高を持つヨーロッパ最大のファッション企業です。企業文化として、起業家精神と成功への意志が深く根付いています。これらの文化が効果を発揮し、s.Oliverは今日ますます重要性を増しているオンライン領域でプレゼンスを築いています。同社のほとんどの取り組みは、ファッションのスタイル、品質、フィットを提供することに焦点を当てています。ページの速度とウェブパフォーマンスの管理は、彼らの主要業務外であったため、大きな課題を抱えていました。
「Speed Kitは、顧客のショッピング体験を改善するために大きな成功をもたらしてくれました。詳細なプロジェクトで、ページ速度の改善がビジネスKPIに与える影響を測定し、ファネル進行メトリクス、コンバージョン率、収益の顕著な向上を実現してくれたのです。」
マイケ・ヴェーラー
s.Oliver Group デジタルプロダクトマネジメントチームリーダー
ソリューション
eコマースでは、価格や商品の在庫状況、ユーザーの推奨などの高度で動的なコンテンツでは、キャッシュは不可能です。
Speed Kitを使うと、高度にダイナミックなウェブサイトでも革新的なブラウザテクノロジーを使用することでキャッシュすることができます。これにより、ページの静的バージョンが信じられないほど速いTime-To-First-Byte(TTFB)およびLargest Contentful Paint(LCP)で提供され、その後、ブラウザ内でオリジナルのバックエンドから読み込まれるとすぐに動的コンテンツがマージされるのです。
Largest Contentful Paint (LCP)
以下のグラフは、Speed Kit導入前後でどのようにLCPが変化したのかを示しています。
Time To First Byte (TTFB)
以下のグラフは、オリジナルとSpeed KitそれぞれのTTFBを示しています。
結果
関連する速度メトリクスの改善は全て、Google Chrome UXレポートとSpeed KitのA/Bテストデータ両方で二重に検証されました。さらに、s.OliverグループはSpeed Kitチームと協力して、ページ速度とコンバージョンメトリクスの関係を詳細に理解するための長期プロジェクトに取り組みました。その結果は本当に素晴らしいもので、ページ読み込み時間が収益に繋がることを改めて証明したものでした。Speed Kitの年間利用料は、わずか1週間かからずに回収できました。具体的な数値を算出すると、カート投入率が3.4%、CVRは2.8%、収益は5.9%それぞれ向上したのでした。
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他にも多数の業界・企業の活用事例がございます。
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舟木/マーケティング・IS担当
ABテストツールなどのインサイドセールス専任として入社し、現在はマーケティングも担当。週5でヨーグルトを摂取。好きな野球選手は大谷翔平。