【最新ランキング】世界標準のCDN Top10!自社にあったCDNサービス選びのポイントも
Webサイトやアプリケーションの高速化、サーバーの負荷軽減など、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)の役割は今日ますます重要となっています。動画配信やeコマースなど、様々な分野でCDN市場は急速に成長しており、ユーザーエクスペリエンス向上やビジネス拡大に欠かせないツールとなっています。
本記事では、ウェブサイトやアプリの高速化に最適なCDNサービスのランキングを紹介します。世界標準のCDNサービスの特徴や導入事例を詳しく解説するとともに、自社に合ったCDNサービスの選定ポイントについても解説します。
目次
世界標準のCDNランキングTop10
ランキング選定基準について
本ランキングの選定基準は、Similartech社の調査データを基に、インターネット全体およびTop 10KサイトでのCDN導入実績を重視しています。これらの指標は、各CDNサービスの市場浸透度と信頼性を示す重要な指標と考えられます。
*ランキングは2024年4月時点のものです
ランキング一覧
順位 | サービス名 | 導入数 | Top 10Kサイトでの順位 |
1 | CloudFlare | 4,893,114 | 1 |
2 | jsDelivr | 798,040 | 3 |
3 | Bootstrap CDN | 511,330 | 8 |
4 | Fastly | 507,204 | 7 |
5 | Amazon CloudFrontAmazon | 442,291 | 5 |
6 | S3Google Cloud | 441,470 | 6 |
7 | StorageAkamaiAkamai | 249,337 | – |
8 | EdgeCloudinary | 163,746 | 2 |
9 | Akamai Edge | 106,874 | 4 |
10 | Cloudinary | 94,925 | – |
<Top10Kでのランキング>
各CDNサービスの特徴、強み、ユーザー評価
第1位: CloudFlare
- インターネット全体でもTop 10Kサイトでも圧倒的な導入実績を誇る
- 高速化、セキュリティ強化、負荷分散などWebパフォーマンス改善に特化
- ユーザー事例: “ファッション通販サイトXYZの表示速度を50%改善”
第2位: jsDelivr
- オープンソースのCDNとして軽量で手軽な導入が特徴
- 個人開発者から大手企業まで幅広いユーザーに支持されている
- ユーザー事例: “個人開発者のWebサイトでファイル配信を高速化”
第3位: Bootstrap CDN
- Bootstrap フレームワークの公式CDNとして知られ、シンプルな利用感が評価されている
- 主に中小企業のWebサイトやランディングページで活用されている
- ユーザー事例: “中小企業のランディングページで活用”
第4位: Fastly
- エッジコンピューティングに強みを持ち、高度な配信ルール設定が可能
- メディア企業の動画配信基盤として採用されている
- ユーザー事例: “メディア企業QRSの動画配信基盤として採用”
第5位: Amazon CloudFront
- AWSとの深い連携が強みの高性能CDN
- ゲーム会社のコンテンツ配信などで活用されている
- ユーザー事例: “ゲーム会社ABCのグローバル配信インフラとして採用”
第6位: Amazon S3
- ほぼ無制限のスケーラビリティを提供し、データの増加に合わせてストレージを自動的に拡張
- AWSの他サービスや、サードパーティ製のツールとの統合が容易
第7位:Google Cloud Storage
- ペタバイト規模までのデータを保存できる、高度にスケーラブルなストレージサービス
- BigQuery、Cloud Functions、App Engineなどと組み合わせることで、データ分析やアプリケーション開発が容易
第8位: Akamai
- グローバル CDN ネットワークを活用し、コンテンツを世界中のユーザーに高速に配信可能
- メディアおよびエンターテイメント業界向けに特化したソリューションを提供
第9位: AkamaiEdge
- 動的コンテンツの最適化やルーティング、SSL/TLS オフロードなどの機能を提供し、アプリケーションのパフォーマンスを向上
- API や SDK を通じて、カスタムロジックやサードパーティサービスとの連携が可能
第10位: Cloudinary
- デバイスや接続速度に応じて最適化されたメディアファイルを配信できる
- AIベースのメディア分析機能を提供し、画像や動画の内容を自動的に認識、タグ付け、分類が可能
自社に合ったCDNサービスの選び方
配信コンテンツの種類とサイズ
自社のWebサイトやアプリで配信するコンテンツの種類(テキスト、画像、動画など)やデータ容量を把握し、それに最適なCDNサービスを選びましょう。動画配信に強みを持つCDNや、大容量データ配信に適したサービスなど、コンテンツ特性に合わせた選択が重要です。
期待するパフォーマンス改善効果
Webサイトの表示速度向上、トラフィックの分散、配信コストの削減など、CDN導入によって期待できる効果を明確にしましょう。これらの改善ポイントを踏まえて、適切なCDNサービスを選定することが肝心です。
セキュリティ機能と対策の必要性
DDoS攻撃対策、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)機能、データの暗号化など、セキュリティ面での要件を確認しましょう。重要なデータを取り扱う企業にとっては、これらの対策機能は必須と言えます。
料金体系とコストパフォーマンス
従量課金、固定料金制、あるいはハイブリッド型など、CDNサービスの料金体系は様々です。自社のトラフィック特性に合わせて、最適なプランを選ぶ必要があります。初期費用や月額料金、データ転送料金など、コストパフォーマンスも検討ポイントの一つです。
まとめ
CDN導入の重要ポイント
Webパフォーマンスの向上、サーバーへの負荷軽減、グローバルなコンテンツ配信など、CDN導入のメリットは多岐にわたります。一方で、配信するコンテンツの特性やセキュリティ要件、コスト面での最適化など、様々な要素を見極める必要があります。
適切なCDNサービス選定のアプローチ
自社の課題やニーズに合わせて、本ランキングや機能比較を参考にしながら、慎重に検討・導入プロセスを進めることが重要です。CDN分野の専門家に相談しながら、最適なサービスを選定することをおすすめします。
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今本 たかひろ/MarTechLab編集長
料理人→旅人→店舗ビジネスオーナー→BPO企業にてBtoBマーケティング支援チームのPLを4年半経験し、2023年2月よりギャプライズへジョイン。フグを捌くのもBtoBマーケティングを整えるのも根本は同じだという思考回路のため、根っこは料理人のままです。家では猫2匹の下僕。虎党でビール党。