WordPressの速度改善法7選!有効プラグイン・テーマも紹介

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2024/01/28

WordPressを使ってサイト運用している方のなかには、ユーザーの訪問数が増えず、その原因がサイトの読み込み速度にあって悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
サイトが重たいと、知りたい情報をスムーズに知ることができず、ユーザーがサイトから離れてしまう大きな原因になります。

本記事では、WordPressの速度改善法やメリット、速度確認におすすめのツールやプラグイン、WordPressテーマも紹介します。

WordPressの具体的な速度改善法を試して、サイトに合った最適なプラグインやテーマを選びましょう。

 

また、サイト改善のこれから行う方や、改善アイデアに悩んでいる方は、以下の資料も参考にしてみてください。
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WordPressを速度改善する7つの方法

本章では、Wordpressを速度改善する方法を解説します。
改善法は以下の7つです。

  • 画像ファイルを軽量化する
  • キャッシュを活用して表示を高速化する
  • HTML、CSS、JavaScriptを圧縮する
  • 不要なプラグインを削除する
  • サーバーを拡大する
  • PHPのバージョンを更新する
  • 速度改善できるWordPressテーマを導入する

上記の方法を多く実践するほど、Wordpressを速度改善できるでしょう。
それぞれ解説します。

画像ファイルを軽量化する

1つめは、画像ファイルの軽量化です。
画像ファイルの容量を減らすことでページの読み込み時間が短縮され、ユーザーエクスペリエンスが向上します。

画像を軽量化する方法には、画像サイズを変更・圧縮する方法が効果的です。
また、新しい画像形式であるWebPに変換することも効果があります。

さらに、遅延読み込みや自動リサイズなどの機能を備えた画像最適化プラグインを使用することもおすすめです。
画像は通常、ウェブサイトの容量の大部分を占めており、そのサイズを削減することでページの読み込み時間が短縮されます。

具体的な改善率はサイトや画像の特性によって異なりますが、画像ファイルの最適化によって数秒から数十秒ほど改善できます。

WebPへ画像を変換する方法

WebP形式の画像を他の形式に変換する方法はいくつかあります。
例えば、次の3つの方法が挙げられます。

  • オンラインツールを使用する方法:オンラインのWebPから他の形式への変換ツールを使用することで、簡単に変換できます。例えば、ConvertioTinyIMGなどのツールがあります。
  • 専用の画像編集ソフトウェアを使用する方法:一部の専用の画像編集ソフトウェア(例:Adobe Photoshop)を使用して、WebP画像を他の形式に変換できます。
  • コマンドラインツールを使用する方法:Googleが開発したcwebpというコマンドラインツールを使用して、画像をWebP形式から他の形式に変換することも可能です。

これらの方法のいずれかを選択して、WebP形式の画像を他の形式に変換できます。

画質を落とさずにWebPに変換する方法

WebPは、画質を落とさずに変換する方法がいくつかあります。
以下はその一例です。

  • cwebpコマンドの使用:元画像をWebPに変換する際に、cwebpコマンドを使用し、特定のパラメーターを設定することで画質を落とさずに変換できます。例えば、-qオプションを使用して画質を指定したり、-metadata icc -sharp_yuvを追加することで、画質を維持しつつ変換できます。
  • 専用のツールを使用:Googleが開発したcwebpというコマンドラインツールや、Squooshというブラウザで変換できるツールがあります。これらのツールを使用することで、画質を落とさずにWebPに変換することが可能です。
  • オンラインのWEBPコンバーター:オンラインのWEBPコンバーターを使用することで、画質や画像サイズを落とさずにWebPに変換できます。

これらの方法を使用することで、画質を落とさずにWebPに変換できます。

キャッシュを活用して表示を高速化する

キャッシュを活用することで、サイト表示の高速化を実現可能です。
具体的には、Webサイトを訪れた際にキャッシュを利用してページを表示するようになるため、表示速度の高速化ができます。

再度ユーザーが同じWebページを閲覧した際に、ブラウザは保存した情報を呼び出して表示するためページの表示スピードが上がります。
ただし、便利な反面キャッシュがたまっていると更新したのに反映されない点や、デバイス自体が重くなる点には注意が必要です。

HTML、CSS、JavaScriptを圧縮する

HTML、CSS、JavaScriptの圧縮により、ファイルサイズが小さくなりWordPressの速度改善につながります。

具体的にはAutoptimize」というプラグインを使用してHTML、CSS、JavaScriptを自動で圧縮・最適化を行います。
圧縮されたファイルは、ブラウザがより効率的に読み込むことができ、表示速度の向上につながります。

Autoptimizeプラグインでは、HTML、CSS、JavaScriptの圧縮だけではなく画像の設定やさまざまな追加設定も可能です。
ただしAutoptimizeプラグインは、WordPressテーマによってはデザインが崩れる可能性もあります。

「CSSの最適化」や「HTMLの最適化」のチェックマークをそれぞれ外して確認するのがポイントです。
また、高機能なWordPressテーマなら、WordPress側の設定項目も確認して同じ高速化機能はどちらか片方だけを有効にしましょう。

不要なプラグインを削除する

不要なプラグインはサイトの表示速度を遅くする可能性があります。
なかでも、JavaScriptを読み込むプラグインは表示速度に影響を与えるケースも多いため、不要なら整理しておきましょう。

ただし、プラグインを削除する際は、サイトのバックアップを取り、削除前の状態を復元できるようにしておきましょう。

不要なプラグインを削除する際は、インストール済みのプラグインの機能を改めて確認し、重複している機能がないかをチェックします。
プラグインを無効化したままサイトの表示に影響がないかを確認し、必要な機能を持つプラグインのみを有効化し不要なプラグインは削除します。

不要なプラグインを削除する際は「BackWPup」の活用がおすすめです。
BackWPupは高機能でありながら操作が簡単なのが特徴で、一度設定すれば自動でバックアップを取ってくれるため、手間がかからず安心してバックアップを行えます。

サーバーを拡大する

サーバーを拡大することで、WordPressの速度が改善されます。
理由は以下のとおりです。

  • 処理能力の向上:サーバーの拡大により処理能力が向上し、Webサイトの応答時間が短縮されるため表示速度が改善されます。
  • 負荷分散:サーバーの拡大により負荷を分散でき、多くのアクセスがあっても安定したパフォーマンスを維持しながら、表示速度も向上します。
  • 高速なストレージ:拡大したサーバーには高速なストレージを搭載することができるため、データの読み込み速度が向上し表示速度が改善されます。

上記の要因により、サーバーの拡大はWordPressの速度改善につながるでしょう。

サーバーの拡大には、仮想プライベートサーバー(VPS)やAWSなどのクラウドサーバーなども選択肢としてあります。
ただし、クラウドサーバーの導入は難しいので、専門家やプロに外注することも検討しておきましょう。

PHPのバージョンを更新する

PHPのバージョンを更新することで、WordPressの速度が改善されます。
理由は以下のとおりです。

  • 効率的な動作:PHPの最新バージョンは前のバージョンよりもより効率的に動作するように改善されているため。
  • セキュリティ強化:PHPも日々新しいバージョンになるにつれ、昔のバージョンにあった脆弱性などが修正されています。最新のセキュリティ機能が実装されている最新版のPHPバージョンにアップデートしておくことで、PHPプログラムに潜む脆弱性を修正可能です。
  • パフォーマンスの改善:WordPress5.6においてPHPのバージョンを古いバージョンから新しいバージョンに切り替えていくと、秒間リクエスト数が大きくなる結果が出ています。

上記の理由によって、PHPのバージョンを更新することでWordPressの速度が改善できます。
また、WordPressのPHPバージョンを確認する方法は以下のとおりです。

  1. WP管理画面「ダッシュボード」を開く
  2. 「ツール」の「サイトヘルス」を表示
  3. 「情報」タブの「サーバー」にある「PHPバージョン」を確認する

PHPバージョンアップは、契約しているサーバーの管理画面やコントロール画面からアップできます。

速度改善できるWordPressテーマを導入する

WordPressには、WordPressサイトのデザインやレイアウトを決定するためのテンプレートがあります。
速度改善に特化したテーマもあり、以下の点が特徴的です。

  • 高速化に特化したテーマ:一部のWordPressテーマは高速化に特化しており、最適化されたコードや高速な読み込みを実現しており、使用することで表示速度の改善が期待できます。
  • 軽量なテーマ:ページビルダーや多機能なテーマよりも、シンプルで軽量なテーマを選択することで表示速度を改善できます。
  • モバイルを意識したテーマ:モバイルファーストなテーマは、モバイルデバイスでの表示速度を重視しておりモバイルユーザーエクスペリエンスを向上させられます。

上記のテーマを選択することで、WordPressサイトの表示速度を改善できるでしょう。

WordPressの速度改善をするメリット5つ

本章では、WordPressの速度改善をするメリットを解説します。
メリットは下記の5つです。

  • ユーザーエクスペリエンスの向上
  • 検索エンジンランキングの向上
  • PV・CVRの向上
  • 直帰率の改善
  • サーバーの管理費用の削減

上記のメリットを把握していると、より積極的にWordpressの速度改善に取り組めるでしょう。

ユーザーエクスペリエンスの向上

表示速度の向上は、Webサイトのユーザーエクスペリエンスを大幅に改善し、訪問者の満足度を高められます
また、高速なサイトは直帰率の改善にもつながり、訪問者がサイトに滞在する可能性も高まるでしょう。

表示速度向上により訪問者はサイト上でスムーズに移動できるため、ストレスなくコンテンツを閲覧できます。
WordPressの速度を改善することは、訪問者の満足度を高めサイトのパフォーマンスを向上させる重要な手段です。

検索エンジンランキングの向上

Googleの検索エンジンはページの表示速度を評価アルゴリズムに組み込んでいます。
そのため、表示速度の改善はSEOに有利に働く可能性が高いです。

検索エンジンランキングが向上すると、サイトへの流入が増加しビジネスの成長につながる可能性やユーザーからの信頼性が高ままるでしょう。
また、WordPressの速度改善は単に読者の利便性を向上するだけではなく、新たな顧客流入をねらうためにも効果があります。

PV・CVRの向上

3つめのメリットは、PV(ページビュー)やCVR(コンバージョン率)の向上につながります
その理由は、表示速度の向上とユーザーエクスペリエンスの向上によるものです。

サイトの表示速度が速いほど、訪問者はコンテンツをスムーズに閲覧できるため離脱率が低下し、PVが増加します。
また、高速なサイトはユーザーエクスペリエンスを向上させ、訪問者がサイトに滞在しやすくなりCVRの向上につながるでしょう。

PVとCVRが向上すれば、Webサイトへの訪問者数が増え情報の拡散やブランド認知度の向上、収益の増加といったメリットにもつながります。
WordPressの速度改善によるPVとCVRの向上は、Webサイトの成果や効果を高めるために重要な要素といえるでしょう。

直帰率の改善

4つめは、直帰率の改善ができる点です。
直帰率とは、Webサイトのアクセス解析において使用される指標の1つで、ユーザーがサイトを訪れた際に1ページだけを見てそのままサイトから離脱してしまう割合を示すものです。

具体的には、全セッションに対して直帰したセッションの割合をパーセントで表しています。
直帰率が高いということは、ユーザーが1ページのみを閲覧してサイトから離脱する割合が高いことを意味します。

WordPressの速度改善により、ユーザーにとって見やすいサイトになれば直帰率が低下し、多くの記事を読む可能性が高いです。
複数の記事を読まれれば、サイトの魅力や取り扱っている製品・サービスの魅力を訴求しやすくなるでしょう。

2022 Digital Experience Benchmark Reportのレポートによると、2021年における全体の直帰率の平均は50%です。
2020年よりも3%高くなっており、競合に勝つためにも直帰率の改善は重要です。

サーバーの管理費用の削減

WordPressの速度を改善することで、サーバーの管理費用を削減可能性です。
サーバーの管理費用はレンタルかどうかや規模にもよりますが、安くても月1,000円、高い場合で3万円ほどかかるケースもあります。

サーバーの管理費用を削減できれば、より効率的なサイト運営ができるでしょう。
管理費用にはレンタルサーバーの料金の他に、WordPressの保守・管理にかかる費用も含まれる場合があります。

WordPressの表示速度を確認できるツール5選

本章では、Wordpressの表示速度を確認できるツールを5つ紹介します。

  • PageSpeed Insights
  • Pingdomスピードテスト
  • Google Chrome デベロッパー ツール
  • GTmetrix
  • Dareboost

上記のツールを利用して表示速度を把握すると、サイトの改善に役立てられます。
それぞれ解説します。

PageSpeed Insights

PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)は、Googleが提供しているWebページの速度を測定・分析できるツールです。
実際のユーザーの環境に基づいて表示速度をスコア化します。

PageSpeed Insightsについてさらに詳しく知りたい方は「【徹底ガイド】Google PageSpeed Insights」をご覧ください。

Pingdomスピードテスト

Pingdomスピードテストはブラウザ上で表示速度を計測できるツールの1つです。
特徴は以下のとおりです。

  • ページ読み込み速度の測定:ページの読み込み速度やページサイズ、HTTPリクエストの数など、ページのパフォーマンスに関する詳細な情報を提供します。
  • パフォーマンスグレードの評価:ウェブサイト全体のスピードとパフォーマンスを示すスコアを提供し、60〜70のスコアが目安です。
  • ロードタイムの測定:ページのオンロード時間を考慮し、コンテンツや画像などのリソースのダウンロードにかかる時間を示します。
  • リクエストの数の計測:サイトが必要とするHTTPリクエストの数を示し、パフォーマンスの影響を測定します。

Google Chrome デベロッパー ツール

Google Chrome デベロッパー ツールは、Web開発者がWebページのデバッグ、パフォーマンスの分析、コードの最適化を支援するための機能を提供します。
主な特徴は以下のとおりです。

  • HTML構成や表示スピードの確認:WebサイトのHTML構成や表示スピード、通信状況などを確認できます。
  • 要素の編集とリアルタイム変更の確認:Elementsタブでは、ウェブページのHTMLやCSSを直接編集し、リアルタイムに変更を確認することが可能です。
  • 通信の詳細の観察:Networkタブでは、ウェブページをロードする際の各リソースのダウンロード時間など、通信の詳細を確認できます。
  • パフォーマンスの計測:Performanceタブでは、ウェブページのパフォーマンスを計測し、改善のための洞察を提供します。
  • SEO対策の支援:SEOの観点からの評価を提供し、ウェブサイトの診断や改善を行うことが可能です。

Google Chrome デベロッパー ツールはWeb開発者にとって重要なツールの1つといえるでしょう。

GTmetrix

GTmetrixもブラウザ上で表示速度を計測できます。
主な特徴は以下のとおりです。

  • 詳細な評価結果と改善案の表示:GTmetrixは、Webサイトの読み込み速度を詳細に評価し、具体的な改善案を提供します。
  • HTTPステータスコードの分析:成功のHTTPステータスコードを返すページのみを分析し、エラーの原因を特定します。
  • ウォーターフォール図によるリクエストの分析:ウェブページ上のすべての個別のリクエストが表示されるウォーターフォール図を通じて、リクエストごとの読み込みの遅れやパフォーマンスの問題を確認できます。
  • パフォーマンス指標の提供:Web Vitalsに基づいたパフォーマンス指標(Largest Contentful Paint、Total Blocking Time、Cumulative Layout Shift)を提供し、ページの総合的なパフォーマンスを測定します。

Webサイトのパフォーマンスを網羅的に評価し、改善のための具体的な指針を提供します。

Dareboost

Dareboostは、Webサイトの表示速度やパフォーマンスをチェックし、詳細な結果を提供するWebサービスです。
具体的には、Webサイトの読み込み速度やパフォーマンスの評価結果をダウンロードできるほか、Webサイトの表示速度やパフォーマンスを詳細に分析し、改善のための具体的な指針を提供します。

WordPressの速度改善におすすめのプラグイン6選

本章では、Wordpressの速度改善におすすめのプラグインを紹介します。
おすすめのプラグインは以下の6つです。

  • Speedsize
  • WP Super Cache
  • W3 Total Cache
  • Head Cleaner
  • EWWW Image Optimizer
  • Optimize Database after Deleting Revisions

プラグインの導入はWordpressの速度改善に有効ですが、インストールのし過ぎには注意しましょう。
また、ほかのプラグインを有効にしている場合は相性も確認してください。

それぞれ解説します。

Speedsize

Speedsize(スピードサイズ)は、画像や動画をAIが自動的に処理して最適化するプラグインです。
画像や動画の容量削減だけでなく、訪問者のブラウザやデバイスに応じて最適なサイズやフォーマットを自動で提供し、Webサイトの読み込み速度を向上します。

WP Super Cache

WP Super Cacheは、WordPressサイトの表示速度を改善するためのプラグインです。
WP Super Cacheを導入すると、Webページが表示される度にHTMLファイルを生成(キャッシュ)してサイトの表示速度を向上します。

また、WP Super Cacheはガベージコレクション機能も搭載されています。
キャッシュディレクトリが時間の経過とともにいっぱいになることでサイトの実行速度が低下することを防ぎます。

さらに、設定画面も日本語化されているため、使いやすいことも特徴です。

W3 Total Cache

W3 Total Cacheは、WordPressサイトの表示速度を向上させるための高機能なキャッシュ系プラグインです。
ページキャッシュを有効化したり適宜ページキャッシュを削除したりすることで、サイトの読み込み速度を向上できます

ほかにも以下の特徴があげられます。

  • 高い自由度での設定が可能で上級者や開発者に最適
  • ページキャッシュ、ブラウザーキャッシュ、オブジェクトキャッシュ、データベースキャッシュなど、さまざまな種類のキャッシュをサポート
  • Cloudflareとの連携が可能で、さまざまな設定を調整して高速化を図れる

表示速度を向上させるための多彩なキャッシュ機能が可能なプラグインです。

Head Cleaner

Head Cleanerは、WordPressのページを構成するCSSやJavaScriptを最適化し、サイトの表示速度を向上させるプラグインです。
簡単な設定を行うことで自動的に最適化が行われるため、管理の手間を軽減可能です。
日本語にも対応しています。

EWWW Image Optimizer

EWWW Image Optimizerは、画像を自動で圧縮してファイルサイズを小さくするプラグインです。
新規投稿追加の画像や、アップロード済み画像の一括で最適化できます。

  • 画像の最適化において速度制限やファイルサイズ制限がない
  • JPG、PNG、PDFファイルに対するプレミアム圧縮による最高の圧縮・品質比を提供
  • 画像の最適化により、サイトの表示速度を向上させ、離脱率を改善しSEOを向上させる
  • 画像の圧縮によりストレージスペースを節約し、帯域幅を節約、ウェブサイト全体の負荷を軽減する

EWWW Image Optimizerによって圧縮された画像のファイルサイズの減少率は約8%といわれており、WordPressの速度改善に役立つでしょう。

Optimize Database after Deleting Revisions

Optimize Database after Deleting Revisionsは、WordPress内のリビジョンで自動保存された記事データを削除できるプラグインです。
特徴は以下のとおりです。

  • 投稿、ページ、カスタム投稿タイプのリビジョンを削除できる
  • 最新のリビジョンを保持したり、特定の日付より古いリビジョンを削除できる
  • ゴミ箱に入った投稿、ページ、コメントを削除できる
  • スパムコメントを削除できる(オプション)
  • 使用されていないタグを削除できる(オプション)

不要なデータを削除することでWordPressデータベースを整理し、データベースの最適化を行えます。

WordPressの速度改善にオススメの優良WPテーマ

WordPressの速度改善にオススメの優良WPテーマは以下のとおりです。

  • SWELL
  • SANGO
  • JIN(JIN:R)
  • Lightning

上記のテーマを活用することでサイトの質を上げられるでしょう。
それぞれ紹介します。

SWELL

SWELLはブロックエディター完全対応の有料テーマです。

  • 直感的に使える
  • HTMLやCSSの知識が不要
  • 多数の独自ブロックでプラグインの導入が最小限で済む
  • 表示速度が速く、SEOに強いWebサイト制作が可能

SWELLはブログやアフィリエイトサイト、企業ホームページやオンラインショップなどの制作にもおすすめのテーマです。

SANGO

SANGOも人気の有料テーマの1つです。
特徴は以下のとおり。

  • 「居心地の良さ」をテーマに開発
  • ユーザーがストレスを感じにくい作り
  • 簡単に自分好みのデザインやレイアウトにカスタマイズできる機能が豊富
  • 内部SEO対策が施されており、構造化データの設定も実施済み

SANGOはWordPress初心者でも扱いやすいテーマです。

JIN、JIN:R

JINJIN:RのJINシリーズも人気の有料テーマです。
主に最新テーマであるJIN:Rについて紹介します。

  • 収益化のための環境が整っている
  • 直感的な操作で、知識がなくても操作ができる
  • ブロックエディターのため最適化されている
  • 特に高速表示化に力を入れている

人気テーマのJINらしさを残しつつ、一新された新テーマです。

Lightning

Lightningは、無料で利用できるWordPressテーマです。

  • 完全無料で使用でき、有料テーマ並みの高機能
  • WordPress公式テーマで信頼度が高い
  • シンプルな構成で、初心者でも使いやすい
  • 関連プラグインが充実している
  • 外観のカスタマイズが容易にできる

Lightningは多くの解説記事や書籍が存在し、ユーザーフォーラムも活発です。
初心者にはおすすめのテーマといえるでしょう。

まとめ:Wordpressの速度改善をしてサイトの質を高めよう

WordPressの速度改善をすることで、ユーザーのサイト利用を便利なものにして、CVRの改善やPV数の増加につなげられます。
サイトの速度を確認し、必要があれば画像の圧縮など最適な対策を取りましょう。

プラグインの導入に際しては、すでに有効化しているツールと併用して問題ないか確認する必要があります。
速度改善のために導入したプラグインにより、逆にサイトの質が落ちる可能性もあるため注意しましょう。

また、速度改善に適したテーマを導入することで、ユーザーエクスペリエンスだけでなく記事の作成も効率化できます。
Wordpressでサイトを運営する際は、ぜひこの記事で解説した方法を実践し、最適なツールやプラグイン、テーマを活用してみてください。

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今本 たかひろ/MarTechLab編集長

料理人→旅人→店舗ビジネスオーナー→BPO企業にてBtoBマーケティング支援チームのPLを4年半経験し、2023年2月よりギャプライズへジョイン。フグを捌くのもBtoBマーケティングを整えるのも根本は同じだという思考回路のため、根っこは料理人のままです。家では猫2匹の下僕。虎党でビール党。

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