広告ビューアビリティを上げる5つの方法(かつあなたの収入の向上)

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モバイルやパソコン上などのオンライン広告において広告ビューアビリティは非常に重要なメトリック(測定方法)です。それほど昔ではありませんが、デジタル広告業界はインプレッション(CPM)のみをもとに広告コストを測っていたときがあります。インプレッションごとにコストを測ることが問題だった理由は、その広告主が見られる、見られないに関係なく広告料金を払っていたからです。業界はこの問題を機にビューアビリティに価値を置き重要視し始めました。

ビューアブルインプレッションはマーケターに広告が実際に見られているのかを正確に測定できます。広告主はビューアブルインプレッションにより広告がどの程度見られているかを特定でき、クリック数をもとにどのくらいのROIが得られ、どれほどのメディアコストそしてマーケティングに影響されるかを把握できます。

パブリッシャーの観点からみると、ビューアブルインプレッションがインベントリーによって制限されることは非常に困難な問題です。この問題を機に広告主は広告収入の損失を避けるためある程度の適応が要求されます。

今回の記事はあなたのインベントリーと広告の提供をよりうまく管理できるかを見ながら、モバイルウェブサイト上での広告ビューアビリティを向上するために必要な5つの方法を紹介します。

1. 広告の位置とページの長さ

研究によってわかったのが一番ユーザーに見られるウェブページの部分というのはAbove the fold (Above the foldとはユーザーがwebページに訪れた際、スクロールせず閲覧することのできる画面領域のこと)内でした。より効果的に広告を提供するにはデスクトップとモバイル両方のwebページの長さというものを配慮しなければなりません。広告をabove the fold上の画面に配置することは最大のビューアビリティを獲得できます。モバイル上の場合だとスクリーンが小さく人はスクロールすることに慣れているため、よりビューアビリティを獲得できます。しかし、一つ確実なのは広告がウェブページの上部に配置していればいるほど(より少ないスクロール)ビューアビリティが向上するということです。

そんな中Browsi (ブラウジー)は簡単なコード実行のみでパブリッシャーに新しい広告配置を発見させることができ、新しい収入を生み出すことができます。

それと広告をユーザーエンゲージメント率の高い箇所に配置するのも一つの方法です。もしもユーザーがモバイルウェブサイトのある個所に一貫的に集中しているのであれば、最適な方法の一つとして広告をその近くに配置するとビューアビリティが上がります。
例えば、あるファッションウェブサイトの”オンラインショップ”と書かれた箇所をユーザーが頻繁にクリックしているのであればそのあたりに広告を表示するとユーザーは自然と広告が目に入るようになる。

2. 潜在性

デジタル広告において「潜在性」というのはユーザーがスクロールしたときに広告が読み込まれる速さのことを指します。ユーザーはほとんどの読み込みを待たないので広告はウェブページ自体とともに素早く読み込まれないといけません。読み込む時間帯の削減は広告が見られる確率を上げ、理解しクリック率も上げることができます。それとスティッキー広告ユニットの利用も視野に入れる価値があります。スティッキー広告ユニット(sticky ad unit)とはある特定の箇所に配置されユーザーのスクロール時にも常に画面に表示される広告のことです。広告フォーマットに関して付け加えると、Browsiのエンジンは100%ビューアブルな広告枠を実現する様々なモバイル用ウェブサイトをサポートし、それらはすべてのIAB(Interactive Advertising Bureau)基準の広告を援助します。IABとはアメリカのネット広告業界団体を指し、オンライン広告における技術的標準規格の策定を行います。

3. 影響のあるデザインと広告サイズ

広告のサイズをできる限り大きくすればうまくいく、と考える人は少なからずいますがこれは必然的に正しいというわけではありません。広告ビューアビリティを上げることは直接UXに関係します。近頃、人はモバイル上でインターネットを使うようになりました。これを踏まえたうえで、サイトがポータブルデバイスに合った広告サイズに合わせられるようなテンプレートを使うのが必須です。広告ビューアビリティを上げるには、デスクトップとモバイルの両方を配慮できるデザイン、そしてそれに合わせてサイズを変えることのできる広告があることを確認しなければなりません。もしも広告サイズがモバイルページに対して大きすぎると、ユーザーにとっては邪魔でありクリックしません。自分のサイトに一番あった広告を探す前にまず色々なサイズの広告を試す必要があります。

4.ネイティブ広告

ネイティブ広告とは要するにサイトのコンテンツの一部としてなりきる広告を指します。これはブランド名が隠されたときに商品とコンテンツがオンライン上のデザインと完璧に合うため区別がつかなくなることです。ネイティブ広告を使うと画面に自然と表示されるためUXに支障がありません。ネイティブ広告の例としては、フェイスブック上に自然と投稿形式で提案される広告、ツイッター上でのプロモーションツイート、またはフルページの広告などがあげられます。これらはすべて広告内容のブランドがどのようにオンライン上で表示され、ターゲットとしているユーザーに届くのかというものです。一般的に言うと、ネイティブ広告は広告目的外で書かれた内容と同じ時間ユーザーに見られることが予測されます。

5.ABテストとパフォーマンスの測定

あるウェブサイトの広告のテスト、分析そしてその成果の評価というのはビューアビリティを上げる重要な方法です。ABテストのセットアップは基本的に試す価値があり、それらの実績を常に監視できるOptimizelyとAdlooxのようなアプリも使うと有効です。これらのアプリとアドオンが提供するデータをもとに、どのようなユーザーがいつあなたの広告に携わっているのかがわかります。新しいことを試したり、変えたりすることは決して悪いことではありません。広告ビューアビリティを上げるプロセスはあらゆる挑戦と失敗の一つです。最終的にどの広告が一番成果を出しどの配置が最適なのかのパターンが見えてきます。

まとめ

デジタル広告(デスクトップとモバイル)業界は指数関数的な割合で成長し進化しています。もしもこの業界に加わり、真剣にビジネスを理解したいのであれば新しいプロセスとテクノロジーに常に目を付け注意を払い学ぶ必要があります。

パブリッシャーは常に変わり続ける状況についていきUXの向上と新しい広告機会を生み出すため、ユーザーにしがみつかなければなりません。

※以下はBrowsi公式サイト”5 ways to Improve ad viewability (and your revenues with it)”の翻訳記事です。また原文にはない内容も少々含まれています。画像は原文から引用したものではありません。

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MarTechLab編集部

このブログでは、ABテスト、サイト改善、UI/UXデザイン、広告最適化、インフルエンサーマーケティングなど、多岐にわたるトピックを取り扱っています。また、業界の専門家にインタビューを行い、実際の事例や成功事例を紹介することで、読者に有益なインサイトとアイデアを提供しています。

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