サイト担当者必見!5万ドル以上の収益を上げた改善事例4選

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2015/04/21

※photo by SEOplanter

小さなサイト改善が、大きな収益を生む。

近年、大規模なECサイトが続々と登場してきており、以前よりも集客したユーザーやカスタマーに対して、「サイトをどう改善し、ユーザー体験を向上させるか?」という視点が大事になってきています。

ただ、「サイト改善」という言葉が盛り上がる中で、改善を最終的な収益まできちんと考えている人はいまだに少ないのが現状です。

そのため、前回「サイトの分析・改善を行う全てのマーケターが考えるべきマネタイズ公式」で、一つの改善でどれだけ収益を見込めるかを計算する方法を紹介しました。

そこで、今回は「じゃあ実際に、小さな改善で収益を出している実例はあるのか?」という疑問に対して、Clicktale(クリックテール)社が実際に改善のコンサルティングをしました4つの実例をご紹介します。

 

Case1.送信後訂正アラート vs. 記入時訂正アラート

事例概要

一つ目は、公共エネルギーサプライヤーのサイトの改善事例です。このクライアントは、約1100万戸もの家にエネルギーを供給しており、新規開拓のためウェブサイトでのコンバージョン率を高めたいという要望がありました。

その課題を解決するため、着目したのがサイト内の「見積りページのフォーム」です。

 

分析結果

サイト分析において、フォームは、EFOというフォームのみにフォーカスした分析手法があるくらい重要なものです。そのフォームを詳しく分析すると、「フォームの記入事項を間違える際に出るエラーメッセージを受けた訪問者の27%が、フォームから離脱している」という結果が出たのです。

エラーメッセージを受けた27%の訪問者が、フォームから離脱していた

改善と収益

そこで、この問題を解消するため、フォームのエラーメッセージを記入を全て終わってからではなく、項目毎にメッセージが出るように改善しました。最新の研究として、記入時訂正アラートのほうが、送信後訂正アラートよりも優れた結果がでるという実際の事実もあったからです。

送信後訂正アラートvs記入時訂正アラート

 

結果として、以下のようにサイトの数値も良い結果を出し、この改善による最終的な収益は約40万ドルにもなりました。投資対効果(ROI)で言うと実に225%です。

送信後訂正アラートと比べて、記入時訂正アラートの数値結果

 

Case2.読み込み時間の改善

事例概要

この事例は、120万を超える企業や団体と取引をしている世界的な会計ソフトウェアソリューションを提供する企業での改善をしたときのものです。ここでの分析対象はホームページ全体で、問題としてあがったのがこのサイトの「読み込み時間」です。

 

分析結果

私たちの分析では、サイトの平均読み込み時間が7.16秒と長く、ハードバウンスユーザー(サイトに訪れて3秒以内に離脱してしまうユーザー)の増加を招いていることが明らかになりました。

実は、ある研究では読み込み時間が1秒遅くなるごとに、11%のページビュー低下、16%の顧客満足度低下、7%のコンバージョンを失うという結果も出ています。そのため、この読み込み時間をすぐに改善する必要がありました。

そして、その読み込み時間が長くなっている原因として、ホームページ上であまり重要とは言えないマーケティング動画が、読み込み時間に悪影響を及ぼしていることもわかりました。

 

改善と収益

そこで、このサイトに対して「動画を画像に変えることで、読み込み時間を減らす」ような改善を行いました。目標としては、読み込み時間を4秒以下に設定。

この改善後、なんとそのクライアントは年間31万ドルの収益をアップさせ、投資対効果(ROI)は900%を記録したのです。

 

Case3.フォームの改善

事例概要

次に紹介するクライアントは、国際的な規模で活動するNPO団体です。課題として、活動資金である寄付をより募りたいという思惑がありました。

そこで着目したポイントは、寄付金を集めるフォームです。

 

分析結果

フォームをクリックテールのアテンションヒートマップで分析したところ、フォームページに到達したユーザーの40%しかページの底の部分まで到達しておらず、加えて、フォームの記入を開始したユーザーに至っては28%しかいないことがわかりました。

恐らく、ユーザーはフォームの長さを見て、「記入する面倒くささ」を感じて離脱したのではと推測できます。

ヒートマップ図

 

改善と収益

分析結果をもとにフォームを寄付のプロセスごとに分け、より短いフォームに改善をしました。それにより、ユーザーエクスペリエンスを向上させる取り組みをしたのです。

結果的に、このNPO団体の寄付は年間で5万7千ドル増加し、投資対効果(ROI)は185%となりました。

 

Case4.検索の予測変換

事例概要

最後に紹介するのは、世界的な金融サービスを提供している企業での事例です。この企業では、保険や資産管理業者に対してプロダクトやソリューションを提供しており、世界で7500万以上の取引先を持っています。

今回は、そのサイトの検索機能での改善を行いました。

 

分析結果

まず、この企業のサイトを分析すると、ユーザーが最も高いエンゲージメントを示したのが「検索トピック機能(Search Topics)」と「アルファベットの頭文字からページを参照する機能(Browse Alphabetically)」だとわかりました。

ヒートマップ図

ただ、その機能をより詳細にマウス録画の動画で分析を行ってみると、ユーザーは検索結果に満足がいかず、そこで多くの離脱が起こっていることが判明したのです。

実は、ウェブサイト内の検索ボックスを使用していないユーザーの平均コンバージョン率が1.7%なのに対して、使用ユーザーは2.4%であるという研究結果が出ており、そのためこの部分での改善が大きな結果を生む可能性がありました。

 

 

改善と収益

そこで、このサイトではユーザーエクスペリエンスの向上をはかるため、検索ボックスに「予測変換機能」を実装し、よりユーザーが検索を円滑にできるようにしたのです。

「予測変換機能」の追加で、収益アップ

 

その結果、よりコンバージョンをしてくれるユーザーに対して導線が最適化され、年間で20万8千ドルの収益アップが実現しました。投資対効果で言うと、118%の結果です。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

このブログでは、何度も「小さな改善が大きな成果を生む」ことを強調してきましたが、実際に今回紹介した4社の事例はそのほんの一例です。

まだまだEコマース市場が大きくなるにつれて、この動きはより重要になってきます。これを参考に、あなたのサイトでも改善を成果に変えていきましょう。

 

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