【前半】Google検索の上位を目指す!孔子に学ぶ継続的なSEO対策とは?
本記事は以下を翻訳・加筆修正をしたものです。『Getting to the Top of Google: Simplifying On-Site SEO』
「星を狙って月に当たってしまっても別にいい。ただ、何かを目指して打たなければいけない。ー孔子」
紀元前500年前の中国の思想家がGoogleの検索結果に言及することなどないのだが、今日のオンラインビジネスでは「星を狙うこと」すなわち、「検索エンジンの結果ページの上位位置を狙うこと」が盛んに議論されている。
オンラインビジネスの世界では宇宙のような存在であるGoogleは、際限なく広がり続け、常に変化を繰り返している。Mozによれば、「毎年、Googleは検索アルゴリズムを500から600回は変更している」という。常に進化するGoogleという宇宙にある星々を打ち落とすためには、さまざまな要素が必要となってくる。ソーシャルでのシェアや、被リンク、コンテンツの最適化などだ。
解決策は「シンプルさ」にある
Googleのアルゴリズムは複雑で、極秘の情報だ。その影響力はすさまじく、アルゴリズムの変化が産業全体に大きな混乱を巻き起こす。しかしながら、最も優れたSEOの施策は、なにも複雑なことではない。孔子いわく「人生とは単純なものだが、私たちはそれを複雑にしようとして譲らない」。この言葉から学ぶべきは、あなた自身がSEOというものを複雑にしてはいけないということだ。まずは整理をしてみよう。あなたの行っているSEO施策をシンプルに考えるのだ。
原則として、あなたは「質」を創り出すことによって、星を打ち落とすことができる。ここでは、質の高いサイト、質の高いコンテンツ、質の高いデザイン、質の高い情報だ。
では、ユーザーに対して最も関連のある検索結果としてページを表示させる場合の「質」とは一体何なのだろうか?
わたしたちは数え切れない数の企業に対して、ユーザーエクスペリエンスの最適化と質の高いウェブサイトの作成を支援してきた。数百万ものユーザー行動をたどり、複雑なオンライン行動を理解してきたのだ。われわれのマウス録画、ヒートマップ、そしてその他のデジタル顧客分析によって、様々なウェブサイトに流れるトラフィックを売上に変えてきた。とは言え、ウェサイトへ、ビジネスと関連のあるトラフィックを増やすために我々が顧客に提案してきたことは、いつもシンプルなSEO対策だった。それを以下から紹介していこう。
シンプルなSEOの原則
SEOは典型的に二つのセグメントに分けられる。継続的に最適化を行うべき施策と、被リンクやソーシャルシェア、ポジショニングを見直す個別の施策だ。これら二つの施策は相互に関係している。いい結果を生み出すには、それぞれシンプルな施策に集中することだ。中国の思想家も言うように「千里の道も一歩から」。ここでは最初のステップとしてシンプルな継続的に最適化を行うSEO対策に取り組もう。
「キーワード」という星を見つけ出す
どんな検索エンジン最適化の施策をするにしても、まずは計画が必要だ。SEOの場合、その計画はキーワードに基づくことになる。シンプルなSEO施策でGoogleのトップを狙うための最初の原則は、「どのキーワードがあなたのサイトにとって適切なのかを決める」ことだ。手順としては以下のようになる。
- すでにあなたのサイトに訪れ、コンバージョンしているキーワードをチェックする。トップ5位から10位くらいをピックアップする
- あなたのサイトの競合も同様に調べよう。競合が上位表示しており、過去にあなたが対策をしてこなかったキーワードをリストに加える
- あなたのビジネスに関連し、メインキーワードほど競合していない10くらいのロングテールキーワードのリストを作成する
- 顧客にあなたのプロダクトとそのベネフィットを表す3~5つのワードを挙げてもらう。これによって、よりロングテールのキーワードを生み出すことができる
これら4つのステップを経ることで、あなたは狙うべき星を特定できる。すなわち、これらのキーワードこそが、あなたがこれから狙うべき星だ。これから、継続的な対策・個別の対策を行い、質の高いコンテンツの作成をし、検索結果ページが上位になってくる過程を見ることになる。
キーワードを打ち抜く「弓矢」を持つ
ところで、孔子はどのようにして星を打ち落とそうとしたのだろう? 周王朝では、中国において身分あるものの基本教養である「六芸」のひとつに弓術が含まれていた。実際、孔子自身も弓術の指導者である。彼は、星を打ち落とすための道具として弓矢を選んだのである。そして、我々も継続的な対策のための弓矢を持たないといけない。それはサイトページをGoogleの上位検索結果へ到達させるための強力な武器である。
- Relevance(関連性)最も重要なポイントはあなたのキーワードに関連し、有益な情報を与えるページを作ることだ。テキストや画像、動画などあらゆるものが重要で役立つ。
- Title Tag(タイトルタグ)サイトのそれぞれのページに一個のtitleタグを設定しよう。前半にキーワードフレーズを用い、日本語では32文字以内におさえよう。
- Meta Description(メタディスクリプション)日本語で124文字以内におさえ、そのページコンテンツを説明するために1~2個のキーワードを使おう。
- H1 Tag(h1タグ)それぞれのページはたった一つのh1タグを使うべきだ。その中身はターゲットとなる訪問者にアピールし、キーワードを含めよう。おそらく、「古代中国弓術についての10の真実」のようなタイトルで訪問者は惹きつけられる。
- Keyword Repetition(キーワードの繰り返し)ページコンテンツの最初のほうにキーワードを含むフレーズを使用し、それを何度も使用しよう。ただ決してキーワードを無理やり入れてはいけない。4・5回以上使用することは避けよう。
- Images(画像)画像を表示する場合、altタグに画像ファイル名のキーワードを使用しよう。
SEOを理解する
いくつかの企業は、ウェブサイトを最適化し始める前にGoogleのアルゴリズムやそのアップデートについて全てを学ぶことが必要だと誤解して考えている。彼らに、孔子の言葉を送ろう。「聞いたことは忘れる。見たことは覚える。体験したことは理解する」。質の高いサイト創り出すために、これらのシンプルなSEO対策を実践しよう。そして、Googleの星を狙い打つのだ。そうすれば、あなたは検索エンジンの結果にあなたのサイトが上位になっていく様を見ることができる。
次回は、個別のSEO対策について紹介する。
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【後半】Google検索のトップを目指す!UXを最適化する6つの方法