D2Cブランドサイト改善事例で解き明かすCVRアップのポイントとは?

この記事のタイトルとURLをコピーする

2020/04/02

競争が激しい中でも成長している企業は、顧客を深く理解した関係作りと、ECサイトの顧客体験を重視しています。

では、実際にどのような取り組みを行っているのでしょうか?
今回は、アパレル、化粧品D2C海外ブランドのサイト改善事例をご紹介いたします。

1.【事例1】売上1.35倍!化粧品ブランドAVON

AVONは、化粧品の製造・販売を行う、130年の伝統のある英国企業です。
デジタルトランスフォーメーションを加速化させており、顧客体験最適化に力を入れています。

■課題
顧客体験分析プラットフォームContentsquareを使用し、分析を行うと以下のことがわかりました。

・デスクトップにおける商品カルーセルのスクロール率が60%と低い。
・40%のユーザーがカルーセルを目にしていない。
・トップページのバナー画像を見ていても、ページ下部に表示されている商品カルーセルまでスクロールしない。

しかし、カルーセルまでのスクロール率は低いにも関わらず、クリック率やコンバージョン率は高く、ユーザーの関心が強いことがわかりました。


■施策
バナーのサイズを縮小し、商品カルーセルの位置を上げ、ABテストを実施。
スクロール率やエンゲージメント、コンバージョン率の向上に繋がるのかを検証しました。

■結果
売上35%アップ
スクロール率44%アップ
クリック率24%アップ

2.【事例2】コンバージョン率が業界の1.5倍に!アパレルブランドTech Style Group

Tech Style Groupはハンドバックやジュエリー、靴等展開する、米国のオンラインサブスクリプション企業です。

■課題:
Tech Style Groupでは会員のファッションの好みに合わせて、パーソナライズされたアイテムを提案しています。
そのため、会員登録時にユーザーにいくつかの質問をしていました。

分析を進めると、以下のことが明らかになりました。

・ユーザーは質問の一番初めのページで離脱するか、最後まで完了し登録を済ませるかで二極化している

■施策
・「質問をスキップする」という選択肢を設け、登録ページにそのまま遷移できるテストを実施

■結果
コンバージョン率4.5%アップ業界平均の1.5倍に。
約60%の顧客は「質問をスキップする」の選択肢が表示されても回答
質問に答えなかった30%の顧客も登録率が向上

3.まとめ

今回はD2Cブランドのサイト改善事例をご紹介しました。
タップ、スワイプ、クリック、スクロール等サイト内のユーザー体験を分析することで、ユーザーを理解し、快適な体験を提供することがビジネスを成功させる上で重要です。

高級ブランドECサイトやレンタカー予約サイト等、その他D2Cブランドのサイト改善事例は以下の資料でご紹介しています。是非ご覧ください。

▼「D2Cブランド顧客体験分析・サイト改善事例8選」ダウンロードはこちらから

この記事のタイトルとURLをコピーする

阿多 佑梨花

2018年秋にギャプライズに入社。前職で2年半、総合通販業界にてアパレルの店舗運営に従事。ギャプライズ入社後、インサイドセールスの経験を経て、現在は自社マーケティングを担当。

関連記事一覧

ヒートマップ分析

タグから探す
バックオフィス
Web接客
DX(デジタルトランスフォーメーション)
SMSマーケティング
マーケティング全般
市場・競合分析
AR(拡張現実)
画像認識AI
VOC(voice of customer)
BI(ビジネスインテリジェンス)
D2C
EC
ロイヤリティマーケティング
リードジェネレーション
インサイドセールス
インフルエンサーマーケティング
UGCマーケティング
SNSマーケティング
コンテンツマーケティング
メールマーケティング
ソーシャルリスニング
サイト改善
レコメンド
パーソナライズ
ABテスト
UI/UX
ヒートマップ
LPO
アクセス解析
EFO
サイト集客
SEO
Googleショッピング
アドフラウド(不正広告)
広告最適化
リスティング広告
SNS広告
Amazon広告
営業・顧客管理
プロジェクト管理