Google Analytics4の未導入は危険?先送りにしてはいけない理由とは

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2022/06/29

2023年7月からユニバーサルアナリティクス(※現在のGoogle Analytics)で計測ができなくなりますが、まだ先の話だからとなんとなくスルーしていませんか?

「来年になってから対応しよう」「とりあえずGA4のタグを入れてみたから大丈夫だろう」と考えているとしたら非常に危険です。

今回は、Google Analytics 4を導入しないとなぜ危険なのか、どのように活用できるのかを解説します。

1.GA4未対応の危険性

これまでのデータがなくなる

現在ユニバーサルアナリティクスを使用している企業は現時点でがサイト数値を計測できているものの、このまま何もせずにいると2023年の7月から突然サイト計測ができなくなります。

それどころかこれまでの過去データが消え、サイト分析が一切できなくなる危険性があります。

前年比が取れなくなる

GA4はタグを設置しないと計測ができないため、タグを設置する前のデータは一切見れません。

GA4への切り替え期日がまだ先だからといってギリギリに対応しようとすると、いざ前年のデータと比較したいとなった時に過去データがない状態で計測をしなければならず、圧倒的に不利なスタートとなります。

2023年7月時点で前年比を見るには、2022年7月までにGA4へ切り替えをする必要があります。

指標が変わりユニバーサルアナリティクスとの乖離が出る

ユニバーサルアナリティクスからGA4に切り替わることで、いくつか指標やデータの考え方が変わります。
特に大きく変わった点は「セッション」単位から「イベント」単位の計測になったということです。

また、「直帰率」や「離脱率」の指標がなくなり「エンゲージメント率」という指標が追加されるなど、これまでなかった指標で今後はデータを見ていくことになります。

「タグ設置を済ませて大丈夫だと思っていたものの、いざ2023年7月になってから初めてUAとの違いに気付いた」「実は取りたかったデータが取れていなかった」とならないためにも、今のうちからGA4の正しい導入を済ませ数値を見ていく必要があります。

2.GA4をどう活用するのか‐活用事例

目次1ではGA4未導入の危険性について説明しましたが、実際の活用イメージができるようここからはレポートやビジネスへの活用事例をご紹介します。

目標到達プロセスデータ探索

目標到達プロセスデータ探索は、コンバージョンまでの様々なイベントをステップ毎にビジュアル化したレポートです。どのステップでユーザーが離脱したか等ユーザー行動を分析することができます。

また、ユニバーサルアナリティクスとは異なり、特定のボタンやバナーなどのクリックもステップとして指定することも可能です。

セグメントの重複

セグメントの重複は、指定した最大3つまでのセグメントの相互関係をビジュアル化したレポートです。
下図ではフォーム問い合わせをしたユーザーは全て「広告経由流入かつ新規ユーザー」であることがわかります。

「特定のページを閲覧した」「特定の広告から流入」など指定をしたレポートを作成することもできます。

Eコマース購入レポート

下図はGA4上でEコマース設定をすると抽出できる、各商品ごとの「表示回数」「カート追加数」「購入数」を表形式でビジュアル化したレポートです。
カート追加率が高い/低い商品、購入率が高い/低い商品を把握するのに適しています。

3.まとめ

GA4への切り替わり時期を考慮すると、そろそろ対策を打つ必要があります。
自社で導入する場合でも、外注する場合でも、正しい計測環境を整えたうえでユニバーサルアナリティクスの終了を迎えることが重要です。

ギャプライズではGA4の導入代行はもちろん、設定診断やレポート作成支援など、GA4に切り替えていくための総合的なサポートを行っております。
もしGA4に関してお困りごとがあれば、こちらからお気軽にお問合せください。

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宮地 亮輔

旅行会社で約7年間Webマーケティングに従事。リスティング広告を始めSEO、SNS運用からPR領域まで集客を中心とした幅広い業務を担当。またGoogle Tag Mangerの導入やGoogle Analyticsの計測環境を構築した経験もあり。ギャプライズ入社後は、事業会社でのマーケティング経験を活かしアカウントマネージャーとしてお客様の事業に貢献。

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