DynamicYieldでSEM施策の収益を1.2倍にしたECサイト事例

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ウォールアート・生活雑貨・文房具などを通じて消費者がアーティストの刺激的なデザインに触れられるJuniqeは、ヨーロッパの大衆アート市場を大きく変えているブランドです。

同社は、顧客や見込み客を最も関連性の高い商品やページに誘導することで、売上を伸ばしたいと考えていました。

本記事では、
・SEMキャンペーンの収益を1.2倍
・商品ページの収益を1.08倍

にした事例をご紹介します。

1.大規模なテスト・学習を繰り返し最適化するために

大衆アート市場は非常に複雑で、消費者の嗜好には個人差があります。

そのため、Juniqeはコンテンツ・ページレイアウトの適切な組み合わせを予測する方法を考えていました。

ユーザーごとに関連性の高いコンテンツが提供されるサイト体験を生み出すには、大規模なテスト、学習、反復プロセスが必要です。

規模を考えると、プレディクティブABテスト(※)と自動最適化機能を備えたソリューションが必要になり、DynamicYield(ダイナミックイールド)を導入しました。

Dynamic Yieldを使用することで、商品レコメンデーション、ランディングページの最適化、ポップアップや通知の表示、サイトの行動に応じたコンテンツの個別化が可能になりました。

単一のプラットフォームでこのすべての機能を利用できることは、他にありません。

[引用]Juniqe improves revenue from paid media|SebastianSebastian Hasebrink, Founder & Managing Director of Juniqe

(※)各テスト結果から最も効果的なバリエーションを分析し自動的に提供する機能。マーケティング担当者による主導の分析・設定が不要。

2.最も効果が高いバリエーションを自動的に提供

Juniqeは、デスクトップ・モバイルアプリ・タブレット用のTOPページバナーのバリエーションをテストすることから始めました。

同社には複数の使用しているバリエーションがありましたが、どのバリエーションが最も良い結果をもたらすかを特定する方法がありませんでした。

Juniqeは、前述したプレディクティブABテストを利用して、さまざまなバナーのバリエーションをテストし、セッションあたりの収益(RPS)が最も多い上位3つのバリエーションを自動的に提供しました。

また、期間限定のオファーバナーがある場合、これらの勝者バリエーションを一定期間置き換える条件を設定しています。

3.継続的な最適化で、適切な商品ページレイアウトを発見

Juniqeは、「作品をよく知ること」がコンバージョン率の向上につながると想定し、すべての商品ページにアーティストの経歴・クローズアップビデオ・商品の詳細な説明を掲載していました。

しかし、ページのコンテンツが少ない方がサイトのコンバージョン率が上がるのか?
仮説を検証したいと考えていました。

最適な商品ページのレイアウトを見つけるために、収益を増やすというコンバージョン目標を掲げて、さまざまなページ要素をテストしました。

4.成果の高いランディングページにリダイレクト

SEMキャンペーンは、顧客獲得において重要な役割を果たしています。

「潜在的なアート購入者」を最も収益の高いページに自動的にリンクさせることで、キャンペーンのROIを最大化したいと考えており、既存のSEMリンクを”Dynamic Links”に変更しました。

Dynamic Linksとは、事前に定義された目標に基づいて、トラフィックを複数の宛先URLにリダイレクトするリンクです。

Juniqeは、複数のランディングページの宛先(例:TOPページとカスタムレイアウトのカテゴリページ)をテストし、クリック後の収益が最も高いページに消費者を自動的にリダイレクトしました。

5.まとめ

Juniqeは最終的に、
・SEMキャンペーンの収益を1.2倍
・商品ページの収益を1.08倍

にすることができました。

獲得コストが上昇し続ける中、消費者をどのランディングページに誘導するか判断することはROIを高めるために不可欠です。

ユーザー行動の結果に応じて、自動的に勝利のバリエーションを提供するソリューションを活用して最適化しましょう。

顧客体験をパーソナライズ化できるAIプラットフォームDynamic Yield概要資料はこちらからダウンロードしてください。

※本記事は、「Juniqe improves revenue from paid media」を翻訳・加筆修正したものです。

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勝見 理恵

2012年ギャプライズ入社。 5年間Web集客コンサルタントとしてクライアントワークに携わり、リスティング広告からFacebook・Instagram・TwitterなどのSNS広告まで幅広く活用。 ClicktaleやOptimizelyを活用したサイト改善コンサルタントを経て、現在は自社のマーケティング担当。

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