弁護士への相談をもっと気軽に アディーレ法律事務所がVWOと取り組むABテストのこれまでとこれから
「『身近な法律事務所』の実現」を創業から掲げ、誰もが当たり前にリーガルサービスを利用できる世の中の実現を目指すアディーレ法律事務所様。
9月30日のGoogle Optimizeサービス終了に先立ち、無数にある代替ソリューションの中からVWOをご導入いただきました。
今回、VWOのご選定に携わられた鈴木様と橋口様に、これまでのABテスト施策へのお取組みとVWOご選定理由、今後の展望についてお話を伺いました。
目次
はじめに
お二人のご業務ミッションについてお聞かせいただけますか?
SEO戦略を通じて自然検索からの流入を増やし、問合せ数を増加させることがミッションです。
士業組織において、マーケティングへの注力度には二極化が見受けられます。御社は、どのような経緯や理由でマーケティングに注力されているのでしょうか?
弁護士に相談するというのは「敷居が高い」とお考えの方が多いと思いますが、そのイメージを変えるために積極的にマーケティング活動に取り組んでいます。「もっと気軽に相談していいんだよ」というメッセージを広め、多くの方々に「弁護士に相談してみよう」という意識を広げることで、その結果として助かる方が増えれば、と考えています。
ABテストのお取組みについて
Google Optimizeはいつ頃から使っていたのでしょうか?
2~3年ほど前から使い始めました。当時はサービスサイトへの集客と広告運用・管理は同じ課で担っており、その際にABテストをやろうと思ったことがGoogle Optimize導入のきっかけです。
印象に残ったABテスト施策があれば教えてください。
LPやCTAの変更など、都度ABテストを行っているため、どれか一つを選択するのが難しいのですが、何かを変更・改善する際には具体的な数との可変をモニタリングしながら行うようにしています。
ーーーー無料相談の電話CVもあると思いますが、電話CVはどのように計測しているのでしょうか?
サービスサイトの場合は、電話ボタンのタップ数をCVとして計測しており、CV数は入電数と比例拡大の関係にあるだろうと想定して計測しています。
ABテストツール導入のメリットはどのようにお考えですか?
リスクを回避できるところがメリットだと思います。何かを変更する際に一気に全て変更するのではなく、わずかに変更したバージョンをABテストで試してみる方がリスク回避できるのではないかと考えています。テストで試してみることで、変更の影響を段階的に確認できるのだと思います。
また、制作チームに依頼せずともこちらで変更できるので、工数削減に繋がる点もメリットですね。
検討時のポイント
ご選定にあたって重要視されたポイントを教えてください。
ツール自体の使いやすさ、結果レポートの見やすさ、そして費用を重視しました。
VWO以外はどのようなツールを検討していたのでしょうか?
国内外問わず3ツールと比較しました。特に候補の1ツールは、当時ヒートマップ機能を有料契約しているのに加え、過去ABテスト機能も契約していたこともあり、当初はそのツールが有力候補でした。
ーーーーーそのような状況で、なぜVWOをお選びいただいたのでしょうか?
ABテスト機能だけを再検討したため、検討はある程度フラットになりました。最終的な決め手は、既存のツールと組み合わせてやりたいことが実現できそうであることと、コストを抑えられたことです。
特に、お打合せで「他社さんの見積よりも安価で提供できます」とご提案いただいたことは大きかったですね。
今後の期待と展望
ツールが変わることで運用面や体制面に変化はありましたか?
ツール導入時に最も懸念することは、「導入したけど使わない」という事だと思います。運用面に変化があるということが「使わない」状態を引き起こす要因になると考えているため、運用面で変化を最低限に抑えられるであろうツールを選択しました。予測通り、導入前と変わらず活用できています。
ご導入してまだ間もないですが、ソリューション自体の使いやすさはどうですか?
不明点があったとしてもサポートいただいていますし、ツール自体もシンプルで使いやすいです。
ーーーーーツールは英語ですが、そこは問題ありませんか?
他のメンバーも問題なく利用できています。検討段階でも、英語がハードルになることはありませんでした。
VWOご導入を受け、今後チャレンジしていきたい施策はありますか?
サービスサイトのキービジュアルを最適化したいです。バイアス無く変えるために、主観的な判断ではなく数値化して判断する必要がありますね。
VWOやギャプライズに期待していることはありますか?
複数ドメインをGA4アカウント1つで分析しているため、GA4の複数のプロパティと連携できるようになったら嬉しいですね。
最後に、ABテストツール導入を検討している皆様へアドバイスをお願いします。
施策を比較・評価するには、主観で判断するのではなく、数値をもとに判断した方が確実です。ツールを導入するのであれば、その数値の見やすさも考慮した方がいいと思います。
ご協力ありがとうございました!
聞き手:ギャプライズ大島・佐藤・舟木
舟木/マーケティング・IS担当
ABテストツールなどのインサイドセールス専任として入社し、現在はマーケティングも担当。週5でヨーグルトを摂取。好きな野球選手は大谷翔平。