やらないことを決める重要性「マーケ担当者はみんな忙しい」|マーケターさんに聞いてみた。

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こんにちは、ギャプライズの今本です。

おかげさまでギャプライズは2023年10月1日から20期に突入しました。

私のいるCXO事業部は、ABテストツールの切り替え需要やそれに伴うコンサルティングの需要拡大もあり19期に大きく成長を果たしました。

そんなCXO事業部を支えるメンバーについてもご紹介していければと思います。

今回は当事業部カスタマーサクセスチームの勝見(かつみ)さんにご協力いただきました。

今回はお忙しい中ご協力ありがとうございます。勝見さんよろしくお願いします!

よろしくお願いします。

自己紹介と現在の役割をお聞かせください。

2012年にギャプライズに入社し、5年間にわたり、ウェブ集客のコンサルタントとして幅広いクライアントのサポートをリスティング広告からSNS広告まで手掛けました。その後、サイトの改善や自社マーケティングに携わり、現在はCXO事業部のカスタマーサクセスとして、ContentsquareやOptimizelyの導入や活用支援を主に担当しています。

現在、担当しているソリューションについて、簡単にご説明いただけますか?

主に顧客体験分析ツール「Contentsquare」や各種ABテストツールを担当しています。

これらはUX改善において、誰でも簡単にユーザー行動を分析し、非エンジニアでもABテスト施策を実施することができるソリューションです。

従来からGoogleアナリティクスなどの分析ツールは存在していましたが、マーケティングの専門知識がないと分析が難しかったり、個別のユーザーがウェブサイト内でどのような行動をとっているのかを理解するのが困難でした。

また、ABテストに関してはツールを活用しない場合、社内のエンジニアリソースを必要としたり、外部に依頼する必要があったため、実施のハードルが高い場合もありました。

専門的なリソースに依存せずに施策を進めることができると、施策スピードを上げることができるので、そういった面でお客様のお役に立てるサービスかと思います。

企業のグロースハックやLPO改善において、特に重要だと考える要素は何ですか?

「やらないことを決める」ことは、実は非常に重要だと私は考えています。

企業の成長戦略プロジェクトに参加する中で、私が感じたことは、「企業のマーケティング担当者は基本的にとても忙しい」ということです(笑)

担当者は、しばしば複数業務を兼務している場合もありますし、プロジェクト自体も制作会社や広告代理店など複数の関係者が関与しているため、コミュニケーションや施策の管理には多くの時間がかかります。

限られた時間の中で最大限の成果を上げるためには、時間を最も効果的に使う必要があると私は考えます。そのため、やるべきことと同時に、やらないことも整理することをおすすめしています。

例えば、デバイス別のテストをやらないこともあります。よく「PCとSP両方でテストすべきか?」というご質問を受けます。

おすすめは、「流入が多いデバイスでまずテストを実施する」ことです。

特にBtoCのウェブサイトでは、「流入がPC:SP=2:8」といったケースもよく見られます。この場合、PCでテストすると、データの蓄積が難しくなり、検証期間が長くなり、改善のスピードが遅くなる可能性があります。そのため、SPでテストした結果をPCにも応用し、反映させる方法をおすすめしています。

ただし注意点としては、「何年もABテストに取り組んできて、ウェブサイトの基本的なCVR改善はすでに終了している」というフェーズの場合です。より詳細なユーザーに合わせた改善フェーズに入り、「PC利用ユーザーのUXを最適化したい」という場合には、個別に実施することをおすすめします。その場合は、PCとSPで同じテストを行うのではなく、デバイスごとの行動の違いを考慮し、異なるテストを実施することを想定しています。

勝見さんはコミュニケーションがパワフルだなって印象なのですが、何か意識していることがありますか?

ありがとうございます(笑)

新人みたいな話ですが、「わからないことを恥ずかしがらずに聞く」ことです。

取り扱うツールは今後も増えますし、ツール自体の進化も目まぐるしいので、自分で調べるのももちろん大事なのですが、その時詳しい人を捕まえて聞くことで、できるだけ早く理解できるようにしています。

勝見さんは以前、MarTechLabの編集長をしていたんですよね。メディア運営をしてみての気づきや工夫していたことがあれば教えてください

メディアとしての面白さと、自分の職種としてのミッション、各事業部から求められること、など両立するのが難しかったなという記憶です。

創成期は1人マーケ状態で、専任のライターもいなかったので、いろいろな人を巻き込みつつ運用してました。

ギャプライズで扱っているかに関わらず、市場のマーテック情報を発信した方が価値高いし面白いよなというのがやりがいでした。

とはいえ、当時の自分のミッションは全社横断的にリードを獲得することだったので、周りからはメディア経由でのリードを求められ、かつ事業部間の優先順位など調整をしつつ、ネタ探しというのは思うようにいかない葛藤もありましたね。

ただ、会社として売り出したいサービスと業界的なトレンドが重なった時は楽しかったです。

また社員やインターン生の発信の場としても活用でき、自分の名前がはいるので実績にもなるのはいいと感じました。

ありがとうございました

編集後記

実はこの企画、インタビュー実施したのは4ヶ月前。そこからありがたいことにクライアントさんを中心に社外のインタビューが続々決まっていきすっかり塩漬けとなっておりました。そして気づいたら20期に入ってしまっていたため、改めて再編集した次第です。。

聞き手、執筆、編集:今本

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今本 たかひろ/MarTechLab編集長(仮)

料理人→旅人→店舗ビジネスオーナー→BPO企業にてBtoBマーケティング支援チームのPLを4年半経験し、2023年2月よりギャプライズへジョイン。フグを捌くのもBtoBマーケティングを整えるのも根本は同じだという思考回路のため、根っこは料理人のままです。家では猫2匹の下僕。虎党でビール党。

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