お客さまに最適な情報を届けるために。KDDIがABTastyを1年間使用して感じたこと
通信事業を核に、DX、金融、エネルギー、LX、地域共創と注力領域を拡大し、「誰もが思いを実現できる社会」を目指しているKDDI株式会社様。
お客さまにとってより使いやすく有益なWebサイトの実現を目指し、デジタル顧客体験最適化プラットフォーム「ABTasty」を2023年からご利用いただいています。
今回、コミュニケーションデザイン部の板橋奈美様(写真右)に、1年間のABTastyのご利用を振り返っていただきました。
目次
板橋様の業務・ミッション
Q:コミュニケーションデザイン部のご管轄範囲について教えてください。
パーソナル事業領域(BtoC)におけるマーケティング戦略に則り、主にau/UQブランドのコミュニケーションを担っております。その中で、私が所属するWeb企画グループは、プロモーションLP制作/運用や、オンラインショップ・サポート領域におけるパーソナライズ施策など、Webを活用したオウンド施策を担当しております。
Q:板橋様のご担当領域について教えてください。
データ活用によるコミュニケーション(ペイド・オウンド施策)高度化のプロジェクト推進およびオンラインショップ総販向上プロジェクト推進をしております。
ABテスト・パーソナライズ施策
Q:最もご利用いただいているABTastyの機能はどの機能でしょうか。
リダイレクト機能を使い、au.comでABテストを多数行っております。
Q:ABTastyではどのような施策を行っていますか。
行動ログを用いたレコメンド配信や、お客さま情報を用いたパーソナライズ施策を行っています。たとえば、お客さまのご利用期間、ご利用サービスに応じたキャンペーン情報の提案や、来訪いただいたサイトに関連するキャンペーン提案などを行っています。
Q:どのような観点で施策を考えていらっしゃるのでしょうか。
お客さまの状況を踏まえ、最適な情報を届けられることを重視して施策を検討しております。お客さまがどのような気持ちでサイトに来訪しているか、その際に自然と受け取れる情報は何かを考えていくことが重要だと思います。
Q:御社ではどのようにお客さまの気持ちをイメージしているのでしょうか。
お客さまが何に興味を持っているのかについては、行動ログを追っているとイメージしやすいです。
Q:ABテストのナレッジについて、どのように社内で共有していますか。
長年ABテストを行っているため、ボタンの色はなにが良いか、誘導文言は何が良いかなど基本的なナレッジは既に蓄積されている状況です。
各事業部の担当者とアイディアを出しつつ、最近実施した施策で効果のあったものを情報交換し、新たなテストを実施しております。
ABTastyとギャプライズについて
Q:ABTastyの良い点と改善してほしい点を教えてください。
良い点は、ABテストの設計から入稿が手軽にできることと、GA4との連携が容易なためPDCAが回しやすいことです。改善してほしい点は、ウィジェットの種類が増えるとお客さまへのコミュニケーションの幅が広がるため嬉しいです。
Q:ABTastyは1年前にご導入いただきましたが、今回ご更新いただけた理由を教えてください。
日ごろからサイト改善を行っていく上でABテストは必要不可欠なため、更新しました。
Q:ABTastyのご利用部署が拡大したと伺いましたが、拡大に至った理由を教えてください。
新規導入の部署は、Web販路の強化を行うためメインチャネルのCTR/CVR改善にABテストを実施する必要があり、社内で実績があるABTastyを選びました。複数部署で導入することにより、コストメリットが大きいことも理由のひとつです。
Q:ギャプライズは「『やりたい』を実現できているか」を重視しています。現状御社の『やりたい』はどのくらい実現できているでしょうか。
キャンペーン送客やパーソナライズレコメンドなどの施策はABTastyの機能で実装できており満足しております。ただ、ウィジェットの細かな設定は既存機能では難しいと感じており、今後のアップデートに期待しています。
Q:今後ギャプライズに期待していることがあれば教えてください。
施策を実施する上でサポートいただいているパートナー企業からの質問にも丁寧に対応いただけており、ご担当者様のきめ細やかなサポートについて大変感謝しております。一方で、まだABTastyを十分に使いこなせているわけではないため、施策のさらなるブラッシュアップが可能と思われる点がありましたら都度アドバイスをいただきたいです。また、他社様の施策および活用した機能について、定期的にナレッジ共有いただけますと幸いです。
ギャプライズ担当者の声
昨年度はABTasty利用企業のなかでも、テスト実行本数において上位に位置しており、それほどまでにABTastyをご活用いただいていることを大変嬉しく思っております。
長年にわたるABテストによって蓄積されているナレッジをもとに、パーソナライズ施策など先駆けたご活用をされていることに敬意を表します。
今後も、ABTastyのウィジェットやセグメント、AI機能を活用することで、さらに施策の幅を広げていただけるよう、引き続き全力でサポートができればと思います。
ありがとうございました。
聞き手:栁澤・佐藤・舟木
舟木/マーケティング・IS担当
ABテストツールなどのインサイドセールス専任として入社し、現在はマーケティングも担当。週5でヨーグルトを摂取。好きな野球選手は大谷翔平。