LPOプロジェクト停止の危機からCVR51%改善へ。 若手層の集客を最適化するUZUZ様のVWO活用の裏側
第二新卒や既卒といった20代の就職支援に特化する株式会社UZUZ様 。
同社の集客において4割を占めるというランディングページ(LP)の改善は、過去に内製ツールの予期せぬバグと運用停止により、プロジェクトが停止する危機に直面していました 。
この重大な課題を乗り越えるためにA/Bテストツール「VWO」を導入。「LPのCVRを50%改善する」という高い目標を掲げ 、見事51%改善という成果を達成されました 。
劇的な改善につながったチャットボット形式LPの導入 や、TikTokからの流入増加への対応 など、同社が直面した課題と施策とは。アフィリエイト集客の責任者でありLPOプロジェクトを推進する渡辺様にお話を伺いました 。
今回お話を伺った方

株式会社UZUZ マーケティングチーム 渡辺 晋太郎 様
目次
ご担当者様と課題について
渡辺様の普段の業務や役割について教えていただけますでしょうか。
渡辺様: 私は普段、アフィリエイト集客の責任者を務めております。
LPOのプロジェクト全体に関しては、マーケティング全体の責任者、デザイン担当、編集(ライティング)担当、そしてLPを実際に運用する私(アフィリエイト集客担当)の4名体制で進めています。その中で私は、改善案の立案や結果の分析などを主に牽引する立ち位置になります。また、ABテストを行うにあたっての設定やVWOのご契約回りのやり取りなども担当しています。
VWOを導入される前は、どのような課題をお持ちでしたか?
渡辺様: 以前は、自社でA/Bテストツールを内製化して運用していたのですが、改善の見込みのないバグが発生してしまい、運用を停止せざるを得なくなりました 。
これにより、LPO(ランディングページ最適化)のプロジェクト自体が停止してしまう事態になったのです 。弊社は集客の4割程度をLP経由で集めているため、その改善の手が止まってしまうのは、非常に影響が大きいものでした。。
VWO導入によって、どのような状態を目指していましたか?
渡辺様: まずは、LPに対して加えた変更が良かったのか悪かったのか、定量的に判別できる状態を作りたいと考えていました。
具体的な目標としては、LPのCVRを50%改善することを掲げていました 。
UZUZ様は20代の就職支援に特化されていますが、デジタルマーケティングにおける特有の課題はありますか?
渡辺様: やはりSNSからの流入が多くなっていることですね。特にTikTok経由での流入が増えています 。以前は全体の1割程度だったのが、今では3割程度まで増加しています 。
スマートフォンの利用率が高いと想定されるTikTokユーザーに対し、コンバージョン率を最大化するために、ファーストビューにフォームを配置したLPの作成を検討しているところです。また、TikTok経由のユーザーは流入こそ多いものの、登録後の面談参加率が他の経路に比べて低いという別の課題もあり、そこも合わせて対策を考えているところです 。
導入の経緯と決め手
多くのA/Bテストツールがある中で、VWOを選ばれた理由は何でしたか?
渡辺様: 3つほどの国内外のツールを比較検討しました 。価格面が一番大きかったように思います 。もっと大規模なサイト向けで、我々のユーザ数とは合わないツールもありましたが、弊社としてはまずスモールスタートを希望していたため、VWOが適していました 。
また、ギャプライズさんのサポートが充実していそうだったのも魅力的でした 。
導入時の懸念や、導入の過程で困難だったことはありましたか?
渡辺様: 導入決定からテスト開始までは3週間くらいだったと思います 。抱いていた懸念として、VWOがインドの会社だと伺っていたので、サポート体制はどうなのだろうかという点は気がかりでした 。
実際はギャプライズ様が間に立って手厚くバックアップしてくださり、ヘルプを出した際もいつも迅速に対応いただき感謝しています 。
一方で、長期の契約になるので、「将来的にLPの改善案が無くなった時に、費用だけがかかる状況が生まれるのではないか」という懸念はありました 。ただ、今のところまったく改善の種がなくなる気配はありませんね 。
具体的な成果
これまでに実施されたテストで、特に成果が大きかった施策を教えてください。
渡辺様: それまでのLPの形式からガラッと変更し、チャットボット形式のLPを導入したことが一番改善幅が大きかったです 。この施策だけでCVRが約38%も改善しました 。

チャットボット形式の導入は、どのような仮説からだったのでしょうか?
渡辺様: 他社の事例を見て「試してみたい」と思ったのがきっかけです 。とにかく「登録のしやすさ」を重視した形ですね 。結果的に大幅なCVR改善につながったため、現在では弊社のLPはすべてこのチャットボット形式に変更しています 。
テスト結果で、予想外だったことや新しい発見はありましたか?
渡辺様: チャットボット形式のLPで成果が出た後、さらなる改善を図ろうと、LP内に就職実績などを追加するテストを行いました 。
ところが、結果は逆でした。チャットボットのみのシンプルな状態の方がCVRが高かったのです 。これには驚きました。
登録段階において、そうしたアピール要素はユーザーにとって「ノイズ」になってしまうのだなと理解しました 。
テストのアイデアは、どのように生まれることが多いですか?
渡辺様: やはり、他社(主に同業)のLPを見ている時ですね 。チームで他社の事例をとにかく書き集めてきて、それを定期的なMTGで「これは導入できるか」「優先順位は」と議論し、改善案としてストックしています 。今のところ、この方法でアイデアが枯渇することなく運用できています 。
VWOを導入した成果について、改めてお聞かせください。
渡辺様: 結果的に、当初目指していた「CVR 50%以上UP」の目標を達成することができました 。最終的な改善幅は51%向上です 。
数値的な成果以外に、チームや組織にポジティブな変化はありましたか?
渡辺様: 改善のスピードが上がりましたね 。以前の内製ツールを使っていた頃は、そこまで時間的にタイトな感じではなく、改善のスピードはゆったりしていました 。
今は料金を支払ってツールを利用しているので、「もっとテストを回さなければ」という意識が働き、改善のスピード向上につながっていますね。
LPOプロジェクトのワークフローはどのようになっていますか?
渡辺様: マーケティング全体の責任者、デザイン、編集、そしてアフィリエイト集客の責任者である私の4名の体制で数ヶ月に1回、改善案をブレストするMTGを持ちます 。そこで出た改善案を優先順位付けして、各担当でToDoを割り振りながら変更を加えていきます 。結果の分析は主にライティング担当と私(アフィリエイト担当)が行っており、その結果を受けてさらに次の改善案を出していく、という流れになっています 。
今後への期待
今後、VWOをどのように活用していきたいですか?
渡辺様: テストを実施する頻度をもっと増やしていきたいですね 。現状、ほぼ途切れなくテストを続けてはいますが 、時折テストが途切れてしまう時間があるので、そこをなくしたいです 。
また、サンプル数を集める期間を、例えば今1ヶ月かかっているものを2〜3週間に短縮するなどして、テストの「試行回数」を増やしたいと考えています 。統計的な正確さは少し落ちるかもしれませんが、それよりもスピードを優先していきたいです 。
今後、Webサイト全体で取り組みたい課題は何でしょうか?
渡辺様: SNSでの集客(オーガニックでも広告でも)に、より力を入れていきたいです 。
特に、弊社ではこれまで自社でSNS広告やリスティング広告をあまり運用してこなかったので、今後はTikTok広告などを強化したいと考えています 。その際、動画などのクリエイティブ制作をいかにコストを抑えつつ進めていくか(AIによる動画生成なども含め)が課題だと感じています 。
最後に、ギャプライズへのご意見や、今後期待することがあればお聞かせください。
渡辺様: サポート内容については、迅速かつ的確なご回答をいただいており、本当に不満はありません 。これまでは、何か問題が発生した時にご連絡することがメインでしたが、成果をさらに向上させるために他社の成功事例のご共有なども、ぜひお願いできればと思っています 。
記事から学べるポイント
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- 「登録しやすさ」の徹底追及と「引き算」の発見:
チャットボットLPの導入 や、アピール(実績の追加など)が逆にノイズになったという発見 は、「求職者がストレスなくスムーズに登録できること」 の重要性が示された。 - チームでの「アイデア枯渇」防止の仕組み:
LPOチームが定期的に集まり、他社事例をベースに改善案を積極的に共有する仕組みを構築 。これにより、長期契約の懸念であった「改善案の枯渇」を未然に防いでいる 。 - 外部サポートの活用:
海外ベンダーへのサポート懸念 といった課題に対し、ギャプライズのサポートを活用することで迅速に解決し、プロジェクトの停滞を防いだ
- 「登録しやすさ」の徹底追及と「引き算」の発見:
MarTechLab編集部
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