7年に及ぶABテストの進化:運用初期から2ツールを経てたどり着いたビジネス加速のためのVWO
24年連続売上No.1を誇る弥生様。
1978年の創業以降、会計ソフトをはじめとした業務効率化支援と事業支援サービスを通じスモールビジネスのあらゆるステップをサポートしている企業です。
インタビュー背景
2023年1月にGoogle Optimize終了が発表され、弥生様では過去7年間に渡りABテストを実施しているという背景から、今後も事業を加速させるためには、ABテストツールは不可欠だと感じていらっしゃいました。これまでに2つのABテストツールでの運用実績がある弥生様ならではの選定ポイントや導入の背景についてお伺いしました。
インタビューにご協力いただいた方
弥生株式会社
ダイレクト・セールス&マーケティング本部 アシスタントマネージャー
沢目 雄平 様
ご導入いただいたソリューション:VWO
目次
導入の背景
なぜツールの見直しを検討することになったのでしょうか?
2023年9月にGoogle Optimize終了の発表があったためです。
業務ソフトウェア業界の中では弊社も順調に成長を遂げており、特にクラウドサービスの市場で大きな成果を出せていますが、さらなる成長を遂げるためには新たなツールの導入が必要でした。そのため、VWOを選びました。
ーーABテストをやめるという選択肢はなかったですか?
7年間ABテストをしてきて、サイト改善に活かしていく文化が社内に根付いていたので、やめる選択肢はなかったです。
なぜABテストを重視するのですか?
たくさんのプロジェクトが同時に進行している中で、どの施策が本当に効果的なのかを見極めるのは容易ではありません。しかし、ABテストを行うことで、その施策の失敗のリスクを最小限に抑えることができます。
確実に結果が得られる施策は少ないため、ABテストを繰り返し実施することで最も効果的な方法を見つけ出すことができると信じています。
比較したツールと選定のポイント
他に検討したツールはありますか?
Googleが指定する後継先の製品を見ていたため、AB TastyとVWOの2つを比較し、検討しました。
その中でもVWOを選ぶ基準となったポイントは何ですか?
GA4との連携が一番のポイントでした。また、ギャプライズのサポートも備えているため、運用上困ることはないかなと感じました。
アイデアの発想プロセス
御社は長年ABテストの運用をされていますが、テストアイデアのインスピレーションはどのように着想を得ていますか?
私自身は入社から日が浅いため、以前の職場での経験や、長期間チームで活動しているメンバーの知識と経験から、新しいアイデアを生み出しています。これらの貴重な情報源から、私たちは着想を得て、常に進化し続ける体制を作っています。
ーーアイデアの作成は、個人で進めるよりもディスカッションが中心になるのでしょうか?
そうですね。広告費が大きいため、CVRがわずか0.1%変わるだけでも重要なインパクトを与える可能性があります。そのため、意思決定を慎重に進める必要があります。ディスカッションを重視し、チームメンバーとの意見交換を通じてアイディアを出し合っています。
今後の展望
導入したツールにどのような期待がありますか?
トライアルをしてみて、メトリックスの部分がもう少し分かりやすくなるといいなと感じました。シンプルなものなら問題ないのですが、複雑な条件を設定する際に管理しづらい部分があります。現在はトライ&エラーで挑戦を続けている状態です。
ギャプライズに対して期待していることはありますか?
様々な業界やサービスでの実績があるかと思いますので、テストの方法やナレッジの並べ方などヒントをいただけると、ツールを使ってそこからどうやって施策の改善に繋げるか道標になります。
特にデジタルマーケティング業界の事例など、何をどのように検証して成果としてどう繋がったのかの事例を可能な限り共有いただけると、私達のビジネスやサイトにもインストールして実施していくことができると期待しています。
これからツール選定する企業さまへ
ーーABテストツールを検討している人へアドバイスをお願いします!
トライアルを行い、テスト画面を実際に体験してみると良いと思います。VWOはUIの言語面で不足は感じますが、視覚的に分かりやすいため迷うことはないと思います。
ーーご協力ありがとうございました!
聞き手:ギャプライズ大島・佐藤・今本

舟木/マーケティング・IS担当
ABテストツールなどのインサイドセールス専任として入社し、現在はマーケティングも担当。週5でヨーグルトを摂取。好きな野球選手は大谷翔平。