パンプス強制は苦痛「#KuToo」からみる、ナノインフルエンサーの発信力
みなさんは、「#KuToo」をご存知でしょうか?
2017年性被害に声を上げる「#MeToo(私も)」運動がおこりましたが、「#KuToo(靴・苦痛)」は「職場でのパンプス着用の強制をなくしたい」というインターネット署名活動で、署名は既に1万人を超えています。
Twitterハッシュタグの伸びや投稿を、Klearを使ってSNS分析しました。
1.ハッシュタグ「#KuToo」の盛り上がり
Twitterハッシュタグを分析すると、2/23と3/1に2度盛り上がりを見せています。
なぜこの波が起きているのでしょうか?
実際の投稿を見てみました。
2/23は、「パンプス強制は苦痛」というニュースに対して共感や賛同のツイートが多く見られます。
この時のライブドアニュース投稿は、リツイートが1,000以上起きています。
▼ライブドアニュース ハッシュタグ#KuTooがついた投稿
[引用]@livedoornews 2019年2月23日
【#KuToo】「パンプス強制は苦痛」、女性たちから声相次ぐhttps://t.co/sYPAEW9K5Y
仕事で着用がルールとなっていることが多く「出血の原因になる」などの悲痛な声も。ネットでは署名運動も活発化している。 pic.twitter.com/cHJumFs8fM
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年2月23日
3/1は、#KuToo署名が1万人突破した記事のリツイートや、この運動への誤解に対する意見が上げられています。
2.発信者の38%はナノインフルエンサー
ハッシュタグを利用しているユーザーの属性分析をしたところ、
・67%が女性
・38%がナノインフルエンサー
という傾向が見えました。
「ナノインフルエンサー」とは、フォロワー5,000人以下で特定のテーマに影響力をもつユーザー(※)を指します。
(※)インフルエンサーマーケティングツールKlearにおける定義
メディアニュースや芸能人のリツイートによる拡散も一部見られますが、
それ以上に1人1人が発信力をもち、共感するユーザーによって運動が広まっていると考えられます。
ナノインフルエンサーの活躍により、こうした活動がより早く、悩んでいる人に情報が届けられる、そういった効果が期待できます。
勝見 理恵
2012年ギャプライズ入社。 5年間Web集客コンサルタントとしてクライアントワークに携わり、リスティング広告からFacebook・Instagram・TwitterなどのSNS広告まで幅広く活用。 ClicktaleやOptimizelyを活用したサイト改善コンサルタントを経て、現在は自社のマーケティング担当。