0からわかる!インフルエンサーマーケティングの基礎知識

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インフルエンサーマーケティングを活用する企業は増えていますが、「そもそもインフルエンサーマーケティングとは?」と聞かれて、明確に答えられる方はまだ少ないのではないでしょうか。

本記事では、初めての方向けに仕組みや重要性についてご紹介します。

 

1.そもそもインフルエンサーとは?

インフルエンサーとは

多くの人がSNS上で意見や情報発信をする時代に現れた、SNS上で強い影響力を持つ人物のことです

インフルエンサーの種類と特徴

大きく4つの種類に分かれています。
「セレブリティ」は芸能人や有名人などマス向けに影響力のある即製です。

一方、「ナノインフルエンサー」は、フォロワー数は少ないものの特定のテーマにおいて強い影響力を持つ属性で、近年注目されています。

(*1)このTrue Reachとは、インフルエンサーの投稿を実際にみた人数のことです。
(*2) この影響力指数とは、フォロワー数、エンゲージメント率、True reach等を複合的に合算し、影響力を100点満点で示したKlear独自の影響力指数のことです。

2.インフルエンサーマーケティングの仕組み

広告との違い

一方的な情報発信となるマス広告と違い、インフルエンサーが企業と消費者の間に介在することで、
そのコミュニティごとにふさわしい情報発信をすることができ、かつそのコミュニティ内での情報拡散が見込めます。

3.インフルエンサーの重要性

なぜインフルエンサーが台頭してきたのか?

1)従来のマス広告の衰退

日本の広告費のうち、マスコミ4媒体とプロモ―ションメディアの構成比が次第に減少する一方、インターネット広告の構成比は年々高まり、2018年には29.3%と総広告費の1/4を超える規模となりました。
また、ネット広告がテレビ広告を上回るといった予測もあり、従来のマス広告の手法が弱まってきています。

[参考]日本の広告費2019.2.28:「2018年 日本の広告費」解説―日本の広告市場は前年比102.2%、7年連続のプラス成長

2)63%が無視するWeb広告

広告費用が増加中のWeb広告ですが、Nielsenの調査から大半の人がWeb広告を無視していることが分かりました。
実施されたヒートマップテストでは、バナー広告がほとんどタッチされておらず、Web広告の難しさが分かります。

[参考]Nielsen Norman Group2018.4.22:Banner Blindness Revisited: Users Dodge Ads on Mobile and Desktop

3)SNSを通じた購買行動の増加

昨今、SNSの利用率が上昇する中、SNSが購買行動に大きな影響を与えていることが分かります。
商品を検討する時の口コミの参考状況は若年層ほど高く、20代においては30%近くが「かなり当てはまる」と回答。
SNSを通じた商品購入には、友達がシェアした情報や有名人がシェアした情報がきっかけとなるとの調査結果もあり、SNSの情報が購買行動に大きな影響を与えています。

[参考]消費者庁「平成28年度消費生活に関する意識調査」:「商品やサービスを検討する時に口コミを参考にする」との考え方や頻度についてあなたはどの程度当てはまりますか?との問いに対する回答

4.インフルエンサー活用事例

スターバックスの仕掛けた「#RedCupCampaign」

2016年、スターバックスコーヒーはホリデーシーズンに合わせ、「RedCupCampaign」を行いました。
これは、ホリデーシーズン限定で普段の白のテイクアウトカップを赤いデザインにし、そこに顧客が白いペンでデザインを描き、SNSに投稿してもらうというキャンペーンです。

プロジェクト始動にあたり、イラストレーターとして人気のインフルエンサー5人に、イラストを描いたカップの投稿を依頼しました。
各インフルエンサーの投稿は1回でしたが、キャンペーンを広め、話題性を持つのに十分効果的でした。彼らの投稿は約50万人に届き、その投稿に対して、約10万件もの反応がありました。

5.実践するために

基礎がわかったところで、次は実行ステップです。
応用編は、
・施策の目的設定
・インフルエンサーのリストアップ
・インフルエンサーの適性確認/決定
・契約/投稿依頼
・効果検証
です。

「インフルエンサーマーケティング完全ガイド2019」に詳細をまとめておりますので、是非ご活用ください。

▼ホワイトペーパー▼

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勝見 理恵

2012年ギャプライズ入社。 5年間Web集客コンサルタントとしてクライアントワークに携わり、リスティング広告からFacebook・Instagram・TwitterなどのSNS広告まで幅広く活用。 ClicktaleやOptimizelyを活用したサイト改善コンサルタントを経て、現在は自社のマーケティング担当。

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