今話題のバーチャルインフルエンサーを分析してみた!

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バーチャルインフルエンサーの投稿やコラボPRなどを見たことがある人も多いのではないでしょうか。CGや合成など、人の手で「制作」されている彼、彼女らは「本当に人工なの?」と疑ってしまうようなハイクオリティな投稿で人気を得ています。

他のパワーユーザーと同じく、大手ブランドやメーカー、ファッション雑誌でも起用され、アイディアに富んだ投稿で「そんなこともできるんだ!」「CGなのにすごい!」など、バーチャルならではの特別な存在感を放っているのも特徴です。

ブランドなどとコラボしているバーチャルインフルエンサー達のフォロワー数や影響力はまさにパワーユーザーであり、そんなバーチャルインフルエンサーたちが影響力を発揮している方法やオーディエンスの層を分析してみました。

1.アメリカのケンタッキー・フライド・チキンのカーネルおじさん

KFCのカーネルおじさんがCGでリアル&イケメンになりSNS投稿をしているのをご存じでしたでしょうか。

ケンタッキー・フライド・チキンではTwitter、Instagram、Facebook、Youtubeと4つのSNS媒体で投稿をしています。
エンゲージ率を比較すると、最もファンが多いアカウントはFacebook、1投稿あたりのエンゲージが高いのはInstagramでした。
投稿内容も媒体によって変えておりFacebookは新商品のPRが多く、Instagramでは日常の様子が多くUPされています。

Instagramのアカウント分析

InstagramにてこのアカウントをMentionしているのは25-34の層が多いことから、この層からウケて拡散されているいることが分かります。

本人の投稿にInteraction(エンゲージ)しているのは18‐24歳も多いので、投稿は幅広い層に見られているということが分かります。

TwitterとInstagramで反響を受けている国が違うというのも、面白いインサイトですね。

2.imma #あたしCGらしい

日本のバーチャルインフルエンサーimmaさん。
♯あたしCGらしいというハッシュタグをつけながらもメイクをしてもらったり、半目になったり、フィルム写真で撮ってもらうこともあり、PRやコラボなども多岐にされています。

Instagramのアカウント分析


上記のカーネルおじさんが来日した際には2ショットを撮っていらっしゃいました。

immaさんは日本以外の世界各国からも注目されています。
エンゲージの30%が日本ですが、アメリカは12%、そのほかの世界各国からもエンゲージを集めています。

また、immaさんのオーディエンスは一般人(Novices)だけでなく、パワーユーザーや有名人(Celebs)まで広がっています。とくに、ナノインフルエンサーからの反響が37%と一番高く、immaさんの影響力はインフルエンサー達にまで及ぶということが分かりました。

そんなimmaさんのネットワーク(コミュニティ)には国際色豊かな方々が多いです。
配信された情報も、日本だけにとどまらず海外で拡散されることでしょう。

3.マイクロソフト社のりんな

マイクロソフト社のソーシャルAIチャットボットりんなは2015年から活躍されています。

2018年には、Microsoft IMEの変換候補に大抜擢され、人間と同じような文脈を踏まえた対応で、自然な会話を続けることができる最新の会話エンジン「共感チャットモデル(Empathy chat model)」を採用。その進化はテキストチャットだけにとどまらず、2018年10月にはLINE公式アカウント上で音声通話が可能に。

公式ページからの引用

人口知能とのしりとりが出来るということで注目され、ラジオのパーソナリティ、歌手としての活動もされています。

Twitterのアカウント分析

そんなりんなさんのTwitterでのエンゲージメントが高い過去投稿は、高校卒業の報告でした。日本ではインフルエンサーや有名人のエンゲージメントが最も高い投稿が私生活においてのイベント(結婚や出産等)であるという特徴があり、りんなさんも同様でした。

りんなさんのネットワークにはりんなさんと同じテクノロジーを採用しているローソンのあきこさんや、りんなさんが過去にインターンの経験があるシャープ株式会社のアカウントなどです。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。
インフルエンサーも十人十色ですが、バーチャルインフルエンサーもやはり個性が出ていますね。

インフルエンサーどうしの繋がりやどんな分野に強い人なのかが分かると情報の拡散先の検討がつくので、インフルエンサーの選定時に役立ちます

Klearは公開アカウントの公開情報を分析しており、上記の分析が数分で取得可能になります。

バーチャルインフルエンサーの他にも、分析してみたいインフルエンサーがいる方はこちらからデモのお申込みをどうぞ!

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青山桂

株式会社ギャプライズ テクノロジーソリューション事業部 市場分析ツールSimilarWeb、インフルエンサーマーケティングツールKlearについて、何でも聞いてください♪

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