【旅行前編】情報収集先を使い分けるユーザー心理とインフルエンサー

この記事のタイトルとURLをコピーする

この記事では、旅行前の情報収集の際に、情報の取得先を使い分けるユーザー心理と、ユーザーが欲している情報について、明かしていきます。

JTB総合研究所の調査ではスマートフォンの利用と旅行消費に関する調査にて「SNSの投稿を見て行ってみたいと思った場所に行った」割合は年々増加、スマートフォンで予約購入した旅行関連商品にて18~29歳では男性約40%、女性約50%が宿泊施設の予約をしたことがあると答えていました
そんな彼/彼女らが情報を収集する場所も、スマートフォン上になります。

ユーザーが求める情報の違いを把握し、媒体にあった情報の提供はできていますか?
Web上からデータ収集している人達の、事前の情報収集の手順と、メインで探している情報をリサーチしました。

※スクリーンショットは実際の話を元に、分かりやすく解説するため作成・撮影したものも含みます。

1.カフェ重視メンズ

22歳大学生、「京都旅行に行くなら、京都のカフェに行きたい!」と旅行先でのメインイベントはカフェ巡り
旅行頻度と予算:年に3・4回、予算は国内平均3万円、海外は6~7万円。
事前情報収集にかける時間:旅行先が決まってから1時間~

情報収集の手順:
①Instagramにて日常的にオシャレなカフェスポットの投稿は保存し、地域ごとにストックしている。
②旅行先が決まった時点でフォルダを振り返り、位置情報からカフェの場所と、そのカフェがメンションされている他の投稿を確認しみんなが映え写真をあげているか確認。映え写真が多いところに行くそうです。

③Instagram上での検索のあとは素敵なカフェの見逃しがないように、お出かけメディアRETRIPでも情報検索を行うとのこと。

メインで探している情報:
お店と食べ物/飲み物の雰囲気

旅行先では、食事の他に1日3つ程のカフェを巡るとのこと。
カフェアカウントを作成し、カフェのアカウントのみをフォロー&自身が行ったカフェの写真投稿をしており、このアカウントの複数利用は多くの大学生が行っているそうです。
自分や友達が載ってる写真は本アカに投稿し、オーダーしたものの写真はカフェアカウントに投稿して保存するというように、使い分けているそうです。

2.映えスポット重視女子

社会人32歳「旅先では今までやったことないこと、体験したい、経験したい!」
旅行頻度と予算:年に4回の国内旅行と、2回の海外旅行。予算は国内5万円程、海外は近場なら10万円程。
事前情報収集にかける時間:日々Instagramをチェック、出発2週間前からは1日30分ほど旅行先でのアクティビティについて詳しく調べるそう。

情報収集の手順:
①Instagramにて映えの旅行写真を投稿するアカウントをフォローしており、日常的に綺麗な景色やホテルの投稿を保存しています。
フォローしているアカウント例

②旅行先が決まれば、位置情報からそのスポットの他投稿を確認して、他の映え写真があるか確認し、本当に行きたい場所かを確認します。
③Web上の比較サイトをいくつか見て、チケット代とホテル代の相場を確認するそうです。
【トラベルコにて サントリー島+ツアー】

④旅行先でどこに行きたいか、何を食べたいかはInstagramにてハッシュタグ投稿から検索して映えなお店をチェックするとのこと。

メインで探している情報:
映え写真がとれる場所にいけるか。ツアーと単体、どちらの方が値段含めよさそうか。

彼女自身、国内・海外での旅行投稿を多く行っているため、DMにて「バリスウィングに行った際は、何日でいくらかかりました?」や「〇〇までの交通ルート教えてください。」などの連絡が来るとのことで、これはSNSならではの情報収集方法ですね。

3.情報の正確性重視女子

21歳大学生「旅行先では絶対に失敗したくない!」

旅行頻度と予算:年に5・6回で、国内3回と海外が2回程。予算は国内5万円程、海外は~10万程。

事前情報収集にかける時間:5,6時間を数回に分けて

情報収集の手順:
①日常的に旅行先候補の映え投稿をストック
②旅行先が決まったらストックした位置情報から情報収集
③よさそうなホテルが見つかったら、まずはオフィシャルHPで写真をチェック
④ホテル名をInstagramにて検索し口コミ投稿をチェック

メインで探している情報:
現地で「想像と違かった、、」ということが無いようにHPだけではなく利用者のSNS・口コミ投稿を入念にチェック

ホームページの写真だけでなく、宿泊施設がタグされているユーザー投稿にて食事や部屋からの景色を見るそう、「実際は写真と違かった」という口コミはなかったかを確認するそうです。
国内・海外問わず、期待値の高い旅行であればあるほど、細かくチェックするとのこと。

4.子供中心パパ

会社員30歳「息子と一緒に安心して楽しめるか。」
子供が産まれて間もなく、今回は子供を連れての初旅行計画時の話を聞くことができました。

事前情報収集にかける時間:旅行先が決まってから数時間

情報収集の手順:
①地名+赤ちゃん キュレーションサイトでよさそうな宿の情報収集
②宿名+赤ちゃん+ブログ で実際の声を収集

メインで探している情報:
赤ちゃんといっても3歳児が基準となっている場合があるため、遊ぶ場所が自分の子供の体格や年齢に適しているかの情報
例)
・プールの深さ
・借りれるのはベットガードなのか、赤ちゃんベットなのか 等

試しに「ANAインターコンチ石垣 赤ちゃん ブログ」で検索をかけてみると、たくさんのブログ記事が出てきました。「検討している場所+赤ちゃん+ブログ」これは有効活用できる検索ワードです。

SEOで一番目に表示された「ベビ旅 1歳1ヶ月の息子と石垣島へ」には事前に知れておけば旅行中の準備が容易になるなと関心させられる情報が詳細に載っていました。

特に、実際に行く月の情報をよく読み込むとのことです。
事前に情報を収集し、備えあれば患いなしを全うされていますね。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

WEB上の情報でも、調べる人やその媒体によって求められている情報は異なるということが明確になりました。

Instagramで情報を集める人達は優良コンテンツ(映え写真)の収集を日頃から行っていますSNSやネット上にUGC(ユーザー発信の情報コンテンツ)がないと、情報収集の網にかからない可能性も出てきましたね。

インフルエンサーは映えコンテンツ制作のプロです。
Klearでは過去投稿でエンゲージが高かったものの順に分析することができるため、土地の雰囲気に合ったインフルエンサーを見つけて新しい写真を投稿してもらうのはいかがでしょうか。
お問い合わせはお気軽にこちらへどうぞ。

この記事のタイトルとURLをコピーする

MarTechLab編集部

このブログでは、ABテスト、サイト改善、UI/UXデザイン、広告最適化、インフルエンサーマーケティングなど、多岐にわたるトピックを取り扱っています。また、業界の専門家にインタビューを行い、実際の事例や成功事例を紹介することで、読者に有益なインサイトとアイデアを提供しています。

関連記事一覧

タグから探す
AI活用
デジタル屋外広告
パフォーマンス
バックオフィス
Web接客
DX(デジタルトランスフォーメーション)
SMSマーケティング
マーケティング全般
市場・競合分析
AR(拡張現実)
画像認識AI
VOC(voice of customer)
BI(ビジネスインテリジェンス)
D2C
EC
ロイヤリティマーケティング
リードジェネレーション
インサイドセールス
インフルエンサーマーケティング
UGCマーケティング
SNSマーケティング
コンテンツマーケティング
メールマーケティング
ソーシャルリスニング
サイト改善
レコメンド
パーソナライズ
ABテスト
UI/UX
ヒートマップ
LPO
アクセス解析
EFO
サイト集客
SEO
Googleショッピング
アドフラウド(不正広告)
広告最適化
リスティング広告
SNS広告
Amazon広告
営業・顧客管理
プロジェクト管理
SFA(営業支援)