Instagramのトレンドから学ぶ最新インフルエンサーマーケティング

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インフルエンサーキャンペーンは、FacebookからTikTokまで、すべての主要なソーシャルネットワークで実施されていますが、ブランドやインフルエンサーの間では、依然としてInstagramがトップチャネルです。

効果的なマーケティングチャネルであるInstagramは、現在インフルエンサーマーケティングを実施するブランドの96%で活用されており、Instagramは業界のトレンドが最も凝縮されています。

そこで、インフルエンサーマーケティングツールを提供するKlearは、インフルエンサーマーケティングにおけるトレンドと成長や変化を知るために、Instagramで世界中の#ad投稿を分析しました。

全ての調査結果は、2019年インフルエンサーマーケティングInstagramトレンドレポートからご覧いただけます。

1. 96%のブランドで活用されるInstagram

Klear社の調査では、2019年はInstagramでインフルエンサーの広告投稿数が42.7%増加したことがわかりました。

昨年の調査では、2018年に投稿数が38%増加しましたが、2019年はそこからさらに伸びています。

Instagramは新機能の更新や変更を実施しており、プラットフォームにとってもインフルエンサー市場の成長は非常に重要です。

例えば、プラットフォームによる「いいね!」を削除するテストの発表は、これまでインフルエンサーキャンペーンを測定するための主要な指標の1つだったので、大きな話題となりました。

またブランドは、動画コンテンツの需要が高まるにつれてInstagram TV(IGTV)をより重視していますが、プラットフォーム側も先日動画アプリ「IGTV」のアップデートを発表しています。

このように、Instagramはインフルエンサー活動の中心であるため、プラットフォームがインフルエンサーをさらにサポートするためにどのように更新されていくか今後も注目すべき点です。

次の章から、前年比42.7%の成長から業界のトレンドまで、2019年インフルエンサーマーケティングInstagramトレンドレポートのハイライトをいくつか紹介します。

2. インフルエンサーによる広告投稿数が42.7%増加

2019年のInstagramすべてのスポンサー付き投稿を分析しました。

スポンサー付きの投稿は、ブランドとインフルエンサーの間のコラボレーションを意味する「#ad」を使用したものとして識別しています。

Klear社調査によると、2019年に世界で3,014,687件以上の広告投稿があり、2108年の2,113,307件から42.7%増加していることがわかりました。

インフルエンサー業界の成長には多くの要因があります。
2つの重要な要素は、「予算」と「オーディエンスの質」です。

インフルエンサーへの報酬額はインフルエンサーの種類によって幅がありますが、プロのスタジオにコンテンツを外注するよりも手頃な価格であることが証明されています。

そして、インフルエンサーを利用すれば、手頃な費用でプロレベルのコンテンツを再利用できる上に、インフルエンサーには熱心なフォロワーがいるため、注目度の高いオーディエンスと関わることができます。
誰にとってもWin-Winな施策です。

▼インスタグラムの広告投稿は2019年に42.7%増加

3. マイクロインフルエンサーのニーズが高まる理由

2019年に各#ad投稿が受け取った「いいね!」の数をレビューし、最も多くのブランドパートナーシップに携わっているインフルエンサーのタイプを特定しました。

89%が1,000以下の「いいね!」を受け取っており、コンテンツがマイクロインフルエンサーから発信されたものであることがわかります。

2018年はマイクロインフルエンサーが全インフルエンサー活動の84%を占めていました。

マイクロインフルエンサーは、通常5-30Kのフォロワーに対して、実際にユーザーリーチする影響力は500-5Kと言われています。
マイクロインフルエンサーの価値は「量より質」という点です。

一般的にマイクロインフルエンサーは、”菜食主義”のような非常に特定のトピックに焦点を当てたり、”LGBTQ+”の権利のような彼らの価値観に沿ったフォロワーを持っているため、ブランドは特定のトピックを介してオーディエンスと接触することができます。

有名人のインフルエンサーは知名度が高い反面、フォロワー数が多すぎてキャンペーンのメッセージ性が失われてしまうこともあります。マイクロインフルエンサーは、彼らの価値観に賛同し、オピニオンリーダーとして真剣に考えているオーディエンスとブランドを結びつけることができるので、理想的な協力者と言えます。

▼マイクロインフルエンサーのニーズが高まる

4. 韓国がインフルエンサーマーケティングに参入

2019年のインフルエンサー活動の成長の多くは、新しい地域が市場に参入したことによるものです。

▼韓国がインフルエンサーに参入

インフルエンサー活動全体の42%は米国のインフルエンサーによるもので、2018年から6%減少しました。

しかし、本当に驚くべきは、新しい市場の出現です。

イギリスはインフルエンサー活動の2番目の市場で、11%を貢献しています。

そして、イギリスと同列に並んでいるのは新たなプレイヤーである韓国で、こちらもインフルエンサー活動全体の11%を占めています。

韓国は2018年のトップ10にも入っていませんでした。

2018年から2019年にかけて、韓国のインフルエンサーマーケティング活動はなんと620%も成長しています。

これは、新興国市場がこのマーケティング戦略を採用している大きな傾向を指しています。
また、アラブ首長国連邦もこの業界の新参者で、2018年から2019年にかけてインフルエンサー活動が430%成長しています。

5.まとめ

Instagramは業界トレンドを追う上で今後も見逃せないチャネルです。

今回の調査では、300万以上のInstagram投稿分析から見えた8つの発見と3つの新トレンドを見つけました。

詳細については、2019年インフルエンサーマーケティングInstagramトレンドレポートからご覧ください。

※本記事は、「2019 State of Influencer Marketing Report: Instagram Trends」を翻訳・加筆修正したものです。

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勝見 理恵

2012年ギャプライズ入社。 5年間Web集客コンサルタントとしてクライアントワークに携わり、リスティング広告からFacebook・Instagram・TwitterなどのSNS広告まで幅広く活用。 ClicktaleやOptimizelyを活用したサイト改善コンサルタントを経て、現在は自社のマーケティング担当。

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