Googleアナリティクスのアドバンスセグメントを使って目標設定無しでもコンバージョンキーワードを知る方法

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Google Analytics

はじめまして!初めて記事を投稿させていただきます、SEO対策会社のユナイテッドリバーズ代表取締役の沢辺と申します。

突然ですが、こんな経験ありませんか?

リリース時に「目標設定」を忘れて過去のコンバージョンキーワードが全然わからない

もちろんコンバージョンの参照元/メディアの内訳もわからない…

コンサルの仕事を受注したものの、過去のコンバージョンキーワードやコンバージョンページがわからず、経験と勘に頼って施策提案せざるを得ない…

 

▲参考:とあるサイトのGoogleアナリティクスの画面。目標設定を忘れるとコンバージョンキーワードが不明になってしまう…

実際、私もSEO対策の仕事をしていて、過去のコンバージョンキーワードが全く見られない状態のアナリティクスをよく見かけます。

そんな時にはアドバンス セグメント(カスタムセグメント)が有効です!

この問題は、「アドバンス セグメント(カスタムセグメント)」という機能で非常に簡単に解決できます。

ユニバーサルアナリティクスになる前からずっとある機能なのですが、あまり紹介されていなかったので、この記事の執筆を思い立ちました。

それでは、詳しい手順を解説していきましょう!

 

▼アドバンスセグメントって何?という方はこちらを参考にしてください。

アドバンスセグメントの解説(Googleアナリティクスのヘルプ

 

アドバンスセグメントを使う前の下準備
「コンバージョン完了ページのURL」を知る

この機能もコンバージョンの目標設定と同じように「コンバージョン完了ページのURL」がわからないと使えません。

ただ、目標設定していないサイトのコンバージョン完了ページURLとなると、担当者に聞いてもすぐわからないかもしれませんよね…。

そんな時には以下の画面のように「コンバージョン完了ページのURL」と思われるURLを勘でいくつか試してみてください。私個人の経験則ですが、9割以上はこの方法でコンバージョンページのURLを知ることができます。

アナリティクスの管理画面内の「行動」>「サイト コンテンツ」>「すべてのページ」をクリックします。

続いて、検索ボックスに以下のような「コンバージョン完了画面」のURLに使われていると思われる単語を入れてみてください。個人的には、thanks、completeあたりがよく使われている印象です。

【単語の例】

  • 「thanks」
  • 「complete」
  • 「done」
  • 「fin」

このキャプチャの例では、「thanks~がコンバージョン完了ページのURL」とわかりました。次は、こちらを踏まえて設定を進めます。

※そもそもコンバージョン完了ページにGoogleアナリティクスのタグが埋まっていない場合や、フォームが入力・確認・完了とも同一URLで、同一URL用の計測タグに変更されていない場合は、アドバンスセグメントを使っても正確に計測できないので、ご注意ください。フォームが同一URLになってしまっている場合の計測タグ修正は下記のサイトをご参照ください。

アナリティクスのコンバージョン設定(複数のステップで同一の URL)- アナリティクスヘルプ

 

アドバンスセグメントで完了ページのセッションを各集客項目ごとに取れるように設定する

いよいよ設定本番です。お待たせしました。

アドバンスセグメントの設定方法

図の「+セグメント」と書かれている箇所をクリックします。

続いて「新しいセグメント」をクリック。

「新しいセグメント」の作成画面で、「条件」をクリックします。

最初「Flashのバージョン」となっている箇所を「ページ」に変更します。

※大量に選択肢が出てきますが、検索窓に「ページ」と入れて探すと少しスムーズに探せます。

ページに「thanks」を含むで設定し(ここはコンバージョンページのURLの一部を入れてください)し、セグメントの名前をつけて保存します。

ここまでで、設定は完了です。

コンバージョンの目標設定と同じようにコンバージョンキーワードや着地ページのセッション数/コンバージョン数が計測できます

上記の設定後は以下のように、選択するとアドバンスセグメントを使って計測ができるようになります。


セグメントの選択画面で、チェックを入れて適用する。

図は、「集客」>「チャネル」>「Organic Search」と進んだ結果ですが、こんな感じでコンバージョンしたキーワードが表示されるようになります。

not providedの内訳はこの取り方でも取得できないので、コンバージョンしたランディングページを取得してキーワードを推測してください。

▼この記事を読んだあなたは以下もオススメです。

「Googleアナリティクスの (not provided) の意味と7つの対策まとめ【2015年最新版】」

*「Google Search Consoleの「検索アナリティクス」の使い方! あなたのサイトの流入キーワードを分析する

最終更新日:2020/9/16

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沢辺 敦志

株式会社ユナイテッドリバーズ代表取締役。 開発・制作まで行うSEO対策、コンテンツマーケティングサービスを提供しています。 こちらのブログでもウェブマーケティングに役立つ情報発信をさせていただきます。

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