「なんとなくリニューアルする前に」SEO&LPO効果が120%あるサイト改善施策まとめ
SEO対策会社ユナイテッドリバーズの沢辺です。今回もリニューアルに関連した話題を書かせていただきます。
1月あたりから時期的なものなのか、サイトリニューアルについてよく相談をいただきました。
*先月もリニューアルするとアクセスが落ちる現象に関して書きました。
そのままお手伝いしたものや、再度検討に入っていただいたものなど様々あったのですが、
皆様意外と考えていなかったのが、「今のサイトで修正したら効果は出ないのか?」という点でした。
ちょっとしたチューニングで効果が上がることもあるので、ぜひチェックしてみてください。
目次
SEO対策で、サイト修正・サイト改善できる施策≒アクセスアップに関する改善
HTMLタグはGoogleから見やすく書かれているのか確認する
まずは、SEO対策関連の施策を紹介します。
サイト改善で効果がある施策のほとんどは、HTMLタグの改善です。
検索エンジンもロボットですから、「こうなっていると見やすい」「こうなっているとちゃんと評価ができる」という癖というか決まりのようなものがあります。
おおよそのことはGoogleも公式発表していますので、参考にしてみると良いです。
検索エンジン最適化スターターガイド – Google
非常に長いのですが、見落としがちなところを2つだけ紹介します。
もし、もっと詳細な内部施策の改善を読みたい方がいたら↓こちらの記事を参照ください。
希望者には、エクセルのチェックシートも配布しています。
SEO対策でやるべきことはたった4つだけ!アップデートで単純明快になった【2016年最新版、随時更新】
見落としがちなSEO対策上の改善点
titleが重複している
意外とよくあるのが、重要なページでもtitleが重複していたり、ページングの際にページ番号が打っていなくて重複してしまっていたりといったミスです。
かなり前から色んなところで修正すべきだと書かれているのですが、世の中にはまだまだあるようです。
先ほどのGoogleの検索エンジン最適化スターターガイドでも一番初めにタイトルを適切につけることは指摘がされています。
「何が書いてあるページなのか」を示すところなので、最も重要なタグの一つです。
ページ同士で重複してしまっていれば「同じ内容・同じ題名」と記述していることになってしまう為、
せっかく作ったページが正しく評価されづらくなってしまいます。
ページタイトルの重複は、Google Search Console(旧名Googleウェブマスターツール)で簡単に抜け漏れなく発見することができます。
画面を案内します。
(まだ導入していない方は、導入してください。)
↑管理画面から、検索での見え方→HTMLの改善と進みます。
↑「タイトルタグの重複」をクリック
表示される列の数を調整して
ダウンロードをクリックして、CSVデータを取得します。
すぐエクセルで開くと文字化けしてしまうので、テキストエディタでエンコードをShift-JISに変更します。
エクセルで開くと、一つのセルに重複URLが全部入っていて見づらいので、「|」を「,」などに置き換え&区切り位置でセルを分けて見るのがお勧めです。
上記で洗いだした重複タイトルについて、手作業で直すところは手作業で、システム改修になるところはシステム改修で改善をしましょう。
ここの件数が多ければ多いほど、改善の見込があります。
先述のような一覧ページのページング時に重複タイトルが出来てしまっている場合には、
【HOME’S】大田区の新築一戸建てを探す|一軒家・分譲の新築戸建住宅の購入(2ページ)
↑こちらのページのように「2ページ」などと打つのが良いです。
テキスト量が極端に少ない
デザインを重視するあまり、画像ばかりのページになっていないでしょうか?
見やすさ・わかりやすさの面で、賛否はあるのかもしれませんが、検索エンジンは画像ではなくテキストを重視します。
先ほどのスターターガイドや品質のガイドラインでも紹介されています。
TOPページはもちろんですが、物件一覧、求人一覧などになるべく独自の情報を盛り込みましょう。
一覧ページは、各ページの情報が載っているからいいだろう。と単純に詳細ページをまとめたページを出しているサイトがまだまだ多いと思いますが、
ここも色んな記事で紹介されている通り、「サイト内で一覧ページにしかないテキスト」を掲載することが重要です。
現状だと検索エンジンのロボットは、他のページに載っている情報しかないページよりも
独自のテキストが入ったページの方が「充実している」と評価する傾向があります。
検索サイトだと一覧ページは無数にあるので大変だとは思いますが、ユーザーのニーズが多そうなところだけでも対応することをお勧めします。
以下テキストの設置例です。
東京での廃車費用を徹底比較!│無料買取査定の【廃車費用ラボ】
↑東京都の情報を下部に設置しています。
個別指導・学習塾で開業・独立・起業 | フランチャイズの窓口(FC募集で独立開業)
↑上部に業種の説明が書かれています。(HTML上も下部よりは上部に入れた方が良いという判断ですね。)
その他、チューニング程度の修正でアクセスアップが見込める施策もまだまだありますので、
SEO対策でやるべきことはたった4つだけ!アップデートで単純明快になった【2016年最新版、随時更新】
↑こちらの記事や
検索エンジン最適化スターターガイド – Google
↑こちらのGoogle公式のスターターガイドをぜひ一度ご覧ください。
LPOを通じたCVR(コンバージョン率)≒成約率の改善
続いて、LPO部分についても簡単にまとめます。
ギャプライズ様のサイトでLPOについて書くのもおこがましいのですが…。
LPOに関しても、もっと詳しく知りたい方は【実録】36回のABテストでCV率8.3倍を実現するまでの全記録←こちらの記事を読むと良いと思います。
今回は「これは最低限確認すべき」というポイントに絞って書かせていただきます。
問い合わせフォームにSSLは入っているか
理由は言わずもがなですが、未だに結構よく見かけます。
個人情報を少しでも取る訳ですから、必ず導入しましょう。
スタートから常時SSLにすることで(サイト全体をhttps://にすることで)Googleからも多少加点がある旨が発表されています。
無理に全体にする必要はありませんが、こちらの方が運用も楽なはずなのでお勧めです。
常時SSLの場合は、以下の記事も参考にhttp://からhttps://へのリダイレクトを推奨します。
常時SSL導入の注意点とSSLページのインデックスまでにかかる時間
ユーザーが見たいと思われる情報に漏れはないか
次に十分に必要なページが揃っているかをチェックしてみましょう。
これという決まりはありませんが、弊社ではいつもギャプライズ様のLPをお手本にしています^^;
良く見たり担当同士共有したりするのが、↓こちらの
レントラ便のサイトです。
順番や文言なども、細かいユーザー心理に沿って作られているページだと思いますが
ざっくり要素を参考にすると、ユーザーが欲しい情報を不足なく盛り込むことができます。
(特に縦長のページにする必要はないので、ご安心ください。)
以下具体的に書きます。
- (簡潔に)選ばれる理由や強みを3つくらいにまとめる
- 他との比較
- スタッフや責任者などの紹介
- お客様の声(手書きは印象良い)
- よくある質問
大体これは要素なのですが、お客様の声とよくある質問が特に漏れることが多い印象があります。
もしつけていなければぜひ検討してみましょう。
アクセスアップ、成約率アップどちらにも有効な施策
サイトの表示速度を高める
以下は、特にレスポンスが悪いサイトの順位の動きなのですが、
おそらく日にちや時間によって、クローラーが読み込めたり読み込めなかったりという現象が起きていて、
順位が上がったり下がったりを繰り返してしまっています。
↑きちんと読み取れた時だけ、順位が上がっていたような様子。
ここまで極端な例は稀ですが、自社のサイトや競合サイトがGoogleから見てどのくらいの速度なのか確認してみましょう。
以下のサイトで確認できます。
PageSpeed Insights – Google Developers
100点を目指すと、かなりシンプルな表現(※)になってしまうので、
競合サイトよりも成績が極端に悪い場合は、修正をお勧めします。
(※参考:PageSpeed Insightsで100点を出してみた)
主には、画像の読み込みをスクロール時まで待ってサイト表示を早めたり、
ファイル圧縮を導入して、画像サイズなどを落としたりというところが推奨されます。
ぜひ一度試してみてください。
まとめ&より効果的な施策を出すには
「なんとなく古くなったし、成績が悪いからリニューアルする」と発想する前に、
まずは、サイト改修・サイト改善で効果があげられる箇所がないか、上記に挙げた点も含めてチェックしてみてください。
やりきったと思っているサイトでも意外とたくさん改善箇所が見つかったりします。
「やはりリニューアルをする」という場合には、前回の記事を参考にリダイレクト漏れに気をつけてサイト開発を進めてください。
前回の記事はこちら
*WEBサイトをリニューアルすると9割のサイトはアクセスが下がる!? 必ず知っておきたい注意点
また、自社の改善点をチェックするだけでなく、競合と比較をすれば
足りないコンテンツがわかったり、どの集客チャネルで差があるのかわかったりと
もっと深くサイト改善ポイントを探すことができます。
最終更新日:2020/9/16
MarTechLab編集部
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