Googleアナリティクスで対策すべき検索キーワードを簡単に見つける『加重並び替え』機能
Googleアナリティクスでは、サイトへの訪問者がどのような「検索キーワード」を打ち込んでサイトを訪れたかを知ることができます。この検索キーワードの分析は、サイトのキーワード対策において非常に重要な分析です。
しかし、実際の分析において「検索キーワード」を軽く眺めるだけで分析を終える人が多いのではないでしょうか?それでは、対策するキーワードをうまく選べず、売上につながらないキーワードに時間を割いてしまうことになりかねません。
そこで本記事ではGoogleアナリティクスで見ることができる「検索キーワード」の中から一体どのキーワードを対策すべきかどうか、を見定めるための分析方法を解説していきます。
目次
Googleアナリティクスで「検索キーワード」を確認
まずは自然検索のキーワードを確認
レポートを開いて、「集客」>「サマリー」と進むと、セッションの内訳が表示されます。ここ1か月のサイトのセッションのうち、約55%は自然検索からの流入であることがが読み取れます。
そのまま、下へドラッグしていくと、8つのチャネルの概要が表示されます。その中で「Organic Seach」をクリックしましょう。
これで自然検索キーワードの一覧が表示されました!
対策すべきキーワードに絞り込む
ただこの画面を眺めているだけでは、全く意味がありません。ここから対策すべきキーワードに絞り込んでいきましょう。
流入数の多いキーワード
流入数の多いキーワードへの絞り込みは、最初に表示される画面ですでに整理されてあります。
もし、この流入数の多いキーワードの中に、全くSEO対策をしていないものがあれば、そのキーワードを対策したコンテンツを作ることで、よりセッション数や平均滞在時間の増加が期待できます。
このサイトでは、名前の表記ゆれからの流入が多かったものの、「オークションサイト」や「バリューチェーン分析」といった当ブログのキーワードからの流入も一定数見受けられました。
「加重並び替え」を使って絞り込む
次に紹介するのは「加重並び替え」機能です。
まずは、コンバージョン率を逆順にソートします。
コンバージョン率を一回クリックすると多い順に並ぶので、もう一度クリックして少ない順に並べましょう。
しかし、このままだとごく少ないセッションのコンバージョン率が含まれています。
そこで、加重並び替えを活用します。
並べ替えの種類をクリックして、加重を選択します。
加重並び替えは、数値順ではなく、重要性に基づいてパーセント値のデータを並べ替える機能です。つまり、流入数は多いのにコンバージョン率の低いキーワードを見つけることが出来ます。そのキーワードが使われているページを改善をすることで、コンバージョン数の増加が期待できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?Googleアナリティクスでは、ユーザーの行動に紐づいたキーワード分析をすることができます。
今回ご紹介した機能以外にも、セカンダリディメンションやページの価値を活用することで、さらに詳細な分析が可能になります。Googleアナリティクスを導入しているけれど、何から始めたらいいか分からないという方は、まずは検索キーワードの分析から活用してみましょう。
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最終更新日:2020/9/16
MarTechLab編集部
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