レビューでSEO対策!Google自然検索1位を実現したUnder the Canopy社の事例
「SEO対策」と一口に言っても、何から始めたら良いのかお悩みのご担当者様も多いのではないでしょうか。
様々な施策がありますが「カスタマーレビュー」を活用しGoogle自然検索での表示順位を上げる施策をホームブランドUnder the Canopy(アンダーザキャノピー)社の事例を基にご紹介致します。
1.広告費をかけない「自然検索」
米国ニューヨークで20年以上愛されているUnder the Canopy社は様々なデザイン性のある商品を生み出し、自然素材の家庭用品やテキスタイルブランドの流行のトップを走っています。
マーケティング責任者のJacob Cohen氏はネット上での存在感を高め、自社サイトへの流入数を向上させたいと思っていました。
まず最初に考えたのは広告の利用。しかしそれには他社と競合するキーワードが複数あり、広告費が非常に高くなってしまうという課題がありました。
そこで、広告費を使わない”自然検索”で検索結果の順位を上げる方法を検討しました。
ネットで商品を調べる人々は、見ているサイトが信頼できるのかも探しています。信頼の証拠となるソーシャルプルーフ(社会的証明)は僕たちのサイトに役立っています。
[引用]Marketing & eCommerce Manager Jacob Cohen氏| Under The Canopy Rises To The Top of Google Search
2.自然検索の表示順位をあげるには
Googleに認識されるコンテンツ
自然検索での表示順位を上げる為には、Googleがサイトをクローリングした際に優良と判断されるコンテンツもキーになります。Jacob Cohen氏はその要素の1つであるカスタマーレビューに着目しました。
ECサイトでのレビュー収集は非常に難しく、収集率が1%以下というケースも少なくありません。そんな中、Under the Canopy社では収集率脅威の13.7%を達成し、集めた大量のレビューをコンテンツとして自社ECへ活用しました。
レビュー収集率13.7%を実現した3つのポイント
①レビューリクエストメールの送信
導入理由:従来のレビュー投稿にかかるログインや情報入力といった面倒くさい一切のポイントを省略しました。
②リマインダーメールの送信
導入理由:メールを見たタイミングが悪ければレビューは書いてもらえません。日にちを変え再度レビュー依頼することで収集率を向上させました。
③レビュー投稿者に25%オフのクーポンを配布
導入理由:クーポンを配布することでレビューの投稿率を上げるだけではなく、次回の購入にも繋がります。
収集したレビューを活用する3つの施策
①レビュー専用ページの作成
ポイント:「レビュー専用ページ」を作成しておくことで「ブランド名/商品名+レビュー」の検索結果に自社ページが表示されやすくなります。
導入理由:モールや他社サイトだけでなく、自社サイトへ誘導するために価値ある方法です。
②リッチリザルト(※1)への対応
ポイント:「商品名」が自然検索された際、検索結果にスターレーティングとレビュー数を表示対応させる事ができます。
導入理由:★の表示があることで読み手にとって信頼されるサイトだと認識されやすくなります。
(※1)リッチリザルトとは視覚的な機能や操作機能が追加された、Google 検索結果のことです。評価や連絡先などその種類は様々です。
③商品詳細ページにレビューウィジェット(※2)の対応
ポイント:商品詳細ページにてその商品に関するレビューを見せる事ができます。
導入理由:商品に興味があり、詳細ページまでたどり着いた顧客に購入者のレビューを見せる事で購入への後押しとなります。
(※2)レビューウィジェットとは、商品詳細ページに該当商品に関するレビューを見やすいようにまとめ表示する機能です。
3.Google自然検索「1位」
これらの施策を組み合わせ、ついに”オーガニックコットンシーツ”という購入意欲のある顧客がとてもよく使うキーワードで1位になりました。その理由として
・カスタマーレビューを大量に収集出来たこと
・リッチリザルトへ適切に対応できたこと
・レビューを活用しサイト内を改善したこと
が挙げられます。
Google検索の表示順位を上げるために近道をしようとしてはいけません。信頼を証明することには時間がかかるのです。価値のあるコンテンツと本物のレビューを生成することに注力すれば、長期的にみてリターンがあります。
[引用]Marketing & eCommerce Manager Jacob Cohen氏| Under The Canopy Rises To The Top of Google Search
Googleの自然検索で上位表示されるためには顧客にとって有益な情報が更新され続けている状態を維持することが大切です。また、そういう状態を作り出していくことで顧客からの注目や満足度が高まり、CVRが向上したりリピーターの増加に繋がります。
4.Under the Canopy(アンダーザキャノピー)社が採用したYOTPO
Under the Canopy社はこれらの施策を全てYOTPO(※3)で行いました。
(※3)YOTPOは世界20万以上のサイトで使われているUGC(ユーザー生成コンテンツ)マーケティングツールです。
YOTPOを採用した理由は
・Googleとパートナーシップを結んでいること
・カスタマーレビューの収集率が非常に高いこと
・収集したカスタマーレビューをマーケティングに生かせるプラットフォームであること
でした。
Under the Canopy社ではYOTPOを活用し、顧客からの信頼を高め続け、Google自然検索1位獲得という偉業を達成しました。
YOTPOを導入してすぐ、Google検索の順位、サイトトラフィック、サイトのCVR、リピーターといった全ての指標が驚くほど向上しました。
そしてこれらの指標はすべて繋がっているのです。[引用]Marketing & eCommerce Manager Jacob Cohen氏| Under The Canopy Rises To The Top of Google Search
日本では販売代理店ギャプライズが導入と運用のサポートをしています。
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※本記事は、「Under The Canopy Rises To The Top of Google Search | Yotpo」を翻訳・加筆修正しています。
宮本真帆
株式会社ギャプライズビジネス推進部。UGCマーケティングツール「YOTPO」担当。