SuicaがApple Payに対応!あなたのサイトはSuica払いできますか?
新しく発売されるiphone7とApple Watch Series2ではApple Payが導入されるようです。
これによって、Suica、クレジットカード、プリペイドカードを持ち歩かなくても利用できるようになります。
しかも、Suicaのチャージもiphone上で出来てしまうようです。
また、現時点ではPASMOやICOCAなどのSuica以外のIC乗車券がApple Payに導入される見込みは低いようで、このことから今後は今までSuica以外のICカードを使っていた人たちがSuicaに乗り換えることが想定されます。(参考:http://internetcom.jp/201527/suica-and-iphone-7)
このように、多くの人がSuicaを持つようになり、クレジットなどと共に一元化してiphone上で管理をできるようになると、今まではコンビニや自動販売機などを中心に行われていた「Suica払い」の需要がネット上での買い物においても増してくるでしょう。
Suica払いでできること
Suicaでネット上での買い物の決済ができるということは分かりますが、具体的にどんなことができるのでしょうか。
Suicaをネットショッピングで使えるようにするサービス「Suicaインターネットサービス」には利用料や登録料が必要ありません。
また、上記のようにApple Payではiphone上でのチャージも可能ですが、実は現状でもクレジットカードを登録することでインターネット上からチャージが可能です。
20,000円を上限とし、1,000円以上からは1円単位でのチャージも可能です。また、残額が上限の20,000円となるようにチャージされる「満タンチャージ」機能もあります。
返金機能もしっかりとしており、「Suicaポケット」という機能により電子マネーでの返金が可能です。
これらの他にも、5枚までSuicaの登録が可能なので、仕事用とプライベート用で使い分けている人なども安心して利用できたり、「Suica付きビューカード」や「ゆうちょICキャッシュカードSuica」の利用もできたりと充実したサービスが整っています。
しかし一方で、サービスの利用のためにはfelicaポート/パソリという端末が必要であり、こちらはiphone7の発売とともに改善が望まれる点となっています。
Suica払いの可能性
ジャパンネット銀行が行ったアンケートでは、1,000円以上以上5,000円未満の買い物の際にクレジット払いをする人が71.3%、5,000円以上10,000円未満の場合は77.0%なのに比べて1円~1,000円未満の場合には67.3%でした。
(画像参照元:http://www.japannetbank.co.jp/company/news2014/140320.html)
1~1,000円未満の場合においても依然として60%は超えているものの、購入金額が少なくなるにつれてクレジットでの支払いを避けたいと考える人は増えていくようです。
この1~1,000円未満の買い物に適しているのがSuica払いです。コンビニ店頭支払やATM振り込みに比べ手間が少なく、少額からチャージができるため、特に1000円未満の買い物に適しており少額でのクレジット払いを避けたい人の需要に応えることができます。
楽天リサーチ株式会社が行った「電子マネーを使おうと思う金額」についての調査によると、1,000円未満の金額の場合が60.3%であり、実際の店頭の買い物においても1,000円未満の買い物において最もSuica払いは利用されているようです。
(画像参照元:http://research.rakuten.co.jp/report/20130328/)
このことからも、特に1,000円未満のハンドメイド用品や雑貨等を中心に取り扱っているECサイトにはSuica払いの導入は必須でしょう。
まとめ
今注目を集めているiphone7。中でもApple Payについての情報は特に注目を集めています。
Apple Payが注目されるのに伴いSuicaの注目も増していくことと考えられます。
ネットショッピングによるSuica決済システムの改善も十分に考えることが出来ますし、恐らく近い未来felicaポート/パソリを必要とせずiphone上でのやりとりのみでSuicaでの買い物が可能となります。
そして、その変化に伴いSuica決済の導入に踏み出すECサイトも増えていくでしょう。
現状、amazonや楽天などは導入しているもののSuica払いをできるECサイトは多くありません。
ぜひ、この機を逃さずにECサイト経営者様各位はSuica決済の導入を検討してみてください。