ECサイト経営に活用!新サービス『家電会議』とは
ソニーのニューススイートチームと、はてなブックマークの開発チームが共同して企画開発した新サービス『家電会議』が2016年9月8日に公開されました。
今回は、この家電会議がECサイトに与えると考えられる影響についてご紹介していきます。
家電会議とは
家電会議では、「カメラ」「オーディオ」「スマホ・パソコン」「生活家電」「ガジェット」「映像機器」の6種の家電に関する最新ニュースやレビューを見ることができます。
ログインは、googleアカウントとはてなIDでできます。
それぞれの記事には「VOTE(投票ボタン)」とコメント欄があります。
はてなブックマークとデータを共有しているので、家電会議で注目を浴びた記事は、はてなブックマークでの注目も上がってきます。また、お気に入り機能も共有しているので気に入った公式アカウントを家電会議とはてなブックマークの両方で共有できます。
この公式アカウントは現在100個以上あり、募集も行っているようです。
マイページへ飛ぶと「products」「articles」「search」という3つの項目が出てきます。
特定のプロダクトについての記事の場合、「プロダクトページ」が作成されます。プロダクトページでは、そのプロダクトに関する記事・コメント・画像が集まり、プロダクトページに投票すると、マイページの「products]タブ上部に表示します。
購入を考えている商品にプロダクトページが作成されていると、その商品についての記事をまとめて読めるので情報収集に便利です。
「articles」では、今までに投票した記事を一覧で確認することができます。
「search」では、過去に投票した記事をキーワードから検索できます。
家電会議の活用法
この家電会議、とにかく情報が多く早いです。
見ていく端から新しい記事が更新されていくといった感じであり、最新の商品情報を集めるには最適でしょう。
そして、いま注目を浴びている商品だけでなく、これから注目されるであろう商品というのも投票機能によってある程度目星がつきます。
ECサイト経営者様としては、日々家電会議をチェックしていくことで商品の流行を読むことができ経営に活かせるでしょう。
例えば、周りの記事の投票数が2票や3票が多い中でZen Pad 3 8.0についての記事が35票も付いていました。ここから気になり「Zen Pad 3 8.0」で家電会議にて検索してみると、Zen Pad 3 8.0についての記事は投票数が多く注目されていると予測でき、「在庫を少し増やしておこう」など行動に繋げられます。
これは少々短絡的であり、もっと詳しく調べる必要があるかもしれませんが「動向を調べるべき商品の選定」にはもってこいです。
まとめ
まだ開始したばかりのサービスであり、今後どのように大きくなっていくかはまだ分かりませんが、その情報の素早さと豊富さには目を見張るものがあります。
加えて、価格コムやアットコスメのようなユーザーコンテンツを集めるサイトが急激にアクセス数を増やし成長していることを踏まえると、今後はECサイト運営者だけでなく一般のユーザーからもトラフィックが増えていくであろうと予想できます。
ECサイトの運営には、単に物を売るだけでなく商品の流行や評判を見極めることも必要です。
例えば、爆発事故が起こったGalaxy Note7などはその典型であり、家電記事を見ていくと爆発事故の以前から画面の耐久性の弱さや使い勝手の悪さが叫ばれていました。
この段階からGalaxy Note7の性能に疑問を持ち、仕入れ量を減らしていれば爆発事故による痛手も軽くで済んだでよう。
このように、情報を集めることは重要であり必須事項でもあります。
是非、家電会議を活用して商品についての情報に敏感になるよう心掛けてください!