CV数約2倍以上!CPA約2分の1以下!広告の手動運用と自動最適化ツールKenshooの成果を対比してみた
WEB広告の運用者の方、もしくは興味がある方なら、一度は”広告自動最適化”または”広告自動運用ツール”という言葉を聞くと思います。
しかしAIの機械学習ブームに乗って、安直にツールを導入というわけにはいきません。
・自動化して、本当に成果は出るのか?
・一時は効果がでても、継続的に成果を出すことはできないのではないか?
・やっぱり手動運用のほうが良いのでは?
など様々な不安が湧き上がる方は多いと思います。
今回はその不安を払拭するべく、従来の手動での広告運用と、ツールを用いた自動での広告運用の成果の差を、過去のデータから比較しました。
1.自動最適化ツール導入のメリットと注意する点
メリット
1.ターゲティングの細分化
AIのデータ分析により、人の手では時間がかかる上に難解なセグメント作業を、AIが実行しします。以前よりターゲットの属性がパーソナライズされ、特定のユーザーにより効果的に広告を出せます。
2.休日も最適化が可能
従来では運用者がアサインできず、ネックになっていた土日祝日、深夜などのタイミングでも、AIが最適化を行ってくれます。
3.様々なデータからの最適化
年齢、性別、時間帯だけではなく、その日の天気や、ユーザーの購買行動の履歴などのデータから、多角的なアプローチが可能です。さらにデータは蓄積され続け、最適化の精度は日を追うごとに高まります。
注意する点
1.0から創造する能力はない
AIは膨大なデータを分析し、処理する能力では人間を遥かに上回っていますが、何かを0から創り出す能力はありません。例えば、広告を制作したり、新しい企画を生み出したり、
クリエイティブな仕事は人間を超えることはできません。
2.効果が出なかった時、原因が特定しにくい
AIは複雑なアルゴリズムで最適化を行うため、仕組みを理解していないと、問題が起こった時に原因が特定できません。知見が備わっている、web広告のプロが運用者でないと修正と改善が難しいです。
2.手動運用VS自動化運用
では手動運用と自動運用どちらが成果を出すことができるのか、比較していきましょう。
使用したツール
Kenshoo
世界のトップ企業1000社以上が導入している、AIの独自のアルゴリズムを用いた、広告自動最適化ツールです。
Kenshooの主な強みは
・複数媒体の一括管理
・独自のアルゴリズムで未来予測による入札調整
・コンバージョンパスの把握による最適化
・広告取扱額の高さと実績
です。
またAmazon広告を運用できる唯一のツールです。Amazon広告運用の詳細はこちら。
Kenshooについて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
条件
比較するデータの条件は以下の通りです。
・媒体、広告
Yahoo! プロモーション広告のスポンサードサーチとディスプレイネットワーク
Google AdWordsの検索広告とディスプレイ広告
・期間、業界
同じ業界のA社、B社
同時期で1か月間の運用結果
・規模
ほぼ同額の広告予算
・比較する数字
コンバージョン数、コンバージョン率、CPA(顧客獲得単価)、広告費
では結果を見てみましょう。
3.比較結果
1.同額広告費での比較
結果は以下の通りです。
CV | CVR | CPA | COST | |
手動運用A社 | 44 | 6.51% | 23,862円 | 1,049,911円 |
自動運用B社 | 109 | 8.45% | 10,126円 | 1,103,704円 |
CV数が2倍以上、CPAが2分の1以下と、同額広告費で自動運用のB社のほうが良い結果でした。
AIの最大の特徴は、データから学習し、反映するという一連の作業スピードが速くて正確な点です。
入札タイミングや広告クリエイティブの選定は、データを蓄積して分析し、学習したアルゴリズムを元に行われます。つまり予算が一定でも、広告を配信し、最適化が繰り替えされる限り、精度は向上し続けます。
2.土日祝日の最適化での比較
次は、従来ではネックになっていた、土日祝日の広告運用に絞って比較してみました。
CV | CVR | CPA | COST | |
手動運用A社 | 9 | 12.96% | 40,766円 | 1,13,317円 |
自動運用B社 | 27 | 10.27% | 35,730円 | 2,34,160円 |
コンバージョン率では、A社に比べ若干下回っていますが、CV数が3倍としっかりと最適化ができています。運用者の管理が行き届きにくかった休日でも、安心して広告費をかけることができます
4.圧倒的成果を出すためには
自動最適化ツールの能力をわかっていただけたと思います。AIの大量の広告を出稿し、分析し、最適化する機能は人間には代替できない素晴らしい物です。
しかし、圧倒的成果は、広告運用を単純に自動化するだけでは現れません。
大切なのは人の力
成果を出すために大切なのは、人が作る広告クリエイティブの質や、ツールの運用者の腕です。いくら質の高い自動化ツールを使っていても、質の悪い広告クリエイティブを出稿したり経験の浅い運用者が担当だった場合、効果が出ずに無意味に終わります。
結果を出すために、本当に大切なのは根幹の人の力の部分です。
これから自動化をご検討の方は是非、ツール機能だけでなく、広告クリエイティブや運用者の質に焦点を当てて探してみてください。
5.まとめ
いかがだったでしょうか。テクノロジーは日々進化を続けています。これからも目を離さずに変化に対応していきましょう。
弊社では、今回使用した高性能ツールKenshooを、
取り扱い業界50以上の実績を持つウェブマーケティングのプロ集団が運用するサービスIntelligent Acquisitionを展開しております。ご興味のある方はこちらから。
また”AIとは何か”という基礎の部分から、2019年までの最新広告運用ツールの機能を比較し、
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田口 保
2018年ギャプライズ入社。インターン生。