ツールを使ってインフルエンサーをイベントに招待する Connect機能紹介 Part.1
インフルエンサーマーケティングツールのKlearをご存知でしょうか。
第二のシリコンバレーと呼ばれるイスラエルで開発され、世界中5億もの公開アカウント情報を保持。
アカウント保持者だけでなく、そのフォロワーの属性なども見ることが出来る、インフルエンサーマーケティングには不可欠なツールです。
このKlearですが、2019年3月末に新機能を発表しました。
その名は【Connect】言葉の通り、インフルエンサ-達にConnectしイベントへの招待連絡を取る機能です。
1.今までのインフルエンサーとの連絡方法
まずは今までの連絡方法をみてみましょう。
・投稿へのコメント
・DM(ダイレクトメール)
・Linkedinを利用
・登録ユーザーに連絡
・キャスティング支援会社へ依頼
・ツールKlearを利用
投稿へのコメント
いきなり仕事の依頼をするのではなく、気に入った投稿などに「素敵ですね」などとコメント、企業について興味を持ってもらいます。何度かのやり取りの後、仕事をオファーすることで受けてもらいやすくなります。
あまり仕事を受けたことがないけれども、コアなファンに影響力のあるマイクロインフルエンサーやナノインフルエンサーへのアプローチにお勧めの方法です。
(ナノインフルエンサーについて、詳しくはこちら https://martechlab.gaprise.jp/archives/klear/16061/)
返事があればDMなどでお仕事の依頼をしますが、信頼関係を築くまでに時間と手間がかかってしまいます。
DM(ダイレクトメール)
アカウントへダイレクトに「お仕事に興味ありますか?」や「〇〇の投稿をして頂けませんか?」と連絡してみる方法です。
頻繁に行われている方法ではありますが、企業名が知られていなかったりすると怪しまれたり、そもそもメッセージを見てもらえないという事も多く、確認作業に時間を取られてしまう場合が多いです。
Linkedinを利用
海外ではよく利用されていますが、日本ではまだ、馴染みがないです。
ビジネスのコミュニケーションを取るSNSなので、お仕事の依頼は行いやすいですが、依頼をしたいインフルエンサーが登録していない可能性があります。
過去に依頼経験のあるインフルエンサーに連絡
イベントを行ったことがあれば、連絡先を把握出来ているのではないでしょうか。
前回反響の大きかったインフルエンサーに再度連絡を取り依頼することで、インフルエンサーとの関係も深くなり、以前投稿を見たファンにも再度情報を配信することが出来ます。
キャスティング支援会社へ依頼
代理店や支援会社をネットで調べると出てきます。
支援会社への支払いが発生してしまいますが、インフルエンサーを見つけて依頼するという手間を省けるほか、インフルエンサー達もお仕事に慣れている方が多く、依頼から投稿までがスムーズに進むかと思います。
ツールを利用
インフルエンサーマーケティングに使えるツールも様々ありますが、今回はKlearについて詳しく説明します。
2.Klear新機能【Connect】
インフルエンサーマーケティングツールのKlearでは、インフルエンサーの発見、影響力調査、キャンペーンの効果検証まで一つのツ―ル上で行えます。
ここでは、新しく追加されたBriefの作成機能とアカウントへの連絡機能について紹介します。
Briefとは仕事依頼の募集要項のことで、Klear上で作成ができるようになりました。
イベント参加ボタンもついており、Campaign内アカウントに「いつ依頼を行ったか」「キャンペーンへの参加表明は来ているのか」を確認することができます。
1.イベント準備の便利機能
①Brief(募集要項)の作成
文章の編集や、写真の貼り付けなども出来るので、キャンペーンLP制作がWordを編集する手軽さで行えます。
Briefの詳細についてはこちら インフルエンサーマーケティングを成功させる3つのガイドライン
②参加ボタン
Klear上から配信したメール・チャット内に「Join The Campaign」ボタンがあり、インフルエンサ-が参加表明したことをKlear上で把握できるようになりました。
Klearからイベント参加依頼を「配信した日」「許可された日」が確認できるため、何名のインフルエンサーから返答が来ているかリアルタイムで分かります。
2.連絡機能
①Klear登録ユーザーとのChat
Klear登録ユーザーとは、便利なチャットができること、ご存知でしたでしょうか。
現在、インスタグラムでDMを送ることができるのは、スマートフォンのアプリ上のみ。多数のインフルエンサーと連絡を取る場合など、スマホ画面では煩わしい場面がありますよね。
しかし、Klearのチャットであれば、Web上でメッセージのやり取りが可能なため、PCで利用も出来ます。
Klear登録ユーザーには数分で申請出来ます。登録人数は全体で約50万人、うち日本で影響力を持つ登録ユーザーは6000人です。※2017年時点
登録ユーザーと企業アカウント間で同意があれば、Instagramストーリーズデータの取得も可能ですし、ストーリズの情報は24時間以上経っても保存しておく事ができるので、頻繁に依頼をするインフルエンサ-にはKlearにユーザー登録をしてもらう事をお勧めします。
②メールアドレスを登録し、メールにてBriefも送信
Klear登録ユーザーでなくても、Klear上で「アカウントにメールアドレスを登録する」ことで、希望のEmailアドレス(会社のメールアドレス等)からBrief配信が可能になりました。
アカウントのContact infoにメールアドレスを登録できます。
メールアドレスを事前に取得することが必要ではありますが、インフルエンサ-からの質問対応、日程調整などのやり取りはメール上で行えます。
他の業務メールと一緒に、インフルエンサー達からのメールも確認することが出来るのは楽ですよね。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
インフルエンサ-マーケティングを行う上で効果検証が出来るKlearですが、イベントを行う上での必要な機能も続々追加されています。
Part2では機能がアップデートされ次第、メールを一斉配信したり、イベント参加への同意書をKlearから送り、同意してもらう機能を紹介します。
こちらはKlear公式ブログ「Klear Connect: Influencer Management Made Simple 」の引用記事です。
MarTechLab編集部
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