5億のアカウント情報を持つ「Klear」が示すインフルエンサーの影響力
日本でもインフルエンサーマーケティングが浸透してきている中、フォロワーやいいねが購入されているという問題も上がっています。
仕事を依頼するインフルエンサーのフォロワーの情報を事前に取得していないと
・期待した効果が得られなかった
・リーチしたい層ではない人たちに情報が渡った
のような問題に繋がってしまいます。詳しくは「インフルエンサーマーケティングでよくある失敗」をご参照ください。
上記のような事象の対策としてイスラエル発のインフルエンサーマーケティングツール「Klear」をご活用頂く事ができます。
1. Klearの影響力の定義と独自指標
1 影響力
Klear社はフォロワーやエンゲージメントの数ではなく、関連性(興味)のあるユーザーがどれくらいインフルエンサーの投稿を「見て、反応しているか」を【影響力】として示しています。(参考記事:The Klear Influence Score)
ここでは、いくつかのKlear独自の指標をご紹介します。
2 評価指標
ENGAGEMENT
今までの投稿の反響データから、そのアカウントのいち投稿が取得する平均エンゲージメント数(いいねやコメントの数)を算出しています。
AUDIENDE INSIGHTS True Reach
上記ENGAGEMENTと、フォロワーアカウントが行う拡散(RePostやReTweet)のリーチを追加し、
フェイクアカウントやボットアカウントなどを取り除いて、いち投稿が取得するであろう、推定リーチ数を独自のアルゴリズムを利用し算出しています。
Influence Score
フォロワー数・ENGAGEMENT・True Reachと独自のアルゴリズムを使って算出した1~100までのスコアです。フォロワー数とTrue Reachの差からフォロワーにフェイクアカウントが含まれていないかなどを分析し、アカウントの健全さと影響力を示しています。
2. Klearのアルゴリズム
数千あるアルゴリズムですが、分かりやすい2つをご紹介します。
・「いいね」において、新規のアカウントからの複数の「いいね」よりも、長期間フォローしているアカウントからの「いいね」の質を高く評価する
・【ボット】や【使われていないアカウント】を判別し、フェイクのフォロワーが検知された場合は評価を下げる 等
<Klearのアルゴリズムの具体例>
下図は、インフルエンサー4人のアカウント分析画面を比較したものです。
インジケーターは4アカウントのTrue Reachの質と影響力のある国、業界を示しています。
インジケーターが右側で緑色の方が、Klear上でみる信頼度が高いアカウントになります。
これらの指標を見ることで、Klearではアカウントの健全性を確認することが出来ます。
たとえば、下図のアカウントは【AUDIENCE】から約25,000人のフォロワーがいることが分かりますが、【AUDIENCE INSIGHTS】のTrue Reachは5,584。5,000リーチを超え、拡散力としては強いものの、フォロワー数である25,000程のリーチを期待してしまうと、実際にはそれほどのリーチは出ないことが示されています。
中には、実際のフォロワー数より多くの人に投稿が見られている、というインフルエンサーを発見できるケースもあります。
下図アカウントの投稿はフォロワー等に拡散され、3,348人のフォロワーよりも多い4,963のTrue Reachが起こっています。
フォロワー数だけ見ていてはいけない、という理由をお分かり頂けましたでしょうか。
また、Klearではどこの国からのフォローワーが多いのかも把握出来ます。
きちんと日本国内への影響力があるのか、または、海外への認知にて影響力があるインフルエンサーなのか、分析が可能です。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はツールを使わなければ事前に把握することの出来ない、SNS上の真の影響力についてご説明しました。
Klearが影響力を確認できるSNS媒体はInstagram、Twitter、Facebook、Youtube、Snapchat、Blog、Pinterestです。
その他にも、SNS施策全体の効果検証も出来るインフルエンサーマーケティングツールKlear、詳しいデモご希望の際はこちらへご連絡ください。

MarTechLab編集部
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