ツールを使ってインフルエンサー施策の効果を検証する Connect機能紹介 Part.2
今回Klearに追加されたConnectの新機能ではLink Clickが取得可能になりました。
インフルエンサーマーケティングにおいての課題でよく耳にする【効果計測が出来ない】という課題。Klearを使えばインフルエンサー施策においての「リーチ数」「エンゲージメント数」「サイトへの送客回数」を取得することが可能になり、各インフルエンサーの施策に対する効果も、より細かく分析することが可能になります。
1.指標の定義
Reach【リーチ】:Klear独自のネットワーク情報とアルゴリズムから算出された情報が見られた総リーチ数(Unique View)
Engagements【エンゲージメント】:いいね、コメント、リツイートなどのエンゲージメントがついた数
Link Click【リンククリック】:Klear上で生成されたリンクがクリックされた合計回数
それぞれの数値が何を表しているのかを詳しくご説明いたします。
【リーチ数】:起用したインフルエンサーの投稿がどれだけの人に見られたのかの算出で、施策においての認知・拡散効果がどれ程あったのかを指す指標になります。
【エンゲージメント数】:投稿に対する反応数を見る指標。各インフルエンサーや投稿によって変わってくるので、細かいチェックも必要です。いいねや良いコメントが多ければ、情報が好印象で伝わったことになります。
【リンククリック回数】:そのインフルエンサーの投稿からサイトへの遷移をどれ程起こしたかを示す指標です。リンクの遷移先は、どのURLに設定することも可能なため、ランディングページ、ECサイト、予約ページへ遷移させることが可能です。
※コンバージョンをリンク遷移先のURLにて計測する場合はGoogle Analyticsなどの別ツールで取得する必要があります。
2.イベントでの検証事例
ギャプライズにて実施したイベントにおいての検証を例に指標の見方を説明します。
イベント名:monday.comミートアップ
イベント開催日:2019年7月11日(木)に開催
イベント内容:2019年8月に累積調達額が2億3,410万ドル(約260億円)と発表された、イスラエル産のプロジェクト管理ツールmonday.com。(monday.comの資金調達についてのプレスリリース/Forbes)
monday社よりグローバル担当が来日し、monday.comの日本市場でのさらなる展開にに向けたローカライズ施策や、Slack,Gmail,Outlook等の他ツールとの連携など、今後の展望について話していただきました。日本の販売代理店は弊社ギャプライズです。
Klearでのデータ取得期間:6/25~7/11イベント当日
利用アカウント @mondaydotcomJP
ギャプライズにて運用しているツールの公式アカウント@mondaydotcomJP
フォロワー数41。主に新機能の配信を行っており、フォロワーの殆どはツールのユーザーです。
利用アカウント @kamatec
ギャプライズの頭脳である鎌田のTwitterアカウント@kamatec
フォロワー数409。10年以上マーケターとして活躍しており、サイトコンバージョン改善のノウハウや考え方と、気になるニュースを配信しています。フォロワーは広告代理店やリスティングの運用者が多いです。
イベント前の集客活動
イベントの規模は40名で51名の申し込みの内、34名が参加されました。
SNSでの周知効果は下記になります。
・SNS施策の概要
2アカウントを利用し合計6投稿、リーチは約60、エンゲージメントは5でイベントの概要ページへの遷移は22でした。
・アカウントの影響力比較
フォロワー数は@kamaecが約10倍おり、拡散力(リーチ)も@kamaecが3.7倍ですが、ページへの遷移は@mondaydotcomJPがほぼ2倍という結果になりました。これは@mondaydotcomJPが日頃からmonday.comの活用方法に特化した投稿をしており、monday.comに興味を持っているフォロワーがイスラエルからの来日イベント投稿を見て、反応を示したということになります。
両アカウントとも、拡散力はまだまだ増やせる要素があるので、ためになる情報を継続配信し、イベントに来てくれるような関係性の強いファンを増やしていくことが今後の目標として出てきました。
また、この結果から1投稿あたりのTrue Reachが500~5000あるマイクロインフルエンサーはSNS上で拡散力が非常に強いのだという事が分かりました。
3.Link Click取得手順
どの様にして、Linkとカウント数を取得するかの手順をご説明します。
①KlearのProfile機能から、アカウントをCampaignリストに追加します。
②Campaign機能内のConnect機能から、イベントへの招待メールを送ります。
招待機能について詳しくはこちらをご確認ください。ツールを使ってインフルエンサーをイベントに招待する
このメールが確認され、JOIN THE CAMPAIGNボタンがクリックされると参加表明がKlear上に届きます。
③JOIN THE CAMPAIGNボタンが押されると、リンクの生成が可能になります。
生成したリンクをメールで送信します。
④Klearで生成したリンクを利用し投稿をしてもらいます。
⑤Klear上から、生成リンクが何度クリックされたか確認が可能になります。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
施策を通してのリーチ数、エンゲージメント数、リンククリック数が取れれば施策の効果を定量的に報告することができ、施策やインフルエンサーの良し悪しの判断、改善点を出す事が可能になります。
インフルエンサーやSNSを活用したマーケティングにおいて、情報提供の継続が自社や商品の【ファン】の育成に繋がります。
継続するにあたり、起用インフルエンサーの育成(商品や企業をより詳しく知ってもらう事)や起用人数追加などの必要性は、どの人がどれ位成果を出したのかが分からないと判断しかねてしまいます。
インフルエンサーマーケティングツールのKlearを利用すれば、施策にあったインフルエンサーの発見から、効果検証、PDCAを回して改善してくところにまでご活用頂けます。
Klearの機能についての詳しいご説明はお気軽にお問合せくださいませ。
monday.comについて詳しくはこちらをご確認ください。monday.com公式日本語ページ
こちらから、無料トライアルも可能です。monday.com無料トライアル登録ページ
MarTechLab編集部
このブログでは、ABテスト、サイト改善、UI/UXデザイン、広告最適化、インフルエンサーマーケティングなど、多岐にわたるトピックを取り扱っています。また、業界の専門家にインタビューを行い、実際の事例や成功事例を紹介することで、読者に有益なインサイトとアイデアを提供しています。