家具・インテリアECはなぜ遅いのか|国内8サイトの実測と、Erwin MüllerがCVRを1.74%改善したA/Bテストの記録

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この記事の要点

日本の家具・インテリアECは、表示速度で明確に出遅れています。通販・通教売上高ランキング上位300社の運営サイトを対象にした調査(2026年8月時点、計測できた440サイト)で「1秒未満」を達成したのは22サイトありましたが、その中に家具・インテリア専業のサイトは1つも含まれていません。抽出できた主要8サイトのLCP中央値は1.92秒でした。

さらに特徴的なのは、その遅さの発生箇所です。上位3社はサーバー応答(TTFB)だけを見ればランキングのトップ10平均とほぼ同等の速さでありながら、LCPはその4〜7倍かかっています。家具・インテリアECの表示速度の課題は、バックエンドではなくTTFB以降、すなわち商品画像とその配信のレイヤーに集中しています。

本記事では、この国内実測データを起点に、ドイツのホーム&リビング通販Erwin Müllerが3週間のA/Bテストで得た成果(カテゴリページのLCPを41%短縮、CVR +1.74%)を紹介します。

改善幅が最も大きかったのがカテゴリページだったという事実は、上記の構造と正確に一致しています。 

日本の家具・インテリアECは、いま何秒で表示されているのか?

主要8サイトのLCP中央値は1.92秒で、「1秒未満」を達成しているサイトはゼロです。 同じ調査対象440サイト全体では22サイトが1秒未満に到達しているため、家具・インテリアという業態が全体の中で後方に位置していることになります。

主要8サイトの実測データ

以下は、通販新聞社「第85回通販・通教売上高ランキング」上位300社の運営サイトを対象としたCore Web Vitals調査(2026年8月)から、家具・インテリア専業と判別できるサイトを抽出したものです。

順位 サイト名 LCP TTFB LCP − TTFB
95位 北欧暮らしの道具店 1.384秒 0.642秒 0.742秒
200位 ディグカグ 1.767秒 0.530秒 1.237秒
245位 家具350 1.894秒 0.962秒 0.932秒
246位 びっくりカーペット 1.895秒 0.992秒 0.903秒
258位 インテリアのゲキカグ 1.951秒 0.446秒 1.505秒
265位 ニトリ 1.990秒 0.873秒 1.117秒
345位 LOWYA 2.377秒 0.428秒 1.949秒
371位 タンスのゲン 2.661秒 0.389秒 2.272秒

 Googleが定める「良好」の基準はLCP 2.5秒以内であり、8サイトのうち7サイトはこの基準を満たしています。つまり、失格しているわけではありません。しかし調査対象440サイトの上位層はすでに1秒未満で競っており、基準の内側でも明確な差がついている状態です。

【編集部注】データの範囲について

本データはCrUX(Chrome User Experience Report)に基づくフィールドデータで、集計単位はサイト(オリジン)単位です。カテゴリページ・商品詳細ページといったページ種別ごとの内訳は含まれません。また、抽出した8サイトは上記ランキング上位300社に含まれる家具・インテリア専業サイトであり、国内の家具・インテリアEC全体を代表する標本ではありません。ファッション等を含むグループ横断ドメインで計測されているサイトは、業態の切り分けができないため除外しています。

TTFBは速いのに、LCPが伸びない

この表で注目していただきたいのは、右端の「LCP − TTFB」の列です。サーバーが最初の応答を返してから、画面の主要コンテンツが表示されるまでにかかっている時間を示しています。

  TTFB LCP LCP − TTFB
調査対象440サイトのトップ10平均 0.405秒 0.791秒 0.386秒
タンスのゲン 0.389秒 2.661秒 2.272秒
LOWYA 0.428秒 2.377秒 1.949秒
インテリアのゲキカグ 0.446秒 1.951秒 1.505秒

 この3社のサーバー応答速度は、ランキングのトップ10平均(0.405秒)とほぼ同等です。バックエンド側の基盤は、すでに国内最速層と同じ水準に仕上がっていると言えます。

にもかかわらず、TTFB以降にかかっている時間はトップ10平均の約4〜6倍です。

一般に、表示速度の議論では「LCPはTTFBの影に過ぎない」

つまりサーバー応答が遅ければフロントエンドで何をしても無駄だ、という整理がなされます。実際、LCP 1秒未満を達成しているサイトは例外なくTTFBを0.5秒未満に抑えており、この整理は多くの業態で正しいものです。

しかし家具・インテリアECでは、この関係が逆転しています。 サーバーはすでに十分に速く、時間はその先で失われている。だとすれば、打つべき手はサーバーの増強でもプラットフォームの乗り換えでもなく、TTFB以降のレイヤー。つまり画像の最適化と配信、そして遷移の設計ということになります。

なぜ家具・インテリアECは「画像」で時間を失うのか?

この業態では、商品画像を削るという選択肢が事実上存在しないためです。 家具は素材の質感、色の出方、部屋に置いたときのスケール感が購買の決め手になります。画像の点数と解像度を落とすことは、そのまま販売力を落とすことを意味します。結果として、LCP要素(ページ内で最も大きな描画要素)はほぼ確実に商品画像となり、画像の重さがそのまま表示速度に跳ね返ります。

構造的な要因は4つあります。

商品画像そのものがLCP要素になる

ファッションECも画像は重要ですが、家具の場合は「木目が見えるか」「布の織りが分かるか」といった水準の解像度が求められます。加えて多カット、360度ビュー、3D/ARビューアなど、視覚情報を増やす方向の実装が年々積み上がっていきます。速度改善の一般的な処方箋である「画像を軽くする」が、この業態では最も採用しづらい打ち手になります。

回遊が「部屋単位」で長くなる

家具・インテリアの買い物では、1点だけを見て終わることが稀です。ソファを見た後にラグ、照明、サイドテーブルへと視線が移り、コーディネート事例のページを経由してまたカテゴリに戻る。1セッションあたりのページ遷移数が他業態より多くなるため、1ページあたり0.5秒の差が、セッション全体では数秒単位の体感差として蓄積します。

検討期間が長く、同じ人が何度も戻ってくる

単価が高く、設置場所の採寸や家族との相談が挟まるため、初回訪問で購入が決まることはほとんどありません。同じユーザーが日をまたいで何度も戻ってくる商材です。したがって「初回の表示速度」だけでなく、再訪時にどれだけ速く感じられるかが意思決定に影響します。ブラウザキャッシュの効き方や、次に開くページを先回りして読み込んでおく仕組みが効きやすい構造です。

同じブランドを複数店が扱う市場では、体験だけが差になる

デザイン家具や海外ブランド家具の領域では、同一商品を複数の正規取扱店が販売しています。価格も在庫状況も大きく変わらないとき、購入先を決めるのは検索順位と、サイトを開いた瞬間の体験です。生活雑貨・家具・インテリアのEC化率は32.58%で、物販系分野全体の9.78%の3倍以上(経済産業省「令和6年度電子商取引に関する市場調査」2025年8月公表、2024年実績)。市場規模も2兆5,616億円と大きく、それだけ競合の密度が高い領域です。

Erwin Müllerはどのような企業か?

Erwin Müller(エルヴィン・ミュラー)は、ドイツ・バイエルン州ブッテンヴィーゼンに本社を置くホーム&リビング分野の通販事業者です。1951年に繊維卸として創業し、現在も家族経営を続けています。従業員は約400名で、2021年に創業70周年を迎えました。

寝具・バス用品・テーブルウェア・ホームデコレーションといったホームテキスタイルを中心に幅広く扱い、自社ECサイト「de.erwinmueller.com」は同社の主要な売上チャネルに成長しています。カタログ通販を出自としながらEC比率を高めてきた点で、日本の総合通販・ホームファニシング系事業者と近い立ち位置にあります。

なお同社のECサイトは既製のパッケージではなく、独自構築(Custom)の環境で運用されています。

データは明確でした。1つのパフォーマンス施策から、コンバージョン率が+1.74%、売上の試算値が+2.29%です。それを可能にしたのはSpeed Kitチームの専門性の深さでした。彼らはソリューションを導入して終わりではなく、徹底したRUM分析を実施し、モバイル上のINPのボトルネックを特定し、何を直すべきかを正確に示してくれました。こうした先回りのデータドリブンなパートナーシップが、良い結果を卓越した結果に変えるのだと思います。

Markus Lump 氏 ─ Erwin Müller, Head of Department Internet

課題:モバイル体験の摩擦は、どこで売上に変わるのか?

同社が直面していたのは、オンラインの買い物客の期待値が急速に上がる中で、表示速度がすでに明確な差別化要因になっているという認識です。

とりわけモバイルユーザーは、速く滑らかな回遊体験を前提としています。ランディングから決済に至るまでの導線のどこかに摩擦があれば、それはコンバージョンと売上に直接かつ測定可能な形で影響します。

課題は、これを大規模に解消しつつ、既存システムを壊さず、エンジニアリングチームの負荷も増やさない方法を見つけることでした。

【日本のEC担当者にとっての示唆】

「速度改善の必要性は理解されているが、既存システムに手を入れる改修は現実的でない」という状況は、日本の家具・インテリアECでも共通しています。商品点数が多く画像資産が膨大な業態ほど、テンプレートや画像パイプラインの作り直しは大がかりになり、繁忙期の凍結期間や回帰テストの負担が着手の壁になります。前掲の実測データで、TTFB以降に時間が集中していたことを思い出してください。手を入れるべき場所は特定できているのに、そこに手が届かない。本事例の出発点はここにあります。

打ち手:3週間の50/50 A/Bテスト

Speed Kitは、この課題に対して検証から入るアプローチを取りました。

2026年2月4日から2月25日にかけて、トラフィックを50対50に分割するA/Bテストを実施。Speed Kitを適用したグループと適用しない対照群を同一期間・同一トラフィック内で並走させ、読み込み時間、ユーザーエンゲージメント指標、そして事業成果への影響を比較しています。

またこのプロジェクトでは、ツールの適用だけでなく、Speed Kit社内に在籍するGoogle Developer Experts(Web技術分野)によるRUM(Real User Monitoring:実ユーザー計測)分析が行われ、モバイル上のINPのボトルネックが個別に特定・修正されています。

【編集部注】検証設計について

同一期間内で適用群と対照群を並走させるA/Bテスト形式のため、セール時期や広告出稿量の変動といった季節要因を排除できています。速度改善の効果は「導入前後の比較」で語られることが多いのですが、その方式では純粋な速度の寄与を切り出せません。自社でPoCを設計する際の参考になる設計です。なお、本記事執筆時点で公開されている原文には、テストの母数(サンプルサイズ)および統計的有意性の水準に関する記載はありません。

成果:速度改善はCVRにどう跳ね返ったか?

A/Bテストの結果、カテゴリページのLCPは522ミリ秒から308ミリ秒へと214ミリ秒(41%)短縮し、ユーザーCVRは+1.74%向上しました。

売上への影響は+2.29%と試算されています。あわせて、全ページ読み込みの81%が1秒以内に完了する状態に到達しました。

主要な成果指標

指標 結果
コンバージョン率 +1.74%(A/Bテストによる実測)
売上 +2.29%(試算値)
カテゴリページのLCP 522ms → 308ms(−214ms/41%改善)
1秒以内に読み込まれるページの割合 81%
300ms以内に読み込まれるページの割合 Speed Kit未適用時の約3倍
モバイルINPの「良好」判定 19% → 95%
セッション長 +2.3%

カテゴリページ ─ 最も改善幅が大きかった面

改善幅が最大となったのはカテゴリページでした。Erwin Müllerにとってカテゴリページは、買い物客が商品を発見し、比較し、回遊する中心的な面です。LCPの中央値は522ミリ秒から308ミリ秒へと41%短縮しました。

この結果は、本記事の前半で見た国内データの構造と正確に一致します。 家具・インテリア系ECで時間が失われているのは、商品画像が敷き詰められた一覧面です。Erwin Müllerで最も改善したのも、同じ性質を持つ面でした。カテゴリページの回遊が速くなれば、検討される商品点数が増え、セッションが伸び、購入までの経路が短くなります。

「1秒未満」という基準に到達する

Speed Kitの適用後、全ページ読み込みの81%が1秒以内に完了する状態になりました。さらに、300ミリ秒以内に読み込まれるページの割合は未適用時の約3倍に増えています。

前半で見たとおり、国内の家具・インテリアEC 8サイトのうち、1秒未満に到達しているサイトは1つもありません。「1秒の壁」は、日本の同業態にとってまだ手つかずの領域です。

モバイルINPの改善

Speed Kit社内のGoogle Developer Expertsによる修正を経て、モバイルのINPが「良好」と判定される割合は19%から95%に上昇しました。

INP(Interaction to Next Paint)は、2024年3月にFIDと置き換わったCore Web Vitalsの応答性指標で、タップやクリックへの反応速度を測ります。Googleの基準は0.2秒以内です。LCPが「表示の速さ」を測るのに対し、INPは「触ったときの反応の速さ」を測ります。商品を絞り込む、色を切り替える、カートに入れる。

家具ECのカテゴリページと商品詳細ページで頻繁に発生する操作は、まさにINPが効く場面です。

事業指標への波及

セッション長は2.3%改善しました。原文によれば、LCPが100ミリ秒改善するごとにセッション長が1.58%増加する関係が観測されており、表示が速いユーザーほど1回の訪問でより多くのページを閲覧していたことになります。直帰率も、読み込み時間の短縮に伴って低下したと報告されています。

【編集部注】この数値をどう読むか

本事例の数値を読む際には、以下の点を区別する必要があります。

1.   「+2.29%」は試算値であり、実測値ではありません。 実測されたのはコンバージョン率の+1.74%であり、売上への影響はそこから推計されたものです。「売上が2.29%増加した」と読むのは正確ではありません。

2.   「+1.74%」が相対値か絶対値(ポイント)かは、原文に明記されていません。 Speed Kitの他の公開事例(RidersDeal等)では相対値での表記が採用されているため、本件も相対値と読むのが自然ですが、断定はできません。仮に相対値であれば、CVR 2.00%が約2.03%へ向上したことを意味します。他社事例をベンチマークとして精査する際、この「相対値か絶対値か」の確認は必須の視点です。

3.   「LCP 100ms改善ごとにセッション長+1.58%」はErwin Müller固有の相関値です。 他サイトに一般法則として当てはめられる数値ではありません。

4.   原文は、この結果を「de.erwinmueller.com全体への本格展開を判断するための材料」と位置づけています。 3週間のA/Bテストによる検証段階の成果として読むのが正確です。

5.   直帰率の低下について、原文に具体的な数値は示されていません。

デザイン家具ECではどうか? ─ design-bestseller.deの事例

Speed Kitでは、ホームテキスタイルではなく、より狭義の「デザイン家具」領域の事例も公開されています。

参照:https://www.speedkit.com/customers/design-bestseller

design-bestseller.deは、Vitra、USM Haller、Knoll International、Hayといったデザイン家具・照明を扱うドイツのオンライン販売事業者です。2011年6月に、アーヘンの老舗インテリアハウスMathesの子会社として設立されました。サイトはMagento(現Adobe Commerce)で構築されています。

Speed Kit導入後、サイト全体のLCP中央値は27%短縮し、商品詳細ページでは中央値が370ミリ秒(39%)短縮しました。デバイス別では、デスクトップのLCPが867ミリ秒から439ミリ秒へ、モバイルが1,084ミリ秒から805ミリ秒へと改善しています。

注目すべきは、同社の導入前のLCPがすでにGoogleの「良好」基準を大きく上回る速さだったという点です。モバイルで1.084秒という水準は、前掲の国内8サイトのいずれよりも速い数値にあたります。欧州のデザイン家具ECは、すでに1秒前後の領域で競争しています。

【編集部注】

原文では、サイト全体・商品詳細ページの改善率と、デバイス別の絶対値が、それぞれ異なる集計範囲で示されています。本記事では原文の記載に従い、デバイス別については絶対値のみを記載し、改善率の再計算は行っていません。また同事例の原文公開日は2024年8月1日であり、Erwin Müller事例より1年8か月前の情報です。

まとめ:家具・インテリアECはどこから手をつけるべきか

本記事で見てきた内容を整理します。

第一に、国内の家具・インテリアECは表示速度で明確に出遅れています。
主要8サイトのLCP中央値は1.92秒で、1秒未満はゼロ。同じ調査対象の440サイト中22サイトが1秒未満に到達している中で、この業態は上位層に1社も届いていません。

第二に、その遅さはサーバーではなく画像と配信のレイヤーで発生しています。
TTFBがトップ10平均と同等でありながらLCPが4〜6倍かかっているサイトが複数あり、時間の失われ方が他業態と異なります。

第三に、その領域は検証から着手できます。
Erwin Müllerは3週間の50/50 A/Bテストで、カテゴリページのLCPを41%短縮し、CVRの改善を確認しました。既存システムの大規模な作り替えを前提とせず、効果を測ってから判断するという順序です。

日本のEC担当者への示唆

  1.   「サーバーを速くする」で止めない。
    TTFBの改善は速度対策の王道ですが、家具・インテリアECではすでにそこが仕上がっているケースが少なくありません。自社のLCPとTTFBの差分を確認し、時間がどちらで失われているかを切り分けることが最初の一歩です。差分が1秒を超えているなら、課題はフロント側の配信レイヤーにあります。
  2.   改善の投下先はカテゴリページと商品詳細ページに集中させる。
    Erwin Müllerで最も改善幅が大きかったのはカテゴリページでした。トップページの速度は注目されがちですが、家具・インテリアECで買い物客が最も長く滞在し、購入を決めるのは商品が並ぶ面です。
  3.   「導入前後の比較」ではなく、並走型のテストで検証する。
    速度改善の効果は、季節要因やキャンペーンの影響と混同されやすい指標です。同一期間内に適用群と対照群を並走させる設計であれば、社内で予算を通す際の説明が格段に容易になります。

よくある質問

  1. 家具・インテリアECの表示速度は、どのくらいを目指せばよいですか?

Googleの「良好」基準はLCP 2.5秒以内ですが、これは合格ラインであって競争の基準ではありません。通販・通教サイト440社の調査では、トップ10の平均LCPが0.791秒、そのTTFB平均が0.405秒でした。上位層はすでに1秒未満で競っているため、まずは自社の現在地をこの分布の中で確認することをおすすめします。

  1. 画像の点数や解像度を落とさずに速くすることは可能ですか?

可能性はあります。国内実測データが示したのは、家具・インテリアECの遅延がサーバー応答ではなくTTFB以降、つまり画像の配信・最適化のレイヤーに集中しているという事実です。画像そのものを削るのではなく、配信の方法を変えるアプローチが検討対象になります。ただし効果はサイト構成やアクセス状況に依存するため、実測での確認が前提です。

  1. 既存のECシステムを変更せずに導入できますか?

Erwin Müllerの事例では、既存システムを壊さずエンジニアリングチームの負荷も増やさないことが要件とされていました。同じくSpeed Kitを導入したRidersDeal(Magento 2)の事例では、JavaScript 2行の設置のみで統合されています。ただし構成によって条件は異なるため、事前の診断が必要です。

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ギャプライズは、Speed Kitの開発元であるBaqend社と提携する国内唯一の正規パートナーです。事前診断から実証実験(PoC)の実施、その後のパフォーマンス最大化に至るまで、専門チームが日本語で一貫したコンサルティングを提供しています。

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出典・権利表記

本記事は、Baqend社の許諾を得て翻訳・掲載しています。訳注、国内実測データの分析、および「日本のEC担当者への示唆」の各節は、ギャプライズによる補足であり、原文には含まれません。記事中の海外事例の数値・成果はすべて各社のテスト環境における結果であり、同様の効果を保証するものではありません。

国内の表示速度データは、通販新聞社「第85回通販・通教売上高ランキング」上位300社の運営サイトを対象に、2026年8月時点のCore Web Vitals(CrUX)をギャプライズが調査したものです(計測できなかったドメインは対象外)。市場規模・EC化率は経済産業省「令和6年度電子商取引に関する市場調査報告書」(2025年8月公表、2024年実績)によります。

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今本 たかひろ/MarTechLab編集長

料理人→旅人→店舗ビジネスオーナー→BPO企業にてBtoBマーケティング支援チームのPLを4年半経験し、2023年2月よりギャプライズへジョイン。フグを捌くのもBtoBマーケティングを整えるのも根本は同じだという思考回路のため、根っこは料理人のままです。家では猫2匹の下僕。虎党でビール党。

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