レビューマーケティングはどれ程影響力があるのか??
過去の記事においても繰り返し述べているレビューマーケティング。
「レビューが有るに越したことは無いのは分かるけど、実際のところそんなに役に立つの、、、?」なんて思う方もいるのではないでしょうか。
今回はそんな疑問を解消して行きます!
合わせてお読みください:ECサイト利用ユーザーの82.6%が購買心理を揺さぶられるレビューマーケテイングとは
EC売上ランキング
レビューマーケティングの効果の程を知る手段として、最も分かりやすいのが「実際のところ、どれだけの企業(それも高い売り上げを誇っている企業)がレビューマーケティングを行っているか」です。
「効果はよく分からないけど、とりあえず導入している」という企業も有るでしょうが、レビューマーケティングに大した効果が無いのなら、多くの上位企業は既に見切りをつけているでしょう。
9月30日にネットショップ担当者フォーラムが発表した「EC売上ランキングまとめ2016年版」を見てみます。
ネット販売を行っている企業の2015年度の売上額上位30位までの企業が発表されましたが、この30社のうちなんと25社がレビューマーケティングを行っています!

(画像元:https://netshop.impress.co.jp/node/3532)
上図の赤枠で囲われている企業がレビューマーケティングを行っている企業です。
上位半分の企業は6位のスタートトゥデイを除いてすべての企業がレビューマーケティングを行っていることからも、その重要性が分かります。
トラフィックシェア
また、SmilarWebProを用いて「エアコン」と検索すると、トラフィックのうち口コミサイトである価格コムと楽天市場、「EC売上ランキングまとめ2016年版」にもランクインしているジャパネットたかたとヨドバシ.comの4サイトのみで、9/16時点で約80%を占めています。
もちろん、これだけのトラフィックを占めることが出来る要因としては各サイトの規模や人気の大きさ等によるものも多いかとは思います。
しかし、ある程度の規模と人気を誇るためには多くのユーザーに自サイトを利用してもらう必要があり、レビューマーケティングはそのための施策の1つとして多くの成功している企業が行っている必要不可欠な手段の1つです。
レビュー(口コミ)の影響力
NTTレゾナント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中嶋 孝夫)が運営するインターネットアンケートサービス「gooリサーチ」が2107名の全国15歳以上の男女を対象に行った「購買行動においてクチコミが与える影響」についての調査にて、商品やサービスを購入・選定する際に全体の81.6%が「口コミが気になる」(非常に気になると、やや気になるの合計)と回答しました。
また、実際に購入の段階において口コミがどの程度影響するかについての調査では、全体で「口コミを参考にして購入を決める人」(口コミが無ければ購入しないと、口コミを参考にして購入を決めることが多いの合計)が40.1%でした。
どちらの調査においても約15ポイント女性の方が上回っており、女性のほうがレビューマーケティングの効果が大きくなりやすいことが分かります。
このことから、女性向けの商品を販売しているECサイト運営者様は特にレビューマーケティングの必要性が高いと言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「EC売上ランキングまとめ2016年版」「SimilarWebProによるトラフィックシェア分析」「『購買行動においてクチコミが与える影響』についての調査」の3つのデータからレビューマーケティングの効果を検証しました。
一見そこまで影響力が無いように感じるかもしれないレビューですが、多くの人が購入の際に参考にしており、それが故に上位企業のほとんどがレビューマーケティングを行っています。
「まだサイト運営を始めたばかりだし、経営が軌道に乗ってからでいいや」などと先延ばしにするのでなく、始めたばかりのタイミングでこそ、競合サイトと差をつけるためにレビューマーケティングの導入をご検討ください。