Dynamic Yield事例|SEM収益20%向上!海外EC「JUNIQE」に学ぶ、AIのリアルタイム自動最適化で成果を生み出すA/Bテスト戦略

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インターネット広告の獲得コスト(CPA)が高騰し続ける中、ECサイトの売上を伸ばす鍵は、顧客一人ひとりに合わせたパーソナライゼーションです。

ヨーロッパの大手アートEC「JUNIQE(ユニーク)」は、顧客の嗜好が多様な市場において、AIパーソナライゼーションプラットフォーム「Dynamic Yield(ダイナミック・イールド)」を導入。

手動テストによるタイムロスという従来の限界を打破し、大きな成果を収めました。

▼本事例の概要
課題:顧客の好みが多様で最適なコンテンツが不明、広告コストの高騰
対策:Dynamic Yieldによる「AI予測型A/Bテスト」と「動的リダイレクト」の導入
成果:SEMキャンペーン収益 20% 向上 / 商品ページ収益 8% 向上

※本記事は、「Juniqe improves revenue from paid media」を翻訳・加筆修正したものです。

ECパーソナライズの限界をどう超えるか? JUNIQEがDynamic Yieldを選んだ理由

大衆アート市場は非常に複雑であり、消費者の嗜好には大きな個人差があります。

ユーザーごとに最も関連性の高い商品やページを提示して売上を伸ばしたいと考えていたJUNIQEですが、人力でコンテンツやページレイアウトの最適な組み合わせを予測することには限界を感じていました。

ユーザー行動に最適化されたサイト体験を実現するには、「大規模なテスト」「学習」「改善」のサイクルをリアルタイムで継続的に回す必要があります。

この膨大なスケールに対応するため、JUNIQEはAIによるパーソナライゼーションと予測型A/Bテスト(※)、自動最適化機能を備えたデジタルカスタマーエクスペリエンス・プラットフォーム「Dynamic Yield」の導入を決定しました。

Dynamic Yieldを使用することで、商品レコメンデーション、ランディングページの最適化、ポップアップや通知の表示、サイト内行動に応じたコンテンツの個別化までが可能になりました。これらすべての機能を単一のプラットフォームで統合管理できることは、本当に強力な強みです

[引用]Juniqe improves revenue from paid media|Sebastian Hasebrink氏(JUNIQE 創業者兼マネージング・ディレクター)

(※)各テスト結果から最も効果的なバリエーションを分析し自動的に提供する機能。マーケティング担当者による主導の分析・設定が不要。

従来のA/Bテストが抱える「機会損失」を解消、AIによるバナー自動配信の仕組み

JUNIQEはまず、デスクトップ、モバイルアプリ、タブレット用のトップページバナーの最適化から着手しました。

社内には複数のバナー候補があったものの、当時は「どのバナーが最も高い成果をもたらすか」をリアルタイムで特定する手段がありませんでした。

一般的なA/Bテストでは、どちらが優れているかの結論(統計的有意差)が出るまでに数週間、場合によっては数ヶ月の検証期間を要します。

しかし、それでは検証中に「効果の低いバナー」をユーザーに見せ続けることになり、大きな機会損失が発生してしまいます。

そこでJUNIQEは、Dynamic Yieldの予測型A/Bテストを活用しました。

AIが各バナーのパフォーマンスをリアルタイムで分析・予測し、セッションあたりの収益が最も高い上位3つのバリエーションへ、トラフィックを自動的に傾斜配分して配信したのです。

また、期間限定のプロモーションバナーがある場合は、AIが特定した「勝者バリエーション」を一定期間だけ自動で置き換える条件を設定するなど、運用の柔軟性も確保しました。

「情報量が多いページ」は本当に売れるのか? AIが正解を導いた商品ページCVR改善策

JUNIQEは当初、「作品やアーティストの背景を深く知ることがコンバージョン率(CVR)の向上につながる」と想定していました。

そのため、すべての商品ページにアーティストの経歴、クローズアップビデオ、詳細な商品説明を網羅的に掲載していました。

しかし、マーケティングチームは一つの仮説を立てます。 「あえてページのコンテンツ要素を減らし、シンプルなレイアウトにした方が、CVRは上がるのではないか?」

この仮説を検証するため、彼らは「収益の最大化」をゴールに設定し、ページ内の様々な要素を対象とした継続的なテストを実施しました。

手動での分析とは違い、Dynamic YieldのAIがユーザーのリアルタイムな反応をもとに、最適な要素の組み合わせを自動で学習しました。

その結果、売上を最大化する「真の商品ページレイアウト」をスピーディーに導き出すことに成功し、商品ページ経由の収益を8%向上させました。

広告のCPA高騰をどう乗り越えるか?AIが誘導先を自動で最適化する「動的リダイレクト」の威力

顧客獲得において、有料広告は極めて重要な役割を果たします。しかし、広告の獲得単価(CPA)が上昇の一途をたどる現在、ただアクセスを集めるだけでは利益を出すことが難しくなっています。

JUNIQEは、「潜在的な購入者」を単にサイトへ誘導するだけでなく、「最も収益につながるページ」へ確実に着地させることで、広告のROIを最大化したいと考えました。

そこで活用されたのが、Dynamic Yieldの「動的リダイレクト」機能です。

これは、事前に定義したビジネス目標(例:購入収益の最大化)に基づき、AIがリアルタイムでユーザーを複数の遷移先URLの中から最適なページへ自動的にリダイレクトする仕組みです。

JUNIQEは、「トップページ」や「特定のカテゴリページ」など、複数のランディングページ候補を検証。

AIがユーザーの文脈(検索意図やデバイスなど)をリアルタイムに判断し、最も購入されやすいページへ誘導し続けた結果、SEMキャンペーンの収益を20%向上という劇的な成果を達成しました。

まとめ:手動テストのタイムロスを無くし、AIで成果を最大化する

Dynamic YieldのAIプラットフォームを駆使した結果、JUNIQEは最終的に以下の成果を達成しました。

  • SEMキャンペーンの収益を 20% 向上
  • 商品ページ経由の収益を 8% 向上

一般的なマーケティングにおいて、「統計的有意差」を証明する従来のA/Bテストは非常に重要です。

なぜなら、「なぜこちらのバナーが勝ったのか」という確実な顧客インサイトを社内に蓄積できるからです。

しかし、トレンドの移り変わりが激しいEC市場や、CPAが高騰している有料広告の運用においては、「結論が出るのを待つ間のタイムロス」がそのまま広告費の損失(機会損失)につながるという側面もあります。

ユーザーの好みが多様化する現代、すべてを人力でテストするのには限界があります。自社のリソースや施策のスピード感に合わせて、Dynamic YieldのようなAI搭載の自動最適化を賢く組み合わせてみてはいかがでしょうか。 

顧客体験をリアルタイムにパーソナライズし、売上を最大化するAIプラットフォーム「Dynamic Yield(ダイナミック・イールド)」の概要資料は、こちらからダウンロードしていただけます。

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勝見 理恵

2012年ギャプライズ入社。リスティング広告/SNS広告など活用したWeb集客支援、ContentsquareやABテストツールのカスタマーサクセスを経て、現在は自社マーケティングを担当。

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