UGC×インフルエンサーマーケティングのススメ
UGCとインフルエンサーマーケティングは商品利用者の実体験からの投稿であることと、潜在層の信頼を得る商品PRという2つの共通点があります。
どちらかを検討又は、実施している場合は≪相乗効果≫を狙う施策の検討はいかがですか?
1.UGCは口コミの力を利用して顧客の購買ハードルを下げる
User Generated Contentsは【ユーザーが商品について投稿したコンテンツ】を活かして売上に結びつけるマーケティング手法です。
なぜユーザーの体験投稿が売上に結びつくのかというと、「実際に商品を利用した事がある人の声」のため潜在層にいる顧客の「あ、そんなにいいんだ」や「これ、思ってた通りよさそう」という商品に対する信頼を得ることができ、購入に繋げやすくすることが出来るのです。
ユーザーの体験投稿は、企業が準備したコンテンツよりも実際の利用状況がイメージしやすく、買う前と買った後のギャップを縮める効果も期待されます。
UGCマーケティングツールYOTPO(ヨットポ)を利用しながら、UGCマーケティングとインフルエンサーマーケティングと上手く組み合わせた成功事例をご紹介します。
YOTPOは購入者の声や、購入者が投稿した写真をマーケティングに活かすことができるUGCマーケティングツールです。日本では㈱ギャプライズが代理店販売をしています。
UGC×インフルエンサーマーケティング成功事例
Pura Vida Bracelets
YOTPO社のインタビューでは「SNS上でレビューをシェアした人には割引を提供しはじめると、月に何千もの新規注文が獲得できた。私たちは、一日平均17人の顧客にレビューをシェアしてもらっており、月間約6,000人がTwitterからサイトへ直接流入してきている。いわゆる口コミマーケティングである。」と話しています。
インフルエンサーマーケティングツールKlearで同社のSNSアカウントの影響力を分析をすると、2019年6月時点での1投稿あたりの平均反応数(ENGAGEMENT)が25,900あり、Klearが算出する1~100のアカウントの影響力スコアも芸能人(セレブリティ)に分類される【95】となっています。
これは、Pura Vida Braceletsが培ってきたファンの多くが今でも投稿にいいねやRetweetなどの反応をしていることを指します。
英語記事内にて、Pura Vida Braceletsは「インフルエンサーとして起用しているのはレッドカーペットを歩いている人ではなく、世界中にいる、旅行が好きな人。インフルエンサーマーケティングの本質は、ブランド企業で働いている人よりも商品と一緒に生き、ブランドストーリー(商品との体験)を持っている人が行う事で効果が増す。」と話しています。
自社製品を好んでくれているユーザーの口コミが多ければ多いほど、その企業が信頼しうるのだという証=ソーシャルプルーフになります。UGCマーケティングツールを使えばユーザーの声をサイトに実装させることが出来ます。
Pura Vida Braceletsの人気投稿
UGCマーケティングの詳細はこちらをご確認ください。
YOTPO記事引用ページ 日本語 / 英語
2.インフルエンサーはコンテンツ作成のプロ、情報の拡散力が高い
㈱ギャプライズでは、インフルエンサーマーケティングツールのKlearも代理販売しています。
こちらもイスラエル産で、世界中の公開SNSアカウントから自社に合うインフルエンサーを探し出す事ができます。
インフルエンサーの種類
上記は、Klearで定めているインフルエンサーの種類分けで、影響力から分類したものです。御覧のとおり、Klearではマイクロインフルエンサーやナノインフルエンサーも見つけることが出来ます。
ナノインフルエンサーの有効性についてはこちらをご覧ください。
インフルエンサーを起用するメリットは、インフルエンサーが情報を配信すると、その情報を見てくれるオーディエンスがいるという事です。たとえば、このナノインフルエンサーのAさん、Instagramのフォロワー数は1,500人ほどなのですが、Klearで分析を行うと1投稿あたり平均して330件のイイネやコメントなどの反応(ENGAGEMENT)を受けており、TrueReach(拡散含め、実際に見てもらえるリーチ)は2,800もあります。
この方にいち投稿を依頼すると、これだけの人に口コミの情報を届けることが出来るのです。
協力してもらうインフルエンサーによっては、今までアプローチ出来ていなかった顧客層に効率的にブランドや商品を知ってもらえる機会にもなりますよね。
インフルエンサーは自分のファン(フォロワー)との信頼関係があることもメリットです。
そこが依頼企業側における注意点にもなるのですが、インフルエンサーは「自分が気に入ったもの、好きなもの」だけを投稿されることがほとんどのため、その情報はフォロワーから信頼されます。よって、仕事を依頼するインフルエンサーには製品の良さを分かってもらい、配信する内容を考えてもらう必要があり、今までにはなかった≪企業対個人≫の長期的な関係性の継続も必要になってきます。
3.どちらも、潜在顧客に響くコンテンツが必要
UGCとインフルエンサーマーケティング、どちらも信頼を得ることの出来る商品PRですが、せっかく商品が良いにも関わらず、広告投稿と思われてしまうリスクは避けたいですよね。
ギャプライズが考える、潜在層に響くコンテンツは下記3つになります。
・ブランドや商品のファンの投稿(すごい好きアピール)
・助かった、あって良かったコメント(役にたったアピール)
・他社商品との差別化コメント(第三者だからできるアピール)
どれも、利用者の本音というところが、響くポイントになります。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。インフルエンサーマーケティングにてターゲット層や潜在顧客への認知を広げながらUGCコンテンツを量産し、口コミによる信頼の向上も図る≪相乗効果≫、イメージして頂けましたでしょうか?
施策を成功させるためのアドバイスとして、インフルエンサーやUGCマーケティングを始める前に、企業としてSNS上で顧客とどれくらい接点を持ちたいかを設定してください。また、ファンやフォロワーはすぐに増えるものではないので、長期的な運用に関われる担当者の確保も必要になります。
今回ご紹介したツール
YOTPO
Googleのパートナーツールでもあり、お客様の声をGoogle広告への連携が出来るだけでなく、SEOとSNSでの施策へ活かすことも出来るUGCマーケティングツール。
Instagramで配信された#ハッシュタグや@メンション付きコンテンツを収集できることから、Instagram上で映える商品のPRでは特に、インフルエンサーマーケティングとの相性が良いです。
Klear
インフルエンサー施策を行う上で、世界中の公開アカウントからインフルエンサーを発見→アカウントの分析→リスト化して施策の事前検証→施策の検証まで1つのツールで行う事が出来るようになる、インフルエンサーマーケティングツール。
インフルエンサーマーケティングを行う上で課題となる「適切なインフルエンサーを見つけられない」「効果計測が出来ず、結果が分かりずらい」という課題を解決できます。
インフルエンサーマーケティングとUGCマーケティングについてもっと詳しく知りたい方は、㈱ギャプライズへご連絡ください。
㈱ギャプライズでは他にも、デジタルマーケティングにおいて秀逸な海外製ツールと提携しています。
MarTechLab編集部
このブログでは、ABテスト、サイト改善、UI/UXデザイン、広告最適化、インフルエンサーマーケティングなど、多岐にわたるトピックを取り扱っています。また、業界の専門家にインタビューを行い、実際の事例や成功事例を紹介することで、読者に有益なインサイトとアイデアを提供しています。