iPhone7 7Plusは何が変わった?ECサイト経営者が注目するべきポイント
とうとうiPhone7 7Plusが発売されました。
以前の記事にも書いたようにSuicaがApplePayに対応していたりと、iPhone6sから様々な変更点があり話題となっています。
今回は、そんな変更点の中で特にECサイト経営者が知っておくべき情報と、その変更に伴いどんな商品が注目を集めていくと考えられるかをご紹介していきます。
イヤホンジャック廃止
大きな変更点の1つとして「イヤホンジャックの廃止」があります。
そうは言っても、従来のイヤホンが使えないということはなくiPhone7に同梱さえているヘッドフォンジャックアダプタ(下図)を用いれば使うことが出来ます

(引用:http://www.apple.com/jp/)
しかし、従来のイヤホンを使えるものの完全に今まで通りという訳ではありません。
イヤホンを使うためには、このヘッドホンジャックアダプタを接続しなければならないので、充電をしながら音楽を聴くことが出来なくなってしまいます。
また、アダプタを介して音楽を聴くことで音質が悪くなることは避けられず音響にこだわりのある人には重大な問題となっています。
もちろん、Appleも何も考えていないわけではなくAirPods(下図)というワイヤレスイヤホンを発表しました。

(引用:http://www.apple.com/jp/shop/product/MMEF2J/A/airpods)
AirPodsはiPhoneとのペアリングが可能であり、ダブルタッチでSiriの起動をし内蔵マイクで命令が出来たり、イヤホンを耳から外すと音楽が止まったりと多機能ではありますが、一方で充電が必要、無くしやすい、音が少し遅れるなど気になる点も多いです。
特に、音が遅れるという問題はiPhoneで音楽ゲームをやる人などには困ることでしょう。
そこでZEN iPhone7 7Plus 専用 3.5mmイヤホンジャックアダプタLightningやLightning Audio + Charge RockStarという商品が注目されて来ています。
ZEN iPhone7 7Plus 専用 3.5mmイヤホンジャックアダプタLightningは、音量の調整や曲の再生と停止・次の曲・前の曲の操作がボタンで可能であり、Lightning Audio + Charge RockStarは最高48kHz/24bitでのデジタル出力が可能であり高音質で音楽を楽しむことが出来ます。
iPhone7 7Plusを購入した人が増えていくのに連れて、iPhone7 7Plusのイヤホンジャック廃止に伴う問題を解決してくれる商品の種類と需要は今後どんどん高まっていくと考えられます。
防水・防塵性能
iPhone7 7Plusでは、内部にシーリングを施すことで防水・防塵仕様となりました。その性能は「IP67」だそうです。
日新産業株式会社のホームページによると「IP67」というのは「6」が防塵レベルを、「7」が防水レベルを表しているようです。
具体的には下図の通りです。

(引用:http://www.nissinsan.jp/FAQ/faq1-4.html)

(引用:http://www.nissinsan.jp/FAQ/faq1-4.html)
防塵は最高レベルの6、防水は上から2番目の7であり、防水・防塵ともに申し分無い性能だと言えます。
YouTubeには、こんな実験動画まであります。
なんと、EverythingAppleProさんはiPhone7とGalaxy S7の防水性能を海に沈めて検証したのです。
この実験では35フィートから40フィートの深さに沈めてもiPhone7は(一部浸水のあとが見らたものの)問題なく使えたようです。
これ程の防水・防塵性能を持つiPhone7 7Plusでは、従来のiPhoneでは人気を博していた防水・防塵ケースの需要が大幅に落ちるでしょう。
実際、Amazonで調べてみると発売直後にも関わらず大幅に値下げされています。
また、耐久性についても様々な実験動画がネット上に挙げられています
JerryRigEverythingさんがYouTubeにアップしたiPhone7の検証動画です。
引っ掻いたり折り曲げたりして耐久性を検証しており、公開してから6日で990万回以上の再生数を誇っています。
こちらは、Callux さんが撮影したヘリコプターからiPhone7を落とすという実験動画です。
画面にヒビが入るものの、iPhone7は上空から落としても動作に問題はありません!
しかし、だからと言ってiPhoneケース全ての需要が減るわけではありません。
iPhone7 7Plusでは新しくジェットブラックという光沢のある高級感溢れる色が登場しました。
しかしながら、このジェットブラックを購入した人たちから「傷つきやすい」「すぐに指紋が付く」という声が上がっています。
そのためデザイン性に優れたiPhoneケースはもちろん、iPhone本体の色のまま使用できる透明のケースや背面保護フィルムなどの需要も高まるでしょう。
また、iPhone7 7Plusではカメラレンズが大きくなり、従来と同じく外に突き出す形で設置されているので背面を下にして置いたときに傷つく恐れがあります。
そこで、カメラレンズ保護フィルムというものも登場しました。
こちらも、今後ECサイト経営者は注目すべき商品でしょう。
まとめ
毎年の恒例事項となっている新型iPhoneの発売は、大きな影響力を持つ重要イベントです。
しかしだからと言って、とりあえずiPhone関連商品を売り出せば良いということではありません。大きな影響力を持つからこそ沢山の人が注目しているので、iPhone関連商品も様々な物が市場に出回ります。
そんな中で顧客を得るためには、「どんな物が今回のiPhoneでは最も求められているのか」「需要が落ち込みそうな商品はないか」を常に考えるようにしましょう。
その為には、素早く情報を得ることも大切です。ぜひ以前ご紹介しました家電会議も参考にしてみてください。