Googleアナリティクスで対策すべき検索キーワードを簡単に見つける『加重並び替え』機能

この記事のタイトルとURLをコピーする

2015/12/07

Googleアナリティクスでは、サイトへの訪問者がどのような「検索キーワード」を打ち込んでサイトを訪れたかを知ることができます。この検索キーワードの分析は、サイトのキーワード対策において非常に重要な分析です。

しかし、実際の分析において「検索キーワード」を軽く眺めるだけで分析を終える人が多いのではないでしょうか?それでは、対策するキーワードをうまく選べず、売上につながらないキーワードに時間を割いてしまうことになりかねません。

そこで本記事ではGoogleアナリティクスで見ることができる「検索キーワード」の中から一体どのキーワードを対策すべきかどうか、を見定めるための分析方法を解説していきます。

Googleアナリティクスで「検索キーワード」を確認

まずは自然検索のキーワードを確認

セッション内訳の表示手順

レポートを開いて、「集客」>「サマリー」と進むと、セッションの内訳が表示されます。ここ1か月のサイトのセッションのうち、約55%は自然検索からの流入であることがが読み取れます。

キーワード一覧表示手順

そのまま、下へドラッグしていくと、8つのチャネルの概要が表示されます。その中で「Organic Seach」をクリックしましょう。

キーワード一覧

これで自然検索キーワードの一覧が表示されました!

対策すべきキーワードに絞り込む

ただこの画面を眺めているだけでは、全く意味がありません。ここから対策すべきキーワードに絞り込んでいきましょう。

キーワード一覧の要素

流入数の多いキーワード

流入数の多いキーワードへの絞り込みは、最初に表示される画面ですでに整理されてあります。
もし、この流入数の多いキーワードの中に、全くSEO対策をしていないものがあれば、そのキーワードを対策したコンテンツを作ることで、よりセッション数や平均滞在時間の増加が期待できます。

このサイトでは、名前の表記ゆれからの流入が多かったものの、「オークションサイト」や「バリューチェーン分析」といった当ブログのキーワードからの流入も一定数見受けられました。

「加重並び替え」を使って絞り込む

次に紹介するのは「加重並び替え」機能です。

 

まずは、コンバージョン率を逆順にソートします。

コンバージョン率でソート

コンバージョン率を一回クリックすると多い順に並ぶので、もう一度クリックして少ない順に並べましょう。
しかし、このままだとごく少ないセッションのコンバージョン率が含まれています。

そこで、加重並び替えを活用します。

加重ソートの手順

並べ替えの種類をクリックして、加重を選択します。

加重並び替えは、数値順ではなく、重要性に基づいてパーセント値のデータを並べ替える機能です。つまり、流入数は多いのにコンバージョン率の低いキーワードを見つけることが出来ます。そのキーワードが使われているページを改善をすることで、コンバージョン数の増加が期待できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?Googleアナリティクスでは、ユーザーの行動に紐づいたキーワード分析をすることができます。

今回ご紹介した機能以外にも、セカンダリディメンションやページの価値を活用することで、さらに詳細な分析が可能になります。Googleアナリティクスを導入しているけれど、何から始めたらいいか分からないという方は、まずは検索キーワードの分析から活用してみましょう。

 

 

▼この記事を読んだあなたにオススメの記事

*「Googleアナリティクスの (not provided) の意味と7つの対策まとめ【2015年最新版】

*「Googleアナリティクスのアドバンスセグメントを使って目標設定無しでもコンバージョンキーワードを知る方法

*「【随時更新】1分で効果計測できるGoogleアナリティクスの使い方とサイト改善方法

最終更新日:2020/9/16

この記事のタイトルとURLをコピーする

奥原 雅也 マーケットインテリジェンス事業部 部長

国内の各業界にて最大手のクライアントを多数経験(人材、不動産ポータル、保険、総合代理店など)。SimilarWeb提供開始からわずか半年間で100社以上に導入し業界No.1まで押し上げる。現在はマーケットインテリジェンスを軸にSimilarWebやSisense等のイスラエル発ツールを国内に展開している。

関連記事一覧

タグから探す
パフォーマンス
バックオフィス
Web接客
DX(デジタルトランスフォーメーション)
SMSマーケティング
マーケティング全般
市場・競合分析
AR(拡張現実)
画像認識AI
VOC(voice of customer)
BI(ビジネスインテリジェンス)
D2C
EC
ロイヤリティマーケティング
リードジェネレーション
インサイドセールス
インフルエンサーマーケティング
UGCマーケティング
SNSマーケティング
コンテンツマーケティング
メールマーケティング
ソーシャルリスニング
サイト改善
レコメンド
パーソナライズ
ABテスト
UI/UX
ヒートマップ
LPO
アクセス解析
EFO
サイト集客
SEO
Googleショッピング
アドフラウド(不正広告)
広告最適化
リスティング広告
SNS広告
Amazon広告
営業・顧客管理
プロジェクト管理